今日も日が完全に落ち、平日最後の金曜日も終わりに近づきつつある。今日も今朝から日本企業との協働プロジェクトの仕事を進めていた。
この日記では当然ながら込み入った話はできないが、発達科学の知見を活用した人財開発プログラムの開発やコンサルティング業務、そして実証的教育学の知見を活用する形で、トレーニングの効果測定に関する分析やコンサルティング業務などを行うことが多い。
企業社会を含め、様々な領域に身を置くことを通じて、やはり企業社会の独自性とその領域ならではの発達の形——発達の速度も含む——があることに改めて気付かされる。現在は企業との協働を通じて、そのあたりについて自分なりに問題意識を持って探究を深めている最中である。
学術的な観点では今後はより芸術と人間発達に焦点を当てていくことになるだろうが、実務的な観点では企業社会と人間発達についてより一層探究を深めていこうと思う。この現代社会において、企業社会の占める割合とその影響力の大きさから考えると、それを無視することは私にはできない。
企業社会と人間発達については、様々な協働者の方たちと仕事を進めていく中で、新たな問題意識を醸成し、それを探究する形で得られたことをまた書籍なりの形にいつかまとめたいと思う。今日の仕事を振り返りながらそのようなことを思う。
今日は午後からフローニンゲンの街の中心部にある歯医者に出かけた。先日の定期検診の際には、虫歯がなく一安心したが、一方で二本の歯茎に傷があり、その傷がきっかけで今後問題を引き起こし兼ねないとのことだったので治療をしてもらうことにした。
確かに、それら二本の歯茎に食べ物が触れるときに少々痛みがあったため、治療をしてもらうにはいい機会であった。フローニンゲン大学の歯学部を卒業した、いつも担当している歯科医の方に今日も治療をしてもらった。
この歯医者は全般的に全員親切であり、とても親しみやすい。担当してくれた歯科医も例外ではなく、治療後、こちらの興味本位から、どのようにして歯茎の溝を埋めたのかについて尋ねてみた。
専門用語が多用されたため、正しくは完全に理解できなかったが、歯茎の性質に近い半液体のようなものを流し込み、それを固めたというようなイメージだろうか。歯茎の治療に合わせて、半年に一度のクリーニングを行ってもらった。
治療が全て終わり、歯医者を後にして大学のキャンパスに向かっている最中、ふと次回のクリーニングの時期を考えていた。もし仮にアメリカの大学院に秋から客員研究員として所属することになると、次回のクリーニングが最後であり、それは七月中に済ませておく必要があると思った。
ここからの半年間もあっという間のような気がしている。フローニンゲン:2018/2/2(金)18:25
No.714: Creating Variations
When I can’t spend enough time to compose a new work, I’ll create a variation of a previous work.
I’m not guaranteed that I have enough time to compose a new piece of music everyday.
However, I have strong motivation to compose everyday.
To compensate my feeling, I’ll make a variation based on my previous work when I don’t have enough time.
Creating a variation is also meaningful practice. Groningen, 09:10, Sunday, 2/4/2018