現在の気温はマイナス4度。昨日行きつけのチーズ屋に立ち寄った時、店主が来週からまた寒さが厳しくなると述べていたことを思い出す。
ここしばらく晴れの日がずっと続いており、来週からも晴れの日が続くことは喜ばしい。だが、三月を迎えようとしているにもかかわらず、どうやらまた厳しい寒さが戻ってくるようだ。
天気予報を確認すると、確かに来週は最高気温ですらマイナスの日が続く。書斎の窓から外を眺めると、雪は一切降っていないのだが、車の屋根が白くなっているのが見える。
雪は一切降ることなく、ただ気温がマイナスなだけの世界がこれから少し続くようだ。そうした外気の低さもあってか、少しばかり部屋が寒かった。暖房の設定を少し調節し、今日の活動を開始させた。
今の自分の生活リズムで最も望ましいのは、五時か六時の間に起床することのようだ。そうした時間に起床し、そこから活動を開始させると、午前中の間に随分と多くのことができる。
今日も六時前に起床したため、一日の始まりがとてもスムーズである気がしている。
今日は午前中に一件ほど日本企業との協働プロジェクトの仕事が入っている。昨日は他の企業の担当者の方々と打ち合わせをしたが、お互いが世界のどこにいようとも、オンライン上で仕事を一緒にすることができるというのは本当に便利である。
以前の日記の中で、テクノロジーの進歩に劣後する集合意識の発達について書き留めていたが、このように世界のどこにいても日本企業と協働できるというのはテクノロジーがもたらす恩恵の一つだろう。
午前中にその仕事を終えたらば、そこからはいくつかの書籍を読み進めていきたい。昨日、オットー・ランクの“Art and Artist: Creative Urge and Personality Development (1932)”が届けられた。
本書は400ページを超えるが、これから芸術と人間発達を探究していく上で非常に重要な文献になるだろう。早速目次を眺め、特に気になる箇所に印を入れた。本書は今週末から読み進めたいと思う。
今日はランクのその書籍を読むのではなく、組織の成人病理に関する“Organizational Pathology: Life and Death of Organizations (2012)”とネットワーク科学の研究方法について解説した“Doing Social Network Research: Network-based Research Design for Social Scientists (2015)”の二冊を読もうと思う。
組織の精神病理の観点から組織開発にアプローチをしていくことに関心を持っていたため、前者の書籍はまさに私の関心に完全に合致したものである。本書で紹介されている、組織の精神病理を分析するためのフレームワークや組織の精神病理の発生メカニズムに関する記述は、一読に値するであろうし、それらを実際に実務の中で活用していきたいと思う。
また後者の書籍について、こちらはフローニンゲン大学のネットワーク分析のコースで必読図書となっていたものである。そのコースは社会学学科が提供しているものであり、最後の最後まで聴講するか否かを悩んだが、実証的教育学のプログラムで要求されている他のコースに支障が出ることを懸念して聴講を諦めた。
しかし、この課題図書には関心があったので、随分と前に購入だけはしておいた。本書には難解な数式が一切記載されておらず、社会科学系の研究者がネットワーク科学の知見を用いて研究を進めようと考えているのであれば、入門書としてとても良いのではないかと思う。
今日はとりあえずこれらの二冊の書籍に取り掛かる。フローニンゲン:2018/2/22(木)07:05
No.794: With Someone
The question: “How is it possible to live with someone in an authentic way, transcending solipsism?” often arises from the depth of myself.
Simultaneously, I frequently come across the question: “How is it possible to live alone in a genuine way?” Groningen, 08:18, Friday, 2/23/2018