今朝は六時前に起床し、六時半から一日の活動を開始させた。なぜだか今日は早朝から活力に満ち溢れている。
確かに私は毎朝自らの活力の存在に気づくが、いつもはより静謐な流れとしてそれを感じる。一方、今日はどこか激烈な流れとしてそれを感じている。
今日も読みに読み、書きに書き、作りに作る時間を過ごしたい。特に今日からは再び旺盛な読書を行いたい。
ここしばらくは、GRE対策の学習に時間をかけることが多く、さらにはオランダの国内旅行などもあったため、読書の時間を十分に取ることができなかった。
GRE試験に向けた学習に関しては山場を超えたため、ここからは毎日短い時間に集中して取り組むことにする。そのおかげで、読書に充てる十分な時間が生まれた。
今日からは兎にも角にも、芸術教育、霊性教育、美学に関する書籍を読んでいく。それらが現在の自分の最大の関心事項であり、それらに関する理解を極限まで深めていく。そして少しずつ自らの思想を育んでいきたいと思う。
芸術教育、霊性教育、美学がこれほどまでに重要なものとして自分の眼の前に立ち現れたことは未だかつてなかった。自己が成熟の歩みを進めるたびに新たな関心領域が開けてくる。それは、視界が開かれていくごとに新たな景色が見えてくるのと非常に似ている。
芸術教育、霊性教育、美学の三つをどのように関連付けて探究をしていくか。三つの領域はお互いが密接に関連し合っているように思える。
各人固有の芸術性、霊性、美意識を一生涯にわたっていかに育んでいくか。それらは全て生誕から最後の瞬間まで発達を遂げていく。
今はそうしたプロセスを理解するというよりも、それらの発達を妨げる時代の精神や仕組みの解明に関心がある。プロセスの研究は科学的な枠組みを通じてフローニンゲン大学でこの二年間集中的に取り組み、その活動から一旦離れる時期にあると今は考えている。
科学的な枠組みを通じた探究よりも、哲学的な枠組みを通じた探究を旺盛に進めていく。科学の枠組みでは自分の探究心は何ら満足しない。
それだけでは魂が乾いていくばかりだ。魂の渇きを満たすためには思想がいる。哲学的な枠組みを通した探究が不可欠なのである。
今日からは、クリシュナムルティの“Krishnamurti to Himself: His Last Journal (1993)”を読み始める。この書籍は暗示的に霊性教育や美学に通じる内容を持っている。
クリシュナムルティの書籍を読み終えた後には、ここ最近関心を持ち始めているハワード・ガードナーの書籍を読み進めていきたい。ちょうど私が芸術教育や美学の探究に関心を持ち始めた時に、ガードナー教授に連絡をしたことがある。
ガードナー教授は多忙であるにもかかわらず、とても丁寧に私の質問に答えてくれたことを覚えている。イギリスの書店に注文していた二冊の書籍が先日到着し、これからそれらの書籍に取り組む。
一冊は、“Creating Minds: An Anatomy of Creativity Seen Through the Lives of Freud, Einstein, Picasso, Stravinsky, Eliot, Graham, and Gandhi (1993)”であり、もう一冊は“Truth, Beauty, and Goodness Reframed: Education for the Virtues in the Age of Truthiness and Twitter (2011)”である。
フローニンゲン大学での一年目のプログラムは「タレントディベロップメントと創造性」というものであり、このプログラムに在籍している時にガードナー教授の仕事に触れることがたびたびあった。確かに、成人発達理論を学び始めた頃から一貫してガードナー教授の名前を聞くことは多かったが、これまではそれほど真剣にガードナー教授の仕事と向き合ったことはなかった。
ガードナー教授の仕事に強い関心を持ち始めたのはここ数年以内のことであり、今はその関心がより強くなっている。一冊目の書籍に関しては、まさに創造性の発達というものを発達心理学の観点から解説した書籍になっている。
これは芸術教育を探究するための格好の手引き書となる。もう一冊の書籍に関しては、タイトルにあるように、「真善美」と教育哲学を関連付けた内容になっている。
芸術教育、霊性教育、美学のそれらの領域を数珠のようにつなげ、それらを一つの円とする際に、教育哲学の枠組みを活用したいと思っており、本書はその助けになるだろう。今日からの旺盛な読書を進めていくことを思うだけで、自分の内側の活力がさらに沸き立つように感じている。フローニンゲン:2018/8/3(金)07:00
No.1196: Dance of Sunset
It’s six p.m. now, and my study is being exposed to the afternoon sun.
Although rainclouds remain in the sky, the sunset looks like as if it were dancing with joy. Groningen, 18:02, Friday, 9/7/2018