少しばかり濃い灰色をした曇り空を、多くの黒い鳥たちが飛んでいる姿が目に入った。書斎から眺めてみると、それらは黒い鳥のように見えるが、彼らが腹を返して方向転換する瞬間を観察してみると、どうやら白いカモメのような鳥かもしれない。
それにしても、随分と多くの鳥が今空を舞っている。天気予報が裏切られる形で、今日はそれほど雨が降らなかった。
早朝に天気予報を確認してみたところ、今週の金曜日は雪マークが付されており、雪の中を歩いてインターン先のオフィスに行くのは少し面倒だと思っていた。しかし、たった今天気予報を再度確認してみたところ、どうやら金曜日は曇りのようだ。
ただし、最高気温は3度、最低気温はマイナス5度のようである。そして、土曜日は最低気温が0度、最低気温はマイナス6度との予報である。
この予報もどこまで正確なものかはわからないが、いずれにせよ、季節はまた冬に逆戻りしたかのようである。天候というのは本当に興味深く、それを季節というマクロな観点で捉えてみると、季節の変化は人間の内的変化と変わらない特徴を持つのではないかと思う。
季節が経験する行きつ戻りつするこの変化のプロセスは、人間の内的変化のプロセスと瓜二つである。季節も私たちも、このように行きつ戻りつを経験しながら、ゆっくりと次に向かっていくのだ。
聞くところによると、東京は随分と春らしくなってきたそうだ。今日は昼食前にある協働者の方と打ち合わせをする機会があった。
もうコートは不要であり、来週あたりにはそろそろ桜も咲き始めるかもしれないとのことであった。今日の打ち合わせを通じて、協働者の方から自分の専門領域以外のことを色々と教えていただくことになった。
人財育成に関する理論や方法に関して、近年のトレンドも含めていくつか自分の知らないことを教えてもらった。協働をすることの一つの意義は、このように自分の知らない事柄について教えを受ける機会を得、そこから自分で探究を広げていくきっかけを得ることだろう。
協働の意義についてより本質的なものを挙げていけばきりがないのだが、今日はとりわけ、協働者の方と対話をすることによって随分と新たな発見があったことを書き留めておく。備忘録としては、ネットワーク型の対話実践の話題は興味深く、ネットワーク科学の観点と方法論はこうしたことにも有益だということを知った。
また、アセスメント開発と、アセスメントによって得られた時系列データの解析とそこからの提案という一連の流れに基づいた、実証的な人財育成施策の立案支援にも自分の関心があるのだということに改めて気づいた。
こうした気づきをもたらしてくれたのは、協働者の方との対話だった。今後も誰にも見えないところで静かに仕事を継続していきたいと思っているが、こうした協働者の方たちの存在とそこでなされる対話というものを今後も大切にしていきたい。フローニンゲン:2018/3/13(火)16:39
No.865: A New Day and New Meaning
A new day in my life began also today.
It indicates that I have to ponder the meaning of my life in a new way. Groningen, 08:44, Sunday, 3/18/2018