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831. 入力と出力への渇望感


先週から引き続き、今週の前半も良い天気に恵まれている。しかし、あいにく今週末から再び数日間ほど天気が崩れるそうだ。

今日の午前中は特に天候に恵まれていたため、午前中の仕事がひと段落着いたところで、ランニングに出かけた。足取りは非常に軽く、心躍るようなリズムでランニングの足を進めていた。

ランニングのおかげで、ここ数日間の没入感からもたらされる不必要な焦りを拭い去ってくれるかのような感覚があった。ランニングの最中を含め、それが終わった後の今この瞬間においても、非常に爽快な気分である。

私にとって、論文や専門書を読むことと文章を書くことに加えて、運動というのはなくてはならないものである。そういえば、今年の初めに日本からフローニンゲンに戻ってきた時に、アムステルダムからの列車の中で、フローニンゲン大学の物理学科の博士課程に所属する中国人と遭遇し、フローニンゲンに到着する二時間ばかりの間、彼と話をしていたことを思い出した。

その中で、サッカーに関する話題となり、彼はフローニンゲン大学のスポーツクラブでフットサルに時折興じているということを聞いた。今となっては後悔しているが、彼と連絡先を交換していなかったため、彼と一緒にフットサルをする機会に今のところまだ恵まれていない。

実は、私はランニングをしている最中に、頻繁に頭の中でサッカーやフットサルをしている。大抵、自分の好きなプレーを切り出して、そのプレーだけを何度も頭の中でイメージするような癖がある。

今日もそのようなことをしながらランニングをしていた。幸いにも、今の研究は、論文アドバイザーのサスキア・クネン先生と共同で取り掛かっているため、二人称の実践が私の生活の中にはかろうじて存在していることになる。

だが、もっぱら私の日々の生活は、論文や専門書の読み込み作業と文章の執筆、そしてランニングやヨガなどの、一人称の実践しかない。そうしたことから、やはり時には、身体を動かず二人称の実践を行いたいものだという思いが湧き上がってきている。

フローニンゲンも春が近づき、完全に春を迎えたら、一度、フットサル好きな大学院生と若手研究者を集めて、フットサルのイベントを企画したいと思う。若手研究者だけでなく、幸いにもオランダ人はサッカーが好きなので、中堅研究者もこのイベントに参加してくれるかもしれない。

最も仲の良いドイツ人の友人であるヤニックに声を掛けて、彼と共にこの企画を春にでも実現させたいと思う。正直なところ、頭も体も全くもって動き足りない。

精神エネルギーにせよ身体エネルギーにせよ、溜め込みすぎなのが私の問題の一つだろう。もっと読み、もっと書き、もっと体を動かしたいと思う。

量的な発想を否定する前に、そもそも私には、投入量が圧倒的に欠けているのだ。2017/3/14

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