今朝は六時前に起床し、六時半から本日の活動を開始した。昨日と同じのようであり、確かに異なる今日という日。
今日は日曜日であるが、平日そして昨日と変わらずに、自分のライフワークの一つ一つを前に進めていこうと思う。昨日はプログラミング言語Rのコードを満足のいくレベルで書くことができた。
金曜日にインターン先のオフィスから帰ってくる最中の落胆振りとは打って変わり、その翌日にコード上の問題を速やかに解決し、研究がぐっと前進したことは大変喜ばしい。Rのスキルが退行をしていたことは、まさに能力の成長の本質を示している。
私たちの能力は、絶えず停滞と退行を繰り返しながら、実践を通じて徐々に高度なものに変容を遂げていく。個別のスキルのみならず、研究全体を俯瞰的に眺めてみると、今回のように分析作業でつまずいていたことからも、研究自体も停滞と退行という運動を行っていることがわかる。
一つのスキルを取ってみても、一つの研究を取ってみても、それは上下に運動を続ける生命体のようである。そうした上下動を伴いながらも、内省の伴った実践を継続させていけば、その運動は螺旋階段を登るように徐々に高度なものになっていくだろう。
一つのスキル、一つの研究の発達過程は、本当に一人の人間の発達過程に他ならない。こうしたことを知っているがゆえに、私は一つのスキル、一つの研究が持つ意義と尊さを強く実感するのだろう。
今日は午前中に、来週の木曜日にオンラインで参加させていただく講演の打ち合わせを行う。それが今朝の最初の仕事になるだろう。
対外的な仕事としてそれが今日の初めにあり、自分のライフワークである日記の執筆と作曲についてはその仕事の前に少しばかり進めていこうと思う。絶えず文章を書き、絶えず曲を作るということ。
それらは習慣となり、習慣を超えて、自らの人生とほぼ一体化をし始めている。このライフワークは本当にこれからなのだと思う。最後の日に向かって、今日、そして明日からも少しずつ建築を進めていきたい。
早朝の七時を迎える前のフローニンゲンの空は、ダークブルーに包まれている。もう真っ黒な闇ではない。
そこにあるのは、少し青みがかかった深海のような空である。濃く深いダークブルーの空を眺めながら、今朝方の夢について意識を当ててみた。
確かに私は何らかの夢を見ていたはずなのだが、今日はあまり思い出すことができない。そのような日もあるだろう。
だが、夢の内容を覚えている時は、できるだけその内容を自らの内側に定位させていきたいと思う。夢は、覚醒状態で得られる思考や感覚を凌ぐほどの意味内容を持っている場合が多いのであるから。
ダークブルーの空がこれから徐々に明けてくるのに応じて、今日の活動をゆっくりと開始させていきたい。フローニンゲン:2018/2/25(日)06:55
No.805: Agape
Not only snow but also agape falls down from the celestial sphere.
Agape with snow is falling down to the ground at this moment. Groningen, 19:50, Sunday, 2/25/2018