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11644-11650: フローニンゲンからの便り 2023年12月19日(火)



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成人発達理論とインテグラル理論を基礎にして、様々な学問領域からサイケデリクスやその他のテーマについてお話しさせていただくチャンネル「インテグラル・サイケデリックラジオ」はこちらからご視聴いただけます。

タイトル一覧

11644. 今日の計画/意識・宇宙・サイケデリクスの三位一体的探究への誓い

11645. 今朝方の夢

11646. 今朝方の夢の続き

11647. 第一線級の数多くの学者がサイケデリクスを摂取する未来を想像して

11648. 宇宙の形と存在場

11649. サイケデリクスを活用した神人合一・神人不二の道/川面凡児の宇宙論と意識論に関するリサーチノートを執筆し始めて

11650. 良縁を運んでくれる人間関係恵まれて


11644. 今日の計画/意識・宇宙・サイケデリクスの三位一体的探究への誓い


時刻は午前3時を少し回ったところである。今日は午前3時ぴったりに起床し、とても良い目覚めを迎えた。昨日の筋力トレーニングを終えて一夜が明け、身体が脂肪燃焼を続けているのを感じる。後ほどソイプロテインを摂取して筋肉にタンパク質を含めた栄養を補給しておきたいと思う。今日は午前中に1件オンラインミーティングがある。そこで2023年の総括をすることになっているので、話をしながら今年一年を振り返るのが楽しみである。同じような総括的な試みを明日のコラボラジオで行ってみるのも良いかもしれないと思ったが、ラジオはまだ来週にもあるので来週こそ総括の機会にしよう。


午後からは親友かつかかりつけの美容師のメルヴィンの店に行き、髪を切ってもらう。5週間に1回の散髪は習慣となり、この頻度でメルヴィンと話をしていると、いつもお互いの変化に驚きながら、互いが変化の共鳴を起こして同じ街で住んでいるのだと実感して嬉しくなる。今日の午後にこの5週間の彼の変化を聞くのが楽しみである。変化の話に加えて、きっと今回もサイケデリクスに関する話題が中心になるだろうか。その時にはサイケデリクスそのものを話題にするというよりも、サイケデリクスを通じた現象学的体験から紐解かれる意識や宇宙の性質についてメルヴィンと対話したいと思う。メルヴィンもまた哲学的な関心を持っていて、意識についても宇宙についても自分なりの考え方を持っていることを実感するため、今日は明確にそれらについて問いを立てて対話を進めていこうと思う。昨日明瞭に芽生えた宇宙への関心をもとに、まずは宇宙についてメルヴィンに問いを投げかけてみたい。具体的には、多元宇宙についてどのような考えを持っているかや、宇宙に始まりや終わりはあると考えているのかなどであり、さらには宇宙と意識の関係についてどのような考えを持っているかを尋ねてみよう。


もうここからの自分はしばらく、自分の探究の焦点はサイケデリクスではないと述べるだろう。また、自分の探究の焦点は意識でも宇宙でもないと述べるだろう。自分の探究の最大の焦点は、意識・宇宙・サイケデリクスにある。それら三位一体の結節点にあると述べるだろう。いずれも最大の広さと深さで探究していきたいという熱情で燃えている自己がいる。そんな魂と霊がここにいる。昨日にそのような誓いとも言えるそのような考えと感覚が降ってきた。ここ最近は、本当にそうしたものが「降ってくる」ので驚く。それは自分が生み出したというよりも、まさにビッグバン的に突如として生成するかのような、素粒子がひょっこり生まれるかのような、絶対無から有が瞬時に生まれるかのような形で芽生える。それは考えや感覚だけではなく、感情を含めたおよそ自分の内的現象の全てに当てはまる。これもまた自分が宇宙的存在ということを明確に示していると言えるかもしれない。フローニンゲン:2023/12/19(火)03:32


11645. 今朝方の夢


時刻は午前4時を迎えた。先ほどアニマルフローの実践をいつものように行い、身体の調子を整えてソイプロテインをカカオパウダーと混ぜたドリンクを作った。それを今から少しずつ飲みながら朝の取り組みにこれからゆっくりと入っていこう。その前に今朝方の夢について振り返っておきたい。


夢の中で私は、オランダの哲学者バーナード・カストラップ氏と対話をしていた。それはメディアへの出演の形を取っていて、カストラップ氏と私はスタジオにいた。いざ収録が始まってみて驚いたのは、カストラップ氏が流暢な日本語を話せることだった。私が知る限り、カストラップ氏はオランダ語、ポルトガル語、英語を流暢に話すことができるのだが、まさか日本語まで流暢に話せるとは思っていなかったので驚いた。そこからは自然な流れで日本語で収録が進むことになった。


