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2705. マルティニ教会でのパイプオルガンコンサートに向けて


今日は六時前に起床し、六時を少し過ぎたあたりから一日の活動を開始した。最初に行ったのはいつもの通り身体運動であり、その後すぐにデッサンをした。

早朝の内的感覚をすぐさま絵として表現してみること。それが習慣になりつつある。

先ほど描いた絵はとても穏やかで、薄い青と緑の二つの波が緩やかに交わっているような絵であった。

昨夜にはかなり激しい絵を二つほど描いていたのとは対照的に、今朝の絵はとても穏やかなものだった。それらの対照的な絵は、まさに自分の精神状態を物語っている。今朝はとても穏やかなようだ。

作曲にせよ、デッサンにせよ、言葉ではなく他の表現手段を用いて内側の感覚を外側に形としてみると思わぬ発見がある。また、言葉とは異なる性質の治癒作用と変容作用がそこにあることにも気づく。

内面に焦点を当てて文章を書くことは、ナラティブを通した治癒と変容がそこに起こる可能性を秘めている。一方で、作曲に関しては音を通じた治癒と変容がそこに生まれうる可能性を持っており、デッサンに関しては絵を通じた治癒と変容がそこに生じうる可能性がある。

言葉、音、絵、それらの三つの手段を媒介にさせて内側のものを外側に形にしていくことから離れられなくなった。自分にとってはこれら三つが無くてはならない。今日もそれら三つを通じて生きていくことになるだろう。

今日は午前中に作曲理論に関する書籍と音楽教育に関する書籍を読もうと思う。前者に関しては、“Music Composition 2 (2014)”を読み、後者に関しては、“Experiencing Music: Restoring the Spiritual Music as Well-Being (2016)”を読む。

前者の書籍については昨年に二、三回読んでいる。今日は久しぶりにこの書籍を読み返すことによって、抜け漏れてしまっている知識を補充し、さらには、以前理解のできなかった箇所に関する理解を深めたいと思う。

絶えず小さな学びを積み重ねていき、絶えず小さな実践を積み重ねていくこと。それがいつか大きな構築物を自分の内側に築いてくれる。そのようなことを毎日思いながら私は学習と実践を日々続けている。

後者の書籍に関しては今回初めて読む。昨日読んだ、“Spirituality and Music Education: Perspectives from Three Continents (2017)”と同じ出版社から出版されているものであり、編集者も同じだ。

昨日読んだ書籍からは随分と多くの気づきを得ることができ、考えが深まるきっかけを随分と与えてもらったように思う。本日読み進める書籍にも同様の期待をしている。

それらの書籍を読み進めることに合わせて、昼食前に一度作曲実践を行いたい。これは昼食後にもまたがる実践になるだろう。

昨日はどういうわけか作曲実践があまりうまく進まなかった。確かに一曲を作ることには作ったが、音を生み出す生命力のようなものが少し弱体化していたように思う。

自分の内側にある音も言葉と同じであり、変動性を持っている。つまり日によって波があるということだ。昨日はそれを実感するような一日であった。

今日はパイプオルガンのコンサートに参加する予定であり、もう一度コンサート会場の教会のウェブサイトを眺めていると、開始時刻が少し遅いことに気づいた。当初参加予定だったのは、Nieuwe教会で行われるコンサートであり、16時からコンサートが開始のはずであった。

ウェブサイトを訪問し、オランダ語を英語に翻訳しながら読み進めていると、16時からのイベントはオルガンのお披露目会のような役割を持っていることがわかり、実際のコンサートは18時からということがわかった。

修理に出していたオルガンが戻ってきたのか、今日はこの教会にとって特別な日のようであり、18時から23時まで、五時間ほど「オルガンマラソン」と題される長時間に渡る演奏会が行われるようだ。

夕食と就寝の問題もあるので、今日はこの教会で行われるコンサートではなく、街の中心部のマルティニ教会で行われるパイプオルガンのランチコンサートに参加することにした。コンサートの開始時刻は12:45であるから、昼食は早めに取り、昼食後の作曲実践は一旦保留にしておきたい。

余裕を持たせるために、自宅を12:20には出発しようと思う。フローニンゲンの街の象徴であるマルティニ教会でパイプオルガンを聴くのは初めてであるため、非常に楽しみだ。

Nieuwe教会のコンサートに関しては八月と九月にも幾つかコンサートがあるようなので、その時にこの教会を訪れたいと思う。フローニンゲン:2018/6/15(金)07:06 

マルティニ教会での本日の演奏曲

F. Couperin (1668-1733): Enkele delen uit: Messe Pour les Convents

J. Alain (1911-1940): Choral Dorien

A. van Noordt (1619-1675): Psalm 24

D. Buxtehude (ca. 1637-1707): Fuga in C groot (BuxWV 174)

J.S. Bach (1685-1750): (1) Allein Gott in der Höh’ sei Ehr (BWV 663), (2) Prelude en Fuga in C groot (BWV 545)

演奏者:Jan Willem Jonkman

No.1073: A Graceful Flow of Time

Living in a graceful flow of time becomes a stable state of my life, which is contributing to enriching my daily life. Groningen, 09:08, Wednesday, 7/18/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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