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1391. 母国語と父国語の真なる出会い


昨日、突然に自分の内的言語世界が変容を遂げた。それは避けようのないものであり、その日がついにやって来たのだということを受け入れることしかできなかった。

もはやそうした内側の宿命的な流れに逆らうことをせず、宿命の流れの中で生きることを固く誓った。私は少し前から知っていたようなのだ。もはや、母国語だけを通じて自分の内側の世界を表現しきれないということを。

その衝動が私を作曲実践へと向かわせたのは確かである。ただし、作曲という音楽言語をもってしても、まだ表現しきれないものが無数に自分の内側に蠢いており、それが形となって外側の世界に現れることを願っている姿が見えた。

その願いの実現に向けて自分の内側が動き出すというのは、当然の成り行きだったように思う。母国語だけではなく、「父国語」としての英語を用いて自分の内側にあるものに生命を与え、外側の世界に形を持って生み出すこと。これをしていかなければならない。

その具体的な方法が、英語で日記を書くということだった。だが、これは日々の行動記録という側面は一切なく、日々の生活で直面する外的事実を書き残すことはほとんどないだろう。

そのようなことは全くもって無意味である。外的現象の輪郭をなぞるのではなく、そうした現象から喚起される内的現象に焦点を当て、それを言葉の形に残しておくのだ。それが何よりも重要だ。

昨日から突然に始まったこの衝動的な実践は、すでに私の内側にはっきりとした変化をもたらしている。父国語を自分の内側の深層に組み入れていくことによって、最初から私の内側にあった母国語の質感が変わりつつある。

それは言葉の選択や語感などに如実に表れている。ここから私は、父国語を自分の内側の深層の基底まで浸透させるように尽力したい。基盤の上にそれがあるのではなく、それそのものが基盤になるのである。

これまでの私は、自分の内側の母国語を懸命に守ろうとしていた。それを死守しようとする思いが、これまでの一連の日記の量に表れている。

しかし、もはや私はそれを死守する必要などないことに気づかされた。自分の内側の母国語は父国語との真なる出会いを求めるようになったのだ。ここからは、存在の髄まで英語を滲み渡らせていく試みに従事したい。 今日は午前中に、森有正全集第一巻の『バビロンの流れのほとりにて』の続きを読み、続く『流れのほとりにて』を読み進めたい。昨日の予定通り、今日は自分の研究に関する専門書を読むことを極力控えたい。

少しばかり余白を設けることをあえて行いたいのだ。今日は昼食後から、オンラインゼミナールの自主勉強会とオフィスアワーがある。

私が参加するのはオフィスアワーからだが、受講生同士の自主勉強会の対話はいつも充実しており、後から録音を聞くことが今から楽しみだ。明日と明後日に第三回目のクラスが行われるため、それに向けて説明資料の中身を再度確認しておきたいと思う。

拙書『成人発達理論による能力の成長』の中でも、第三章はとりわけ重要な内容であり、今回のクラスではその章を中心に扱う。カート・フィッシャーが提唱した13のレベルについて一つ一つ取り上げ、いくつかの実践的なエクササイズを用いて、それらの段階特性の理解を促すようにしたい。

時間が許せば、その他の会話事例を紹介したり、レクティカの能力測定サービスの具体的な内容を紹介しようと思う。2017/8/4(金)

No.36: Uniqueness and Universality I am on a bus from Lund (in Sweden) to Oslo. This bus trip takes more than six hours, which may sound a little bit long.

Time passes quite quickly, but I can feel the invariant quality in my existence. Most passengers are sleeping, although it is still 10:30 AM.

I am reading and writing as usual. Anywhere anytime, all I can do is read and write——and breathe.

Is the scenery through a window of the bus Swedish? No, it is something earthy and universal.

Can we discover a unique creation that is generated in only a particular place in the world? The creation can be art, culture, and even our thoughts, feelings, and sensations.

We have to find and admire such a unique production in any places. However, at the same time, we should uncover the veil of uniqueness to discover the universality of any creations. Thursday, 8/10/2017

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