昨日、ETSからGRE試験の公式な結果に関する連絡を受けたことを昨日の日記に書き留めていたように思う。無事に一回で比較的納得のいく結果が得られたことを嬉しく思う。
確かに理想は、読解・語彙セクションで160点を超えることであり、ライティングセクションで5.0を超えることであったが、前者に関して155点、後者に関して4.5も決して悪い結果ではない。
今回芸術教育に関して探究を深めるために米国の大学院に出願する際に、出願先候補の中で最も高いスコアを要求しているハーバード大学教育大学院(HGSE)の合格者たちの平均は、読解・語彙セクションで158点ぐらいであり、ライティングに関してはちょうど4.5である。
数学のセクションに関しては、合格者平均を大幅に上回るが、それは自分が日本人であること、そして理系の修士号を二つ取得していることと関係しているだろう。数学のセクションで高得点を取れていたとしても特に有利になるわけではなく、HGSEにせよ、他の大学院にせよ、GREは出願の際の一つの要素に過ぎない。
要は、足切りの点数を最低限確保しておけば良いのではないかと思う。特に米国人ではなく、留学生の枠で出願する際には、GREで高得点を取得することをあまり望まない方がいいように思う。
今から六年前は、ちょうど私がジョン・エフ・ケネディ大学の修士課程の一年目が終わった頃であり、その時に博士課程の進学を考えていたために、GRE試験を何度か受けた。その時は本腰を入れてGRE対策をしていたが、その過程は随分としんどいものであった。
当時の最高点と今回得られた結果はほとんど変わらないことを昨日の日記に記していたように、当時は随分と自分を追い込んでGRE対策をしていたように思う。しかし、フローニンゲン大学にやってきて、学習の本質を見つめ直すことが多くなり、当時のような学習をしていては、頭がおかしくなると思うようになった。
あのような無茶な学習の仕方をしていては、脳と精神が壊れてしまう。そうしたことから、今回は緩やかにGRE対策を進めていた。
その結果、確かに読解・語彙セクションで160点を超えることができず、ライティングセクションでも5.0を超えることができなかったが、今回獲得した点数は、今の自分が常に発揮出来る標準的なパフォーマンスの結果だったと思う。
喩えて言うならば、読解・語彙セクションで160点を超え、ライティングセクションで5.0を超えるのは、ホームランを打つようなものである。一方、今回の結果はツーベースヒットかシングルヒットのようなものであり、とりあえず目標最低限のスコアは超えていたため、三振ではない。
HGSEを含め、他の大学院への出願には今回のスコアを用いたいと思う。GREを速やかに突破したため、後は志望動機書を充実したものにしていきたい。ヘルシンキ:2018/9/2(日)08:20
No.1288: An Autumn Cradle
Today is a peaceful Saturday as if I were in a cradle.
I’ll go for a walk later to purchase cheeses. Groningen, 13:46, Saturday, 10/6/2018