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3040.【北欧旅行記】ノーベル博物館を訪れて


少し前にホテルに戻ってきて、今は自室でくつろいでいる。幸いにも雨が降る前にホテルに戻ってくることができた。

今日は午前中からホテルに戻ってくるまでの時間は晴天に恵まれ、観光日和であった。ホテルからノーベル博物館までの道のりの中でも、運河を越え、ノーベル博物館近くの景観が特に見ものであった。

豪華かつ歴史を感じさせる建造物がそこにはいくつも立ち並んでおり、見る者を圧倒するような景観であった。ノーベル博物館近くの道は石畳でできており、博物館周辺は歴史的な雰囲気があった。

本日訪れたノーベル博物館についてであるが、ここは期待していた通りの博物館であった。これまでノーベル賞の歴史や歴代の受賞者については疎かったが、博物館に所蔵されている様々な展示物と無料で提供されているガイドの説明のおかげで随分と理解が深まった。

偶然にも、ノーベル賞の生みの親であるアルフレッド・ノーベルと私の誕生日が重なっていることを知り、ノーベルという人物が少し近くに感じられるようになった。

「一年のうちに300ほど仮にアイデアが生まれたとしても、そのうちの一つだけが何か意味のあるものを生み出すことに有益であると確信している」とノーベルは述べており、私も同様なことを考えている。日々日記を執筆し、毎日作曲をしていく中で感じているのは、それら一つ一つの創造物は一つのアイデアを元に生まれているが、そこからさらに意味のある新たな創造物に派生していくものの数は少ない。

もちろん、掘り下げ方によっては新たな創造物につながる可能性もなくはないが、創造物そのものが持つ力を考えてみた場合に、数百の創造物のうちの一つが次々と新たなものを生み出すことにつながっていく、という感覚を持っている。まさにノーベルが述べていたこととこれは感覚的に近い。

ノーベル博物館そのものは一階しかなく、非常に小さな博物館なのだが、展示資料が非常に興味深いものばかりであり、それらをゆっくりと眺めていると随分と時間が経った。また、館内で上映されている、歴代のノーベル賞受賞者のエピソードが三分間でまとめられたドキュメンタリーを見始めるときりがなく、随分と多くの数のエピソードを見ていたように思う。

ノーベル賞受賞者の秘話や創造性についてより理解を深めたいという気持ちが起こり、ショップで売られていた『ノーベル賞の百年:創造性の素顔(2002)』という書籍を購入した。ショップの中で本書の中身を眺めていると、これは必ず購入するべき書籍だとすぐにわかった。

それぞれのノーベル賞受賞者のエピソードからは励ましがもたらされ、書籍の各ページからノーベル賞受賞者の創造性が滲み出てきているように感じた。今日はこれから本書をゆっくりと読み進めていきたいと思う。ストックホルム:2018/8/27(月)16:56

No.1266: On An Autumn Night

Today is now approaching the end, and it was fulfilled to me.

I’ll go to bed, wishing that tomorrow will be as fulfilled as today. Groningen, 21:29, Monday, 9/24/2018

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