辺りには無風が広がり、時が止まっているかのような景色が広がっている。今日の早朝はいつも以上に静かであり、小鳥の鳴き声も聞こえない。
目覚めと共に辺りの景色を見渡すと、日が昇るのが遅くなり、外の世界はまだ暗かった。そのような世界の中で今日の活動を開始させる。
空に溶け込んでしまいそうなぐらいの微量の雲がちらほらと見えるが、天気予報によると今日は晴れのようだ。北欧旅行から帰ってきてまだランニングをしておらず、それそろ身体の調整を兼ねたランニングが必要だと感じていたため、今日は昼食前にランニングに出かけようと思う。
近くのノーダープラントソン公園をゆっくりと走り、その足でインドネシアンレストランに昼食を買いに行き、行きつけのチーズ屋に立ち寄ろうと思う。今日は身体の調整をしながら自分の仕事に打ち込む日としたい。 昨夜の夢の印象が自分の内側にまだ残っている。夢の中の私はモーツァルトだった。
おそらく今の自分の年と同じぐらいか、あるいはそれよりも少し若いぐらいのモーツァルトに自分がなっていた。一軒のこじんまりとした家が小高い山の草原地帯に建てられており、その家の中に私はいた。
家の中はとても明るく、昼下がりの太陽光がいくつもの窓から家の中に差し込んでいた。家の中には物が多くなく、とても小綺麗な印象を与える。
必要最低限の物だけが揃っており、それらが全てあるべき場所に収納されている。この家の中で私は、妻と二人の子供と談笑をしていた。
二人の子供はどちらも男の子でとても元気がいい。部屋の中を駆け回りながらじゃれ合っている。そうした様子を微笑ましく眺めながら、私は家の片隅にある仕事場で作曲を始めることにした。
とても小さな木の机と椅子だけがそのスペースに置かれており、机の上には二冊の本だけが置かれていた。机を五つに区切ると、左から二つ目の区切りに一冊の本が置かれており、右から二つ目の区切りにもう一冊の本が置かれていた。
二冊の本は机の上の空間で対称をなしていた。私が椅子に腰掛け作曲を始めようとすると、子供が近寄ってきて、「お父さんがいつもとは違って机で作曲を始めた」と笑顔で述べた。
それを聞いた時、自分がいつもは机の上ではなく、どうやら場所を問わず至る所で作曲をしていることがわかった。椅子に腰掛けてみると、視線の先には窓もなく、ただコンクリートの壁しか見えなかった。
圧迫されるような気分が少ししたため、椅子から立ち上がり、食卓の方へ向かった。すると妻が、「お父さんがここで仕事をするみたいだからあなたたちは外で遊んで来なさい」と二人の子供に言った。
その言葉に素直に従うように、子供たちは元気良くドアから外の草原に遊びに出かけた。子供たちが出て行くと、妻は笑顔を振りまきながら何やらドイツ語で私に話しかけ、寝室の清掃を始めた。寝室で少しばかり妻と談笑をしていると夢から覚めた。 自分自身がモーツァルトになるという不思議な夢だった。質素でありながらも明るい家が印象に残っている。そして何より、モーツァルトの家族はとても幸せそうだった。
机の上に対称をなす二冊の書物と場所を選ばずに作曲をしていたモーツァルトの特性が脳裏をよぎる。幸福感に満ちた家庭の中で仕事に励むことができるのは、格別な幸福に違いない。2017/8/22(火)
No.105: Social Problems: Problem-Solvers and Problem-Creators Social problems are neither tangible nor objective. In reality, they are social constructs.
We often unknowingly generate social problems by ourselves. This is a little bit ironic because we always aim to solve social problems, but those problems are like ghosts created by ourselves.
We have to contemplate the fact that we are often eager for solving social problems in good faith, but that our shallow goodwill unfortunately creates phantom-like other social problems.
In short, we have to be aware that we are not only problem-solvers but also problem-creators. Without this awareness, we will continue to chase invisible phantoms forever that we generate. Sunday, 8/27/2017