デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園からフローニンゲンに戻ってきて一夜が明けた。昨日の夜の六時半あたりに自宅に戻ることができ、そこから作曲実践に従事していた。
国立公園の大自然から得られたエネルギーとクレラー・ミュラー美術館に所蔵されている作品から得られたエネルギーが私の内側に作用しているかのようである。そして、それらのエネルギーは、自分の内側に対して変容反応を引き起こしているかのようでもある。
国立公園を午後の二時半あたりに出発し、そこからフローニンゲンまで三時間強の移動となった。国立公園から最寄りのバス停まで30分以上歩き、寒さの中、バス停で待つことになったため、アーネム中央駅に向かうバスの車内ではさすがに休息が必要であった。
窓越しに深い紅葉を眺めながらバスに揺られ、時折目を閉じて休息を取っていた。アーネム駅からズヴォレの駅までの列車の中では、少しばかり旅日記を綴っていた。
欧州で過ごす一日一日は貴重であり、とりわけこうした旅について文章に書き留めておくことは私にとって何より大切だ。それは日々や旅の思い出を忘れたくないという思いよりもむしろ、そうした日々や旅が真実のものとして自分の人生の中にあったのだということを記しておきたいのだと思う。
そうした日々や旅の中を私自身が確かに通って行ったのだという証を残しておきたいのだ。
ズヴォレの駅までは一時間ほどあり、その間は日英の日記を綴り続けていた。ズヴォレに到着し、そこで列車を乗り換えた。
この日は休日であったため、ズヴォレからフローニンゲンまで行く列車はないようだった。そのため、途中の駅からフローニンゲンまでは同じ鉄道会社が運行するバスに乗る必要があった。
ズヴォレからその駅までの列車の車内では、「応用研究手法」のコースにおける課題論文に目を通していた。論文の重要箇所を一通り読み終えると、ちょうど駅に着いた。
この駅で降りるのは初めてであったから、バス停がどこにあるのかわからず、バスの出発時間まであまり時間がなかったため、少々緊張感があった。だが、列車の中で気付いたが、車内の多くの人たちはどうやらフローニンゲンに向かっていることが察せられた。
一つは直接的に、前に乗っている四人組のオランダ語に耳を傾けると、彼らがフローニンゲンに向かっていることがわかったからだ。実際に駅に到着し、改札口を出ると、皆が一様にバス停の方に向かって早歩きをし始めた。
その流れに乗っていくと、フローニンゲン行きのバスが何台か停まっていた。ほどなく私はバスに乗り込み、そこから50分ほどバスでの移動を行った。
バスが出発すると、周りの人たち週末に日帰り旅行に行った帰りで疲れているのか、寝ている人たちが多かった。私はおもむろに、クレラー・ミュラー美術館で購入したゴッホの作品の解説書を取り出した。
私はクレラー・ミュラー美術館で、タッシェン社が出版している日本語の美術書を購入した。オランダ語、スペイン語、フランス語に関しては、翻訳があったのだが、なぜだか英語のものがなく、日本語のものを購入することにした。
逆に日本語の翻訳を買って正解だったかもしれないと思うのは、解説書の日本語が私の内側に流れてくるような感覚があるからだ。バスに乗っている最中、私は終始食い入るようにこの美術書を眺めていた。
最初のページに記載されているゴッホの生い立ちの解説から始まり、美しい写真と共に、ゴッホの生涯を辿る形で解説文を熱心に読んだ。すると50分があっという間に過ぎ去り、気づけばフローニンゲンの駅に着いていた。
今日からしばらくの間、仕事の合間にゴッホに関するこの美術書を開き、ゴッホの生涯と作品の理解に努めたいと思う。ゴッホは私に何かをもたらしてくる大切な存在であるように思えて仕方ない。2017/11/20(月)08:08
No.449: Research on MOOCs from a Network Science Perspective In the morning, I read an insightful article about the research on MOOCs from a network science perspective.
This paper conducts a network analysis to investigate social interaction occurred in discussion forums.
From this paper, I confirmed my thought that network science could contribute to research on MOOCs.
My research interest is going toward the interdisciplinary research on MOOCs from perspectives of network science, systems science, and AI. 11:23, Saturday, 12/2/2017