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2771. 充実感を予感させる土曜日の朝


今週も週末を迎えた。時刻は午前七時を回り、穏やかな雰囲気を持つ土曜日が始まった。

ここ最近は本当に天気が良く、今日も雲一つない快晴が広がっている。風もなく、優しい朝日が街を照らしている。

今日も昨日と同様のことに従事しながら一日を過ごしていくことになるだろう。早朝にはまず作曲実践を行う。

ここ最近は朝一番にショパンに範を求めて曲を作ることが多く、今日もショパンに範を求めて曲を作る。早朝の作曲実践がひと段落着いたら、過去の日記をいくつか編集する。

その後、昨日届いた“The Inner Nature of Music and the Experience of Tone (1983)”の一読目に取り掛かる。本書はシュタイナーが執筆した音楽に関する解説書である。

昨日本書の全体をざっと眺めたところ、本書からも非常に得ることが多いことが直感的にわかった。自分の関心のある箇所を中心に得られるものを最大限に得ていくような読みを心がけたい。

本書の一読が完了したら、もしくはある程度読み終えることができたら、再び作曲実践を行う。引き続きショパンの曲に範を求めるか、あるいはモーツァルトの曲に範を求めるかをその時に判断したい。

昼食前に二曲目の作曲を終えるか、昼食後に跨る形で二曲目を作る。今日もそれぞれの調が持つ独特な感覚に意識を集中させていこうと思う。

今は無調の曲には関心がなく、調性がはっきりした曲を作ることに関心がある。とにかく音楽的な色のパレットを自分の中に構築していくことが必要だ。そのためには、作曲実践を積む過程の中で、自分が選んだ調について一つ一つ何回も繰り返し理解を深めていく姿勢が求められる。

現段階では調を選ぶ明確な基準はなく、いつも感覚的かつ直感的に調を選んでいる。おそらくそれぞれの調に対する理解が深まってきたら、自分なりの明確な基準で調を選択することができるようになるのではないかと思う。

それはさらに、曲の進行中に活用する転調にも大きな影響を与えるだろう。明確な意図を持ってある調から別の調に転調させることも今後可能になってくるに違いない。

今は単純に隣接する調に移行することしか念頭に置いていないが、本来転調の技術にはもっと奥深い要素があるはずである。それぞれの調に固有の特性があるのだから、その特性を活かすような転調を行っていくことが本質にあるだろう。

そうした転調を実現させるためにも、まずは引き続き一つ一つの調に対する理解を深めていくことが大切だ。今日の作曲実践でもそれを常に念頭に置く。

昼食前に二曲目を作曲することができていたら、昼食後からは論文の最終修正の続きに取り掛かる。昨日の段階ですでに何をどのように修正すればいいのかのイメージがあるため、作業に苦戦することはないだろう。

またそもそも昨日に集中的に修正を行ったため、修正する分量もそれほど多くないことも好材料だ。仮眠を途中に挟んだとしても、遅くとも夕方までに修正作業を終えたいと思う。

そうすれば明日に論文全体のレビューを行い、レビューされた論文を元に水曜日の発表に向けたパワーポイントを作成していく。論文の修正を無事に終え、夕食を摂ってから、友人のピアニストの修士課程修了コンサートに出かけたい。

散歩がてら歩いて30分ほどの音楽院に行き、そこで友人の演奏を聴く。今日も充実した一日になりそうだ。フローニンゲン:2018/6/30(土)07:25

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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