そこからの話は主にサイケデリクスがもたらす種々の変容力に焦点が当てられた。カストラップ氏はコンピューターサイエンスと哲学に関してそれぞれ博士号を取得している学者であり、30代に入ってから真剣にサイケデリクスを摂取するようになり、その実践を自身の学問研究に活かしている。自分はその点に共感しており、お互いにサイケデリクスを通じて見えてくる意識と宇宙について関心があるので、対話の焦点はそれらになるだろうと思っていたが、カストラップ氏が口火を切ったのは、サイケデリクスが持つ個人の知性に働きかける力であった。それはどちらかというと意識の機能的側面に関する話題で、意識そのものではなく、抽象度合いはさほど高くない論点だった。カストラップ氏の問いに対して自分はざっと、サイケデリクスを摂取する効能として、記憶力の増幅、自然言語運搬能力の向上、数的運搬能力の向上を上げた。記憶についてはすでに脳の可塑性の増大に関する実証結果が存在しているし、後者の言語力・数学力についても記号操作能力の観点から同じく実証研究がなされている。それ以外にも何かないかと考えてみたところ、パーソナリティの肯定的な変化についてはジョンズ・ホプキンス大学がすでに研究成果を挙げており、感情能力の高まりについても実証結果がある点を指摘した。とりわけ感情能力の高まりは非言語的な能力の向上を示唆しているので興味深いと述べると、カストラップ氏もそれに同意してくれた。そこから私は一歩突っ込んで、超心理学的な分野で研究されている能力、例えばテレパシー能力や予知能力の向上可能性についても言及した。こちらについては自分の知る限りまだ本格的な研究はなされていない。それらの研究結果を受けて、サイケデリクスがトランスパーソナルな能力の開拓にも有益だと証明される日がいつかやってくるだろうとお互いに展望を語った。その時にはサイケデリック研究にトランスパーソナル心理学と超心理学がより密な連携を取り合い、それぞれの研究分野に良い影響を与えるだろうという自らの考えを述べた。カストラップ氏との対話はとても刺激的で、こちらもまた色々と洞察や発見、さらには今後の研究トピックも新たに得られたので、また対談をさせてもらいたいと思った。フローニンゲン:2023/12/19(火)04:15


11646. 今朝方の夢の続き     


あと4時間ほどは闇の世界が続くだろうか。午前8時半を過ぎてから明るくなってくるのが楽しみである。夜明け前よりも随分と早く起床すると、夜明けを迎える瞬間の喜びと楽しみが増す。明けゆく空を眺めている頃には、今日の早朝の学術研究は随分と進んでいるだろう。とにかくこれからは意識・宇宙・サイケデリクスの三位一体テーマに対して、哲学・科学・神学という三位一体のアプローチを採用していく。両者の三位一体が掛け合わされた時、自分の研究は大きく前に進展していくだろう。


先ほど今朝方の夢について振り返っていたが、夢にはまだ続きがある。そう言えば、カストラップ氏との対談の場面の中で、サイケデリクスを通じて意識下・無意識下での思考形成運搬能力が高まる点、それに加えてユニークな仮説形成能力が向上する点についても指摘していたのを覚えている。これらの効果は、サイケデリクスを摂取するという実践を通じて学術研究に従事する私たちにとって重要なものであり、それらについてももう少し深堀した対話をしていたのを覚えている。


それ以外には、大学時代のゼミの2人の友人が話をしているところを目撃している場面があった。私は目撃者として存在していたので、夢のサトルフィールドにサトルボディとして存在していた訳ではない。コーザルボディないしは目撃者の身体を通じて夢の場面を眺めていたのである。彼らの話を聞いていると、途中から私の話になった。彼らは何かお題を誰かから出されていて、提示されたお題が私の弱みに関するものだった。さて彼らは私の弱みについてどのように回答するのかと気になっていたところ、片方の友人が即座に「理科系の思考力」と述べ、もう片方の友人もそれに頷いていた。なるほど自分は理科系の思考力を弱みにしていると見られているのだという気づきが得られ、ここからはその力を鍛えていこうと思った。しかし、彼らが理科系の思考力というものをどのように定義しているのかを聞いてみなければ鍛えようがないと思ったので、機会を見つけて確認したいと思った。いずれにせよ、自分の研究においては科学論文を読んだりすることも多いので、理科系の思考力の素養を養っていくことは重要かと思った。すでに理科系の修士号を2つ取得していてもまだ理科系の思考力が足りないと指摘されてしまうと、まだまだ道のりは長そうだなと思った。


