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826. 怒涛の休日の後


ひたすらに自分の文章を修正する怒涛の休日が過ぎ去った。この二日間は、第二弾の書籍に対して加筆・修正をすることにほぼ全ての時間が充てられていた。

文字通り、早朝の起床から寝る直前まで仕事をしていた。睡眠の質などを考えると、やはり、寝る直前の一時間ほどは休憩に充てた方がいいということがわかった。

一日を締めくくる最後の時間は、仕事ではなく休息を取ることが望ましいだろう。二日間にわたり集中的に文章の加筆・修正を行ったことによって、無事にその作業を完了することができた。

その充実感によって、睡眠前の一時間は休息を取った方がいいという気づきがかすれてしまうかのようであった。

昨夜のうちに原稿と図表を編集者の方に送り、もしその他の修正事項に関するフィードバックがあれば、それを直ちに修正し、初稿が出来上がるのを待ちたい。四月にはオーストリアでの学会があり、論文の方も佳境を迎えるため、作業はなるべく三月中に完成しておきたい。

仮に四月にも少しばかり作業がずれ込むことを見通して、あらかじめスケジュールを立て、柔軟に対応できるようにしておきたい。第二弾の書籍に対する加筆・修正が思っていた以上に時間のかかるものであったため、本来土日に取り組んでおきたかった論文の執筆が全く進まなかった。

そのため、今日から再び論文の執筆を進めていきたい。特に、ダイナミックシステムが状態空間の中でどのような挙動を見せるのかを分析する「状態空間グリッド」に関する文章を執筆する予定である。まずは、 “Results”のセクションにおいて、状態空間グリッドを用いた結果を記載しておきたい。

分析結果を表にまとめ、出力したグリッド図も添付しておく必要があるだろう。このセクションでは、自分の見解を述べるのではなく、分析結果を客観的に伝えることが目的になる。

そのため、分析結果をまとめた表をもとに、各指標が表す意味を客観的に記述したいと思う。このセクションを書くことができれば、本日の論文執筆は順調であったと言えるだろう。

明日は、その分析結果をもとに、自分の見解を加えていく “Discussion”のセクションを執筆したいと思う。ここからは、昨日と一昨日と異なり、論文執筆の方に力を重点的に注ぎたい。

早朝から小鳥の優しい鳴き声が響き渡る。フローニンゲンの街も少しずつ暖かくなってきており、自分自身の中でも、新たな始動の時を迎えていることを知る。

慌ただしくなく、静かに流れる時間の中で、自分の仕事に没頭できることは何にも代えてありがたい。自分の仕事に没頭することは、自分の存在に没頭することに他ならず、それは自己を知る道であると同時に、自己を超える道だと思う。2017/3/13

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