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3028. 緩やかな時の流れの中で


時刻は午後の三時半を迎えた。今日は午前中から昼食前まで協働プロジェクトに関するオンラインミーティングを行った。

GRE試験から一夜が明け、早速普段通りの生活に戻っている。それは自らのライフワークに専心する生活である。

今朝は早朝に雨が降り、午前中には一時晴れ間が広がっていたが、今はまた雲が空を覆っている。窓の外の景色を眺めると、そよ風が夏の最後のダンスを踊っているかのようだ。

明日からはいよいよ北欧旅行が始まり、今晩はその準備を行いたい。準備と言っても衣類など必要なものを小さなトランクケースに詰め、ストックホルムの空港から市内のホテルまでの地図をPDFでダウンロードしておくぐらいの準備である。

今回の旅行も極力荷物を減らし、身軽な形で旅をしたい。書籍として持っていくのはバッハのコラールの楽譜とシュタイナー教育に関する“Steiner Education in Theory and Practice(1992)”の二冊だけにする。

前者は宿泊先のホテルや旅先のカフェで作曲をするために持って行き、後者に関しては飛行機の中や列車の中などの移動時間に読むために持っていく。

昨夜、フローニンゲン大学の教育学科の教授の何人かに対して、シュタイナー教育に造詣の深い人はいないかと連絡をして回った。すると、今朝方一通ほど良い返事があり、これまでは縁がなかったが、シュタイナー教育に造詣の深い教授を紹介してもらうことができた。

その方を通じて、オランダ国内のシュタイナースクールとコネクションを持ち、近々実際のクラスを見学させてもらえれば有り難い。少しずつだが、書籍のみならず、実際にシュタイナースクールを見学することなどを通じて、着実とその探究を進めていこうと思う。

また小雨が降り始めた。辺りは幾分明るいのだが、ポツポツと窓ガラスを叩く雨が降り始めた。

このところ、時の流れがとにかく緩やかに感じられる。時はいったい流れているのだろうか。

不可逆であるはずの時の流れがあたかも逆に動くかのような、まるで砂時計が上に流れていくかのような感覚の中にいる。自分の内側の時間感覚が変容しているのは、きっと自分の内側で何かしらの変化が起きているからにちがいない。時間感覚の変容と内的世界の変容は密接な関係にあるのではないかと思えてくる。

明日からはいよいよ10日間にわたる北欧旅行が始まるが、この旅を通してまた自分の内側の時間感覚が変容するのではないかと思っている。北欧の時の流れはまた緩やかなものであるにちがいない。

とにかく、ゆっくりと深くこの世を生きたいと思う。決して焦ることなく、また何かに追われることもなく、緩やかな自分の内側の時の流れの中で日々の生活を営んでいきたいと思う。フローニンゲン:2018/8/24(金)15:41

No.1260: An Emblem of Valor

As the weather forecast told, it started to rain in the afternoon.

Looking at a drizzle, I become calm. I’ll resume reading books. Groningen, 15:13, Sunday, 9/23/2018

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