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2757. シュタイナーの音楽理論と超越的な意識状態


早朝は曇り空に見舞われていたが、昼食前あたりから晴れ間が広がった。ロンドンから戻ってきての初日は天気に恵まれた。

昼食後に近所のスーパーに買い物に出かけた時、天気予報が示す気温の通り、確かに肌寒く感じられた。半袖ではなく長袖で外出して正解だったと思う。

ロンドンから帰ってきてからの初日もこれまでと変わりなく、いやこれまで以上に創造活動に打ち込んで行こうという気持ちで一杯である。実際に、今日は午前中の間に二曲ほど曲を作った。

どちらも共にショパンに範を求めたものだ。今のところ作曲をする際には、無調ではなく、あらかじめいずれかの調を選んでから作曲をするようにしている。

その際に、シュタイナーが各調に対して解説した理論を参照している。より具体的には、シュタイナーが提唱した、それぞれの調に固有の色と感覚に注目をする形で曲を作るようにしている。

今日はBフラットマイナーとEフラットマイナーの曲を作ったが、両者の曲から喚起されるものはシュタイナーの解説と若干違うものであった。これは興味深い現象であり、今後曲を作るにあたって、シュタイナーが提唱する各調の感覚と自分が感じる感覚との相違点や共通点により意識を当てていきたいと思う。今日の夕食後から行う作曲実践において早速それに意識を当てたい。

ロンドンに滞在中に感じられていたように、超越的な意識状態が継続している。それはどこか自分の中にある真理の眼が開いているかのような状態だ。

この状態においては、このリアリティがそれ自体として全体的に把握される。ふとその状態から元の状態に戻ってきた時、何か深遠な世界からこの世界を眺めていたことに気づく。

現実世界だと信じられているこの世界について、いったいどれほどの人がこの世界を超えたところにある世界の存在に気づくのだろうか。世の中は本当に夢遊病者で溢れている。そのようなことをロンドンの街を歩きながら思っていた。

昼食後、少しばかり過去の日記を編集した後に仮眠を取った。いつものように20分ほど仮眠を取ろうと思ったのだが、目覚める直前に内的ビジョンが現れ、それが消えるまで観察を続けておこうと思った。

また、何かを回復させるかのようにもう少し仮眠が必要だという身体感覚があったのも確かである。そのため、私はいつもより長く仮眠を取った。

ロンドンから戻ってきてまだ一日しか経っていないため、今自分の内側で諸々の調整が起こっているのだろう。今日はいつもより早く就寝し、内側で起こっている調整を促進したいと思う。

これから夕食前にかけてシュタイナーの書籍を読み、夕食後からはモーツァルトの曲を参考に一曲作る。時間が余っていれば、再びシュタイナーの書籍を読み、今日は幾分早く就寝することにしたい。フローニンゲン:2018/6/26(火)17:50

No.1109: A Vigorous Morning Greeting

This morning looks as if it were making a vigorous greeting to me.

Responding to the greeting, I want to engage in my work in a vivacious way. Groningen, 08:48, Tuesday, 8/7/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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