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3239. 今日の活動計画


辺りが少しずつ明るくなってきた。これからゆっくりと一日の探究活動と創造活動を開始していこうと思う。

ボストン旅行の際には作曲実践から離れる日々が多かったが、旅行から戻ってきてからの数日間は一日に二曲作るリズムとなり、昨日からは三曲作るリズムに戻った。今日も時間帯を変えて三曲ほど短い曲を作っていこうと思う。

とにかく一つの詩ないしは短歌のような短さを心がける。日記においても長い文章を書くことがほとんどないように、作曲においても冗長さを避けたいと思う。

要点は長いか短いかではなく、自分の内側の感覚を形として表現しきっているか否かにある。今は文章にせよ、曲にせよ、ある内的感覚を掴み、それを形にしようとすると、大抵は小さな形として落ち着く。

仮にそれを表現しきるために長い文章や長い曲が必要となるのであれば、その時は必然的に大きな形を取るだろう。だが今は、文章にせよ、曲にせよ、修練の時期にあることを忘れないようにしたい。

文章に関しても、日本語と英語の双方を高めていく。ここ最近は和書を全く読めておらず、毎日の生活の中で目にする日本語は自分の文章だけとなりつつある。こうした状況の中で、あるいはこうした状況の中にいるからこそ、自分の日本語が育まれていくのかもしれない。

今日はこれからまず、過去に作った曲を編集し、それを聞きながら内的感覚をデッサンしていく。昨日の日記で書き留めていたように、アメリカの哲学者スザンヌ・ランガーが提唱した記号的メタモーフォシスの実践を行う。

一つには、音楽的なものを絵画的なものへ変換するということである。欧州での生活を通じて、欧州内の様々な美術館に足を運ぶ機会に恵まれてきたが、そのたびに絵画的なものを音楽的なものへ変換したいという衝動が芽生えていた。

だが今はそれを行うほどの技量を持ち合わせていない。まずは、自分の作った曲によって喚起される感覚をデッサンしていくというベクトルの実践を行う。その後、テレマンに範を求めて一曲作る。

作曲実践がひと段落したら、今日も旺盛に文献を読み進めていく。読みたいと思う論文をいくつかPDFでダウンロードし、それを印刷しに近々大学のキャンパスに足を運ぼうと思う。今日は論文よりも、書籍を読み進めていきたい。

昨日に引き続き、パウロ・フレイレの書籍と教育哲学に関する書籍を読み進めていく。前者に関しては午前中に読み終えることが可能であろうし、後者に関してはその分量を考えると、数日ほどの時間がかかるだろう。

昨日から突如としてノートにメモを取りながら文献を読み進めていく実践を行い始めた。これは自分にとって非常に効果があるようであり、読書の集中力の向上を実感したのみならず、自分の既存のアイデアと書籍に記述されている事柄がより結びつくようになった。

知識のネットワークと思想を育んでいくためには、この点は大切になるだろう。今日もノートにメモを取りながら、能動的に文献を読み進めていく。フローニンゲン:2018/10/9(火)07:49

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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