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2221. 成人発達理論と成人学習に関する探究


今日も気付けば夕方に近づいてきた。天気予報の通り、今日をもってして、ここ最近続いていた極寒の状態から抜け出したように思える。

事実、今は西日がとても暖かく、部屋の気温も上がっているように思える。明日の最低気温はマイナス1度とのことであるが、最高気温は8度を記録する。

それであれば随分と暖かく感じるだろう。ふと今日の曜日に目をやると、昨日は3/3とのことであり、この時期は日本では何かの休日だったのではないかと記憶している。

しかし、よくよく記憶をひねり出そうとしても、日本の祝日を一つたりとも正確に覚えていないことを知る。これは日本のみならず、これまで住んでいた米国、そして現在住んでいるオランダの祝日に関しても同じ状況だ。

社会的な時間が自分の内側からますます滑り落ちていく。

今日は昨日に引き続き、“Handbook of Adult Development and Learning (2006)”を読み進めている。これは成人発達に関する数多くの研究者が寄稿した論文が多数収められており、どの論文も非常に質が高い。

気になる研究者の論文をすでに読んでいたが、全く手付かずの論文もあり、今はそれらの論文を中心に読み進めている。ここでもう一度、成人発達に関する知識の整理と拡充を行おうとしている自分がいることに気づく。

オランダに来てからは、複雑性科学、システム科学、ネットワーク科学、そして実証的教育学の探究にどうしても時間を充てる必要があり、成人発達理論と括られる領域からは距離を置いていた。

「対象から離れることは対象に真に近づくこと」という、随分以前の日記に書き留めた自分の言葉を思い出す。おそらく今の私は、一旦距離を置いた成人発達理論のより深い部分に近づこうとしているのだろう。

本書を読み返していて非常に参考になるのは、一般的に「構造的な成人発達」と呼ばれる現象に関する論文だけではなく、成人学習全般に関する論文を読むことができる点である。

ここで再び、自分の知識体系の中に新たな点を無数に作り、それを既存の知識のネットワークに線や面として結びつけていこうと思う。その際に、本書に関しては、自分の関心事項に応じて、まだ点としての知識が確立されていない項目を中心に文章を読んでいく。

その他、これからしばらくはまた、膨大な数の学術論文を読んでいこうと思う。文章の全てを吟味するような読み方ではなく、概要と気になる箇所を中心に探索的に読み進めていく。

夕方に一仕事をした後に、夜にもまた上記の書籍を読み進めていきたいと思う。フローニンゲン:2018/3/4(日)15:42      

No.840: Action Sequences

Our inquiry and argumentation are a form of action sequences or so-called scripts.

Action sequences or scripts are cognitive structures acquired through experience.

Learning by doing facilitates the process of accumulating mental scripts to fully engage in the external world.

Some mental scripts can be paraphrased as “know-how” or practical knowledge.

I came up with such a series of notions during participating in the today’s class. 17:10, Wednesday, 3/7/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

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