気がつくと今日も就寝時間まであとわずかとなった。先ほど、夕方のツショル教授とのミーティングで話題として取り上げた「トレンド除去変動解析(DFA)」について再度専門書と論文を読み進めていた。
夜もこの時間となると、なかなか集中力を高く保って文章を読むことが難しいが、枝葉末節には囚われず、重要な箇所のみを拾うことを意識しながら文献を読み進めていた。この手法の数式についてもう少し正確に理解しなければならない。
昨年、DFAを含め、非線形ダイナミクスの手法に関する専門家であるラルフ・コックス教授から一度一対一でじっくりとDFAを含めた諸々の手法の意味について教えてもらったことがある。その時の記憶が少し薄れており、当時書き残した図とメモ書きを再度読み返す必要がありそうだ。
ただし、先ほど読んでいた論文の中にDFAの核となる二つのステップについて記述があり、それを何度か読むことによって、DFAの背後にあるメカニズムのイメージがより鮮明になった。明日は午後に少しばかり時間があるので、その時に、今日改めて取り出した論文を数本ほど読み進めようと思う。
今日は午前中の仕事の中で、少しばかりコミュニケーション上うまくいかないことがあり、その後もその件について考えていた。こちらの説明不足や関与の仕方にも不備があったと思うし、同時に相手側にも改善点があることは確かなようだ。
人と人とが一緒になって仕事をする場合、どうしてもこのようなことが起こってしまう。今回は、明確にこちら側の考えを先方に伝えるという手段を取った。
おそらく良い意味でお互いの考えを明確に表現し合うことができたため、次回の対話はより円滑になると期待している。
今日は改めて、日々の生活に安らぎを強く求める自分がいることに気づいた。これは自己防衛の一種なのだろうか、それとも自己を真に実現させるというための道なのか、あるいは自己を真に超えていくための道なのだろうか。
いずれにせよ、他者やこの世界との関わり方を絶えず考察し続けていく必要があることに変わりはないだろう。いかに人や社会が見ていないところで仕事を継続させていくか。とにかく容易に人に触れることだけを避け、人が触れられない場所でライフワークを淡々と続けていくこと。
そうした生活を実現したと思うし、そうした人生を死守したいと思う。ここ最近考えている策のいくつかを本当に実行に移す日も近いかもしれない。フローニンゲン:2018/2/27(火)21:50
No.816: Longing for Spring
Last week had a sunny day with no clouds.
Although today is quite cold, spring is approaching. Groningen, 06:43, 3/1/2018