2年前(2013年)に卒業したジョン・エフ・ケネディ大学大学院での学びをまとめた留学記が完成しました。留学記はこちらからダウンロードすることができます(ジョンエフケネディ大学留学記)。
以下、序文より抜粋。
「ジョン・エフ・ケネディ大学留学記」に関心を持っていただき、どうもありがとうございます。私は、アメリカの思想家ケン・ウィルバー(Ken Wilber)の提唱した「インテグラル理論」と様々な心理学を幅広く学ぶことができる、米国カリフォルニア州のジョン・エフ・ケネディ(JFK)大学大学院修士課程「統合心理学科」を2013年6月に卒業しました。
現在は、人間の意識・知性の発達に関する学術探求を継続させることと並行して、日本の企業向けに人材開発・組織開発のコンサルティングサービスと人間力の涵養を目指した発達支援コーチングを提供しています。
この留学記では最初に、哲学・心理学とは一切関係のない人生を送っていた私が、どうしてケン・ウィルバーの思想に惹かれ、会社を退職してJFK大学へ留学することを決意したのかを紹介したいと思います。
次に、日本では学習することができないであろう、JFK大学のユニークな授業の数々を紹介しながら、JFK大学留学中に体験した印象深い出来事を紹介していきます。
現時点において、インテグラル理論は、日本ではまだあまり馴染のない理論です。しかし、この留学記を読んでいただくことを通じて、インテグラル理論の現実世界への応用可能性・有用性を知っていただき、インテグラル理論を実務領域で活用する実践者が増え、日本が抱える山積みの諸問題を解決する糸口となれば幸いです。
本文のほとんどは今から4年前に書かれたものです。当時の文章にそれほど手を加えることをしなかったのは、私がその時に感じていたこと・思っていたことに忠実でありたいと思ったからです。そのため、今となっては追加したい説明事項が山ほどあったとしても、冗長な説明を加えることなく、簡潔で分かりやすい内容の留学記に仕上げようとしました。
それでは、私がJFK大学で体験した2年間の学びを振り返りながら、皆さんと共に「インテグラル・ワールド」の旅を始めていきたいと思います。
2015年7月7日 加藤洋平