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2314. レポートの進捗と作曲実践の持つ新たな側面


午前中の仕事を終え、先ほど昼食を摂り終えた。早朝に計画していたように、午前中はインターンレポートの作成に集中して取り組んだ。

全体のちょうど半分を午前中の間に書き終えることができた。ひとたび筆を取り始めるともう止まらなくなる。

文章をいつまでも書いていられるような感覚といつまでも文章を書いていたいという気持ちがあった。書くことはもはや私の一部であり、自己の本質そのものなのだろう。

午前中に半分書き上げたこともあって、午後からは残りの半分を取り組めばいいだけとなった。午前中の最後に、午後に書き始める箇所の出だしの部分の文書をすでに書き始めていたため、なお一層午後の執筆作業ははかどるだろう。

ここから執筆していくのは、インターン中に行った分析に対する自分の意思決定を説明していく箇所であり、それは学術論文に基づいて書くことが要求されている。インターン中に取り組んでいたデータ分析の中で、数ある時系列データ分析手法のどれを選ぶかに関して判断に悩む場面があった。

その場面を取り上げ、結果としてどのような理由でどんな手法を選択したのかについて文章を記述していくことが主になるだろう。ポイントは時系列データの種類とその量であり、最終的には「標準化分散分析」を選択したが、その経緯と理由について説明をしていく。

その後、最後のセクションとして、今回のインターンに対する内省的な文章を執筆していく。一つは、今回のデータ分析がフローニンゲン大学のMOOCチームにとってどのような意味があったのか、どういった点で貢献を果たしたのかについて説明をする。

二つ目は、データ分析を含め、研究インターンを行う中でより良いアプローチは他になかったのかについて記述していく。三つ目は、フローニンゲン大学のMOOCチームの仕事を客観的に眺めた時に、彼らの仕事がどれだけ実証的教育学のアプローチを採用しているかについて分析的な説明を施していく。

最後の項目としては、今回の研究インターンが研究者としての自分に対してどのような点で有益であったかを振り返ることが要求されている。最後のセクションも勢いよく筆が進むであろうことを予感している。

午後からの執筆に向けて、先ほど少しばかり作曲についても考えを巡らせていた。今日はまだ作曲実践には従事しておらず、その楽しみはインターンレポートの執筆後に残してある。

午後五時あたりをめどにレポートのドラフトを全て書き上げ、そこからはゆっくりと作曲実践に取り組みたい。先ほど改めて思っていたのは、過去の作曲家の曲を参考にするというのは、その作曲家の世界観や音楽観を通じて世界を眺めることであり、同時にそれらを通じて世界を生きることなのだ、ということであった。

過去の作曲家の曲を参考にするたびに、いつも不思議な感覚がしていたのはおそらくこれだったのだ。彼らが見ていたように、感じていたように世界を生きることができるという感覚。

これは彼らの曲を参考にすることの大きな意義であり、同時に大きな喜びでもある。曲を参考にするというのは、作曲家の世界観や音楽観を共有することであり、それらを通じて世界を生きることにつながりうるのだということを実感している。

絶えず過去の作品に範を求めていくというのは、何も作曲技術の向上に結びついているだけではなく、過去の偉大な作曲家の世界に触れる形で生きることも可能にするのだ。今日の作曲実践を通じて、どのような世界観と音楽観の中に浸ることができるだろうか。フローニンゲン:2018/3/23(金)13:11 

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

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