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2044. 明日への扉


ここ数日間空を見ながら感じていたことを簡単に書き留めておきたい。それらの感覚はその時の自分が確かに生きていたという証であり、同時にそれらの内的現象は今の自分に繋がっているのだから。

先週一週間、もしくは先々週は煌めく星々が夜空に見えるような日々が続いていた。だが、ある日を境にまた雨雲が空一面を覆っているような日があった。

雨雲に関しても、その土地の条件が異なるからなのか、日本と欧州の雨雲は色や形が異なるように思える。少なくとも、私が受ける印象は異なっていることは確かだ。

星が見えなくなった夜空を眺めながら、そんな日であっても自分の内側に煌めく星々が存在していることを忘れないようにしたい、という思いを持った。その時の私は、確かに星のような光を発する何かが自分の内側にあることをはっきりと認識していた。

そこから私は、人はそれぞれにそうした星のようなものを内側に持っているのみならず、それらはある種の蠱惑的な場所として内面世界に存在しており、それが日々を生きることの充実感をもたらしているように思えたのである。

欧州での生活も残り半年を切り、私は今ある蠱惑的な場所に向かって日々歩みを進めているように思えてならない。当然ながら、それがどのような場所なのか今の私には皆目見当がつかない。

だが、そうした場所が確かに存在しており、そこに向かって日々歩みを進めていることは疑いようがない。

昨日の夕方、朝から夕方にかけて本当に天気が恵まれていたことにしみじみとした感慨を受けていた。夕方の空は淡い青色を発しており、相変わらず優しい表情を浮かべている。

そうした空の向こう側に、暮れかかる太陽を見た。その瞬間に目に映る黄昏は、明日への扉のように思えた。

そして実際に、その扉を開けて、今日という今がここにある。あの夕陽を見たのが昨日のことであったということが幾分信じられない。

欧州で生活を送るに連れて、時間感覚が変容し始めたのみならず、それは記憶の変容すらも促しているかのようだ。時間感覚と記憶がいかように変容しようとも、文章を書くことによって私は今を生きられるような気がしている。

存在の足取りを克明に記録していくことが、私にとっては永遠に続く今を生きることを可能にする唯一の方法なのだと思う。フローニンゲン:2018/2/15(木)07:06 

No.763: My Role for Organizational Development

My interest in organizational development has recently increased day by day.

It may be because I’ve collaborated with Japanese companies in the last seven years.

Perhaps, facilitating organizational development is one of my vocations.

Yet, my role to support organizations does not come from the field of business management but derive from any other academic fields such as developmental science, system science, and network science.

That would be my unique contribution to the development of organizations.

In parallel with my any other daily activities, I’ll continue to explore the processes and mechanisms of development and decay of organizations. Groningen, 21:22, Friday, 2/16/2018

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