top of page

2928. 探究衝動と創造衝動の渦の中で


読みに読み、書きに書き、作りに作るという衝動が止まらない。

書斎の窓の外を眺めると、そこには爽やかな朝の景色が広がっている。小鳥の美しい鳴き声が辺りにこだまし、書斎の中にはシューベルトのピアノソナタが響いている。自分の身体を取り巻く環境は至って爽やかで落ち着きがある。

だが、私の内側は探究衝動と創造衝動で渦巻いている。それらの衝動の中に自己が溶け出してしまいそうだ。

とにかく読みたい、とにかく書きたい、とにかく作りたいという気持ち。一見するとそれは純朴な思いのように見えるが、そのような括りで語ることのできない類の思いが自分の内側に渦巻いている。

少しばかり心を落ち着けるように今日の活動内容の概要を書いていくことにする。今日はこれから過去に作った曲を編集する。

過去に作った二曲を再度聴き直し、その過程で喚起された感覚をデッサンとして記録しておく。その後、バッハの二声のコラールに範を求め、時間を見てその流れで四声のコラールにも範を求めていくかもしれない。

作曲実践に区切りがついたら、クリシュナムルティの書籍を読んでいく。先ほどの日記で書き留めた書籍を読もうと思う。

その書籍を読むのは今回が初めてだが、分量から推測するに今日中に一読目を終えることができそうだ。しばらく本書を読んでいると、昼食の時間がやってくるだろう。

今日は晴天に恵まれ、ランニング日和であるから、近くのノーダープラントソン公園にランニングに出かける。その帰りに行きつけのインドネシアン料理店に立ち寄り、いつもの料理を注文する。

ランニングから戻ってきたら、GREの対策問題集を少しばかり進めていく。今日は読解のセクションの対策とライティングのセクションの対策を中心に行う。明日は久しぶりに数学のセクションの問題を解いておこうと思う。

GRE対策の学習がひと段落つけば、そこから再びクリシュナムルティの書籍を読むことや作曲実践を並行して行いたい。それを就寝前まで続けていく。

明日以降はハワード・ガードナーの書籍を読んでいくが、ガードナーの書籍を読み終えたら、以前購入したブラヴァツキーの最重要書籍“The Secret Doctrine: The Synthesis of Science, Religion, and Philosophy (2014)”にいよいよ取り掛かることにする。

本書は二冊に分かれており、合計で1600ページほどある。購入してから少し日が空いているが、この夏の休暇に読み進めていくことにする。本書を読み終えることができたら、以前読んだシュタイナーの書籍を再び読み返す。その際には以前よりも深い理解が得られるにちがいない。

芸術教育、霊性教育、美学に関する探究を進めていく際に、シュタイナーの思想は核になる。そうしたこともあり、ゆっくりと時間をかけてシュタイナーの思想を理解していく。

時刻は午前七時半を迎えた。一日の活動を開始させてから一時間ほどの時間が経つ。気づけばこの一時間は日記を書くことしかしていない。だが、それでいい。書くことが自分の人生を生きることなのだから。

そしてこれから作曲実践を始めるが、作ることもまた自分の人生に他ならないのである。自分が毎日行っていることは極めてシンプルであり、それは自分の人生を生きるということである。それ以外のことは自分にはできない。

今日も自らの人生を生きようと思う。その軌跡が書くことと作ることによって生み出された形として残っていく。

一日は泡沫のように儚く消えていくが、形になったものは永遠性を得る。儚くもあり永遠であるのが人生の本質のようだ。フローニンゲン:2018/8/3(金)07:40

No.1198: Autumn Ripples

Winds in the early morning that look like ripples are blowing through Groningen.

The more autumn winds blow, the more street trees turn red. Groningen, 09:24, Saturday, 9/8/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page