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2647. 涼しげな初夏のフローニンゲン


早朝のフローニンゲンはとても涼しい。幾分寒いぐらいである。アムステルダムに滞在するためにフローニンゲンを離れたのは五日ほど前のことであるが、その前の週は暑い日が続いていた。

しかし今日からはまた涼しい日々が続くようだ。フローニンゲンの初夏は本当に涼しく、その涼しさは真夏においてもほとんど変わらない。

今日は昼食前あたりから論文の執筆に取り掛かりたいと思う。修士論文もいよいよ大詰めであり、前回のミヒャエル・ツショル教授とのミーティングの内容をもとに論文の加筆修正を行っていく。

今週の半ばにツショル教授に送る論文が最後のドラフトになるだろう。そこから論文の提出までまだ時間があるので、緩やかに執筆の詰めを行っていく予定だ。

今日の執筆では、先行研究の文献調査に関する記述をより分厚いものにしていく。各文献を掘り下げることとそれらを関連付けることによって記述の内容を濃いものにしていく。

先日のミーティングを通じて、まさにその方向性を採用することに決定した。何をどのように記述していくかについてはすでに見通しがついているため、もう一度核になる文献を読み直し、必要であれば新たな文献を付け加えたいと思う。

この作業は今日と明日にかけて集中的に行っていく。昨日までの学会に参加することによって、今後は科学的な研究から身を引くつもりでいるので、この論文をある意味最後の論文として責任を持って執筆する。

昨日は夕方に音楽理論に関する書籍を改めて読んだ。今日から再び音楽理論および作曲理論に関する書籍を旺盛に読み進めていく。ここ最近内的感覚をデッサンする習慣が続いていたためか、これから書籍を読んでいく際には文章のイメージをより積極的に図として表現していこうと思った。

あるいは文章を読みながら喚起された感覚すらもデッサンとして余白に形として残しておいた方が良いかもしれないと思うに至った。それは書籍を読みながら現在使っている三色ペンで描いてもいいし、あるいはデッサンで用いている色鉛筆を活用してもいい。

色鉛筆の方が視覚的に優れていると判断すれば色鉛筆を使うようにする。とにかくこれからは文字情報を文字情報としてだけで認識しないようにする。

とにかく様々な感覚を刺激するような形で読書を進めていく。その一つの手段はまさに上述したように、イメージ図を豊富に挿入していくことだろう。

今日は、昨日に全体を改めて一読した音楽理論に関する基礎的な専門書を再度読み返す。今度は昨日と異なり、一つ一つの項目を比較的時間をかけて読んでいこうと思う。

ただし、すでに定着した知識項目については飛ばし、まだ理解が浅い部分に絞って読んでいく。こうした形で読み進めていけば、近日中に再びこの書籍を読み終えることができるだろう。

書籍を読む際のポイントは繰り返しであり、とりわけ繰り返す方法にあると思う。どのようにしてどれだけ繰り返すかが書籍の内容の定着には不可欠である。

昨夜から読み進めたハーモニーに関する分厚い書籍に関しても、一読目は全体の雰囲気を掴むように簡単に読み通し、二読目から少しずつ一つ一つの項目の内容の細部に入っていく。現在の自分の関心領域である音楽理論・作曲理論、美学、意識の形而上学に関する書籍はとにかく繰り返し読んでいく中で理解を深めていくことにしたい。フローニンゲン:2018/6/3(日)07:23 

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