北欧旅行から帰ってきて以降、様々な雑務をこなす必要がったので、ここしばらくは専門書を読むことから離れていた。今日は午前中に、久しぶりに発達科学に関する専門書を読むことができた。
端的に述べれば、本書は複雑性科学を教育研究や教育実践に応用した論文が寄せ集められたものである。九月からの実証的教育学のプログラムが開始する前に本書に目を通しておきたかったので、なんとも良いタイミングで本書を開くことができて嬉しく思う。
昨日、私たちの自己が様々な人や事物の関係性によって千変万化するという自己の現象性について言及していた。本書を読みながら、私たちの自己は、やはり「文脈的現象性」という特性を持つことが一段と明瞭になった。
本書には教育哲学者のジョン・デューイの思想について言及している論文が数多く、デューイの教育思想に触れるたびに、彼がダイナミックシステム理論に相通じる発想を持って教育現象を捉えていたことに気づかされる。
私たちの自己の発現のされ方は、まさに置かれた文脈によって動的に変化しうるというのは、デューイの思想に関する記述を読みながら改めて思ったことである。今日は作曲の学習と実践と並行して、本書を最後まで読み進めたいと思う。 今日の午前中についてはもう一点述べておかなければならないことがある。それは、一年目のプログラムが終わり、二年目のプログラムが始まるこの時期にかなり手続き上の問題でバタバタしているということだ。
具体的には、二年目から始まるプログラムに関して、オランダ政府の制度を用いれば学費をかなり抑えられることがわかり、その手続きに関して留学生支援課に直接足を運んだり、問い合わせをしているのだが、その回答に時間を要するようであり、思ったように手続きが進まない。
また、この制度を活用する条件として、あえて一年目のプログラムを終了させないことが大事だと論文アドバイザーから聞いていたのだが、そうこうしているうちに一年目のプログラムの卒業時期を迎え、八月末までに卒業手続きをしなければ、再度初年度のプログラムに登録をし直さなければならないということがわかった。
今朝はこの件について学生支援課に問い合わせてみると、仮に論文の提出を含め、諸々の手続きが八月末までになされなければ、もう一度プログラムに登録し直す必要があることが判明したのである。そうすると、手続き上、一年分の学費を一旦すべて収めた上で、九月分の登録料だけを払う形で後ほど学費が返金されるということである。
これはとてもわずらしいため、早急に論文アドバイザーに連絡をし、論文の最終評価を提出してもらうことを依頼した。一年目の最後の最後に、そして二年目の直前にこのような問題と直面するとは思ってもいなかった。
気がかりなことがあると仕事に集中しづらいため、そうした気がかりを一度自分の言葉でまとめておくことによって、随分と気が楽になることがわかる。論文の最終評価の提出から、論文委員の承諾が降りるまでどれだけの時間がかかるのかを学習アドバイザーに尋ねておこうと思う。2017/8/24(木)
No.112: Truth, Goodness, and Beauty Immanuel Kant and James Mark Baldwin highly valued the dimension of beauty, arguing that truth, goodness, and beauty have equally paramount importance.
While composing music yesterday, I intuitively realized why they highly admired beauty without proposing any hierarchization of the three dimensions.
Beauty dwells and permeates in any other dimensions; ethical judgment (goodness) and scientific exploration (truth) should embody beauty.
My ultimate purpose to compose music is to reintegrate beauty in other dimensions so as to overcome the modern pathology to separate truth, goodness, and beauty. Tuesday, 8/29/2017