top of page

1570. 第48回国際ピアジェ学会での研究発表に向けて


今日も気付けばあっという間に一日が過ぎ去った。顔を上げてみると、書斎の窓の外には暗闇が広がっている。

以前は10時まで明るかったオランダの空も、今となっては8時を過ぎる頃には、空が闇に包まれるようになった。今日は一日を通して日本語で日記を書き留める時間がなかったため、一日の最後に振り返りとして日記を書き留めておきたい。

本日の予定では、来年の5/31から6/2にかけてアムステルダムで行われる、国際ピアジェ学会で研究発表をするための提案書を作成しようと思っていた。自分の専門領域の学会に参加する際は、もう二度と単なる聴衆として参加しまいと決心しているため、今回の学会においても発表者として応募をしようと思っている。

以前お世話になっていた、マライン・ヴァン・ダイク教授からこの学会について話を聞き、私の研究分野からすると、この学会は私にとって、とても意味のあるものだと思った。今回は48回目の学会ということからもわかるように、この学会の歴史は古い。

ヴァン・ダイク教授曰く、毎回の学会には発達科学の重鎮が多数参加するとのことだが、学会の雰囲気は親しみやすいそうだ。偶然ながら、今回の学会の主催者は、ダイナミックシステム理論を発達科学の研究に適用した第一人者の一人である、フローニンゲン大学のポール・ヴァン・ギアート教授が務める。

もし仮に、カート・フィッシャー教授が学術世界から引退をしていなければ、必ずこの学会に参加していたのだと思う。今回の学会には、フィッシャー教授のダイナミックスキル理論に精通している研究者も参加するようであるから、彼らとの意見交換は非常に意義があるだろう。

あえてこの学会に参加する発達科学の重鎮についてはここで列挙しないが、こうした権威ある学会で研究発表を行う機会が得られれば幸いである。発表者として承諾されるかはまだわからないが、とにかく申請をしてみようと思っていた。

昨年に行った研究内容を発表しようと思っていたため、改めて研究結果を要約し、それを応募書類にする予定だった。しかし、残念ながら、今日はその他の用事が立て込んでおり、応募書類を完成させることができなかった。

そのため、明日の午後にでもこの応募書類を完成させたい。今回の学会で研究内容を発表する幸運に恵まれれば、国際学会で発表するのは、昨年の夏に横浜で開催された国際心理学会議以来となる。

学会の開催日までまだ日があるが、来年の国際ピアジェ学会は今からとても楽しみであり、一つ重要な学会となるだろう。2017/9/21(木)20:54

No.216: Inevitable Subjectivity in Science Any scientific research cannot be perfectly objective.

It may sound natural for some people, but others tend to believe that complete objectivity is assured in scientific research.

To choose a research topic, research method, and theory derives from the subjectivity of a scientist. Of course, scientists should avoid their subjectivity that distorts scientific truth.

However, subjectivity is inevitable in scientific research. At a collective level, a scientific community shares collective subjectivity, which may be called a paradigm.

At both individual and collective levels, subjectivity prevails in science. Therefore, it is not so wise to try to eliminate subjectivity.

I suppose that what scientists must do is communicative dialogue to transform subjectivity into universality. 07:05, Saturday, 9/23/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page