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2459. 論文の執筆に向けての始動


昨日の天気予報では、今日は小雨が降ることになっていた。しかし、先ほど天気予報を改めて確認すると、今日は晴れのようだ。

昨日に比べて、今日の最高気温が10度ほど低くいため、今日は涼しい一日になるだろう。空には少しばかり雲があり、まだ朝日が街に降り注いでいない。

フローニンゲンの街を吹き抜ける風が、青々とした木々の葉を揺らしている。今目の前に見える街路樹のつぼみも随分と大きくなってきた。そのつぼみが開くのもあと少しだろう。

昨日はフローニンゲンに戻ってきてからの初日だったが、早速研究を再開していた。午前と午後を使って、無事にデータ分析を完了することができた。

論文で取り上げるほどの結果が出なかったらどうしようかと思ったが、それは杞憂に終わり、論文で取り上げるに値する興味深い結果が得られて昨日は一安心した。今日は一日中論文を執筆していく。

確かに、今日は朝一番に日本企業との協働プロジェクトに関する打ち合わせが一件入っている。しかしそれ以外の時間は全て研究に充てることができる。

早朝の打ち合わせが終了してから昼食までの時間をまずは論文の執筆に充てたい。そこから少なくとも夕方まで論文を執筆していく。

今の私は、とにかく文章を書きたいという強い思いを持っている。とにかく書く。飢えにも似た衝動を持ちながら文章を書き続けていく。

文章を書くことへの渇望。今自分を満たしているのはこの渇望なのかもしれない。渇いたものが自分を満たしているというのはとても不思議だ。しかし、それが今の自分の状態を表すふさわしい表現だろう。

とにかく書く。とにかく書き続ける。誰も見ていないところで文章を書き続けること。そうしたあり方こそを大切にしたい。

今日はこれから論文を執筆していくにあたり、少しばかり執筆の流れを確認したい。すでにその骨格は出来上がっており、実際にこれまでも文章を書き進めていた。

今日は改めてそれらの文章にどんどん肉付けをしていくことになるだろう。どのような箇所を肉付けしていく必要があるのかを再度掴むために、これまで執筆した文章を一度全て読むことから始めたい。

その過程の中で、より説明が必要な箇所については執筆項目をメモしていく。それはワンセンテンスでもいいし、キーワードを列挙する形でもいい。

文章を読み返して肉付けが必要だと思った箇所については、とにかく思いついたことをメモしておく。思いついたことを実際に文章として盛り込むかどうかの判断はまた後にすればいい。

とにかくまず最初に肉付けが必要な箇所を明確にしていくことが大切だ。そうしたメモがある程度完成したら、より本格的に肉付けの作業に入っていく。

この作業に関しても、最初から完全な文章を書こうとする必要は全くない。絵の具を何度も重ねて塗っていくのと同じように、文章も一回で完成形を作ろうとしてはならない。

どのような項目を盛り込んでいくかのメモ書きが完成したら、過去の自分の論文の構成やすぐれた論文の項目などを参考にしながら、実際の肉付けを少しずつ始めていく。兎にも角にも、スキャフォールディングを活用すること。

白紙の状態から自力だけを用いて仕事をしないことが大切だ。過去の自分が執筆した論文や他者の論文に範を求めながら、足場を掛けながら仕事を進めていく。こうした姿勢を絶えず持ちたいと改めて思う。今日からしばらくは論文の執筆に精を出したい。フローニンゲン:2018/4/23(月)07:17 

No.989:A Mystery within a Grain of Sand

Whenever we see a grain of sand, we can find a mystery residing in it.

This is true to all phenomena in this reality. Groningen, 08:32, Thursday, 5/17/2018

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