昨日は午前中と午後に大学での講義に参加し、帰宅してからもしばらく学習項目の振り返りをしていた。そのため、学術研究がひと段落したのは就寝の二時間前であった。
そこからその日の作曲実践を始めたのだが、自分の進歩をまた実感することができるような体験をした。昨日は、モーツァルトのピアノソナタ16番の出だしの箇所を参照し、コードトーンだけ抜き出すという分析をまず行った。
その後、モーツァルトが用いたコードトーンを自分なりにアレンジする形で曲を生み出していった。もちろん、モーツァルトの原曲の方が洗練されているのは万民に明らかだが、生み出されたその曲は確かに私の曲であり、とても愛着を持った。
書籍の執筆と同じように、自分で作り出した曲はまさに自分の子供であるかのように愛情を持つものなのだ。過去の偉大な作曲家の曲に範を求める方法をこれまで模索していたが、一つはコードトーンを抜き出すということは非常に有効かもしれないと思った。
現在繰り返し視聴している、シンガポール国立大学が提供する作曲の講座はとても有益であり、その中でノンコードトーンというものを学んだことを思い出した。昨日分析を行ったモーツァルトの楽曲は、偶然にも全てコードトーンだけで構成されていたが、ノンコードトーンが組み込まれた曲ともこれから何度も出会うだろう。
その際には、まずコードトーンだけ抽出し、原曲の中でどのようにノンコードトーンが用いられているのかを分析し、自分の中でアレンジをしながら曲を生み出すということを行っていきたい。全くまっさらな状態から曲を生み出すことは、今の自分では到底不可能である。
そのため、まずはこのように、過去の偉大な作曲者が残した曲を元にして、曲の分析を経て、アレンジすることによって曲を生み出していきたい。一つの小節内のコードを特定することもまだまだ時間がかかるが、この実践を続けることによって、曲の分析と曲を創出することの双方が手に馴染んでくるだろう。
しばらくはこの実践を愚直に継続させたい。既存の曲のコードトーンから自分の曲を作っていく道を見出したのはいいが、一方で、自分の内側にあるメロディーから曲を作るにはどうしたらいいのかがまだ見えていない。
自分の内側には表現を待つメロディーが無数にあるのだ。これはまだ本格的に実践しているわけではないが、時折私は、何も考えることなしに鼻歌を歌ってメロディーを生み出し、それを録音することを行っている。
今後は良いメロディーを思いついたら、逐一録音しておきたいと思う。だが、その前に良いメロディーを生むための鍛錬をする必要があると思う。
昨日も大学から自宅に戻る時にノーダープラントソン公園を通り抜け、その時に鼻歌を歌っている自分がいた。今後は日々の隙間時間に、メロディーを自分の身体から出すような鍛錬を行いたいと思う。
とにかく、まずは自分の中からメロディーを数多く創出する実践を積み重ねていく必要があるだろう。その継続的な実践の先に、良いメロディーが少しずつ生まれてくるだろう。
今後は少しずつ、そうした自分の内側から湧き上がったメロディーを実際の曲の形に仕立てていく方法と技術を習得していきたいと思う。今日は午後から、ベートーヴェンの楽曲に対してコードトーンを抜き出し、それを元に自分なりの曲を作るという実践を行いたい。2017/9/12(火)
No.183: Unique Affordance in Every Place Our thoughts and feelings are cultivated by affordance from the external environment.
I often observe myself that the surroundings construct and nurture my thoughts and feelings. Without counting the number of countries that I visit for travel, I have lived in Japan, the US, and the Netherlands so far.
In the last ten years, I lived in Tokyo and Osaka in Japan, and San Francisco, New York, and Los Angeles in the US. I am currently living in Groningen in the Netherlands.
From that experience, each one of the places uniquely shaped my thoughts and feelings. More accurately, the places constructed my being distinctively because affordance is divergent in each place and culture. Friday, 9/15/2017