その他にも、見慣れない外国の街にいて、空を飛んで移動しようとしている場面があった。そこはリゾート地としても有名な場所で、街の外れにビーチと山がある。ビーチと山の間にある立派な一軒家にお邪魔させてもらい、そこのバルコニーでその家の持ち主と数人の友人と話をしていた。その一軒家はビーチと山の間にあると言っても実際には崖の上にあり、帰りの際に崖から降りていくことが極めて難しい作りになっていた。一歩でも足を踏み外すと、死が待っているような危険性があった。私は次の予定があったので、少し早くその場を後にすることにした。家のオーナーの女性に挨拶をし、広いバルコニーで助走をつけて空に飛び立った。その時に目的地の大まかな方角をオーナーの女性に尋ね、そちらに向かって飛んで行った。すると、目的地の方角に工場地帯があり、黒くて汚い雲がもくもくと立ち込めているのが見えた。「あの辺りは飛びたくないな」と思って、なんとか迂回できないかと考えたが、工場地帯の手前で地上に降りて、そこからは電車で移動しようと思った。いざその工場地帯の手前までやって来ると、先ほどまでは外国の様子を呈していた街が日本風になり、そこがどうやら日本のどこかの街であることに気づいた。とりあえず地面に降りて、ちょっと近場の散策でもしてから列車に乗ろうかと思った。途轍もなく大きな塔のようなショッピングモールがたまたま目に入ったのでそこに行ってみると、その入り口で偶然にも母と母方の祖母と出会った。せっかくなので3人でそのショッピングモールを散策しようということになり、エレベーターホールに向かった。なんとエレベーターはそれぞれ個室になっていて、一家族一台の形で稼働されていたので驚いた。しかも個室のエレベーターの中にはトイレまで完備されており、すごいなと思ったところで目が覚めた。フローニンゲン:2023/12/19(火)04:42


11647. 第一線級の数多くの学者がサイケデリクスを摂取する未来を想像して


今し方モーニングコーヒーを淹れた。起床して2時間弱してからコーヒーを飲むのが毎朝の習慣であり、自分の手でコーヒーミルを挽いている最中やフレンチプレスにお湯を注いでいる最中には突然新しい考えや洞察が降って来ることが度々あるのが興味深い。つい先ほどフレンチプレスにお湯に注いでいる時には、世界の第一線級の学者たちがサイケデリクスの存在とその有効活用に目覚め、彼らがサイケデリクスを摂取して学術研究に打ち込めばどれほど学問が進展することかと思った。もちろんサイケデリクスは本来万民に開かれているべきものだと思うが、特に第一線級の学者がサイケデリクスを摂取する意義は大きい。サイケデリクスの摂取によって、ほぼ間違いなく自身の学問研究に関して、通常意識でずっと研究を重ねてきてこれまで得られなかったような気づきや洞察が得られるであろう。サイケデリクスは創造性を刺激し、意識を拡張させる形で彼らの研究をさらに深めていくであろう。人文学、社会科学、自然科学を問わず、第一線級の学者がサイケデリクスを摂取することによって、学問はより進展し、現代に山積みの諸課題に対して大きな貢献を果たすに違いないと考えている。


ここであえて第一線級の学者と括ったのは、彼らの研究が研究分野に対して与える影響や社会への影響を考慮してのことであり、同時に重要なことは、創造性を発揮させて新しい学問的発見をするためにはそれ相応の知識の積み重ねが必要なことである。学問的発展と学問的成果の社会応用という目的で言えば、サイケデリクスを摂取して欲しいと思うのは優先して第一線級の学者となるというのが自分の考えである。繰り返しになるが、サイケデリクスは本来万民に開かれているので、きちんとした規制の下であれば、誰が摂取しても良いのであるが、学問的発展と学問的成果の社会応用という目的を立てた場合には、それなりの学問的修養を積んで、それなりに力のある立場についている学者を優先させるべきかと考えていた。学問的発展だけを考えるのであれば、学問的修練を積んでいるだけで条件を満たし、学問的成果を社会に応用していく際には交渉力や政治力といった力と立場があることが条件を満たす。学問的発展と学問的成果の社会応用を同一の学者が実現させる場合には、自分の研究分野に関する広く深い知識と力と立場を全て持ち合わせていることが条件になるだろう。

サイケデリック・ルネサンスの動きはもう慣性の力が働くぐらいに大きなものになっており、欧米社会においてはサイケデリクスの価値は広く認識され始めているので、今後より多くの学者がサイケデリクスを摂取することを通じて革新的な研究をどんどんと打ち出していく姿を見ることができるのではないかと思う。その光景を想像するだけで楽しみな気持ちになるし、自分も継続的なサイケデリクスの摂取を通じて、自分の研究分野にユニークな貢献をしていきたいと思う。フローニンゲン:2023/12/19(火)05:16


11648. 宇宙の形と存在場    


宇宙はどのような形をしているのだろうか。ふとそんな疑問が湧いた。宇宙の形として考えられそうなのは球体や平面だろうか。そもそもの前提を疑うと、宇宙は形など持っていない可能性もある。形がなく、どこまでも広がりと充満性を持っていて、それは特定の形に還元できないものかもしれない。宇宙の形について、先端的な宇宙物理学ではどのようなことが言われているのか調べてみたい。また、サイケデリック実践を通じて宇宙の形をどのようにすれば知ることができそうかの手続きを考えてみたいし、知覚された宇宙の形に関する理論仮説をどのようにすれば証明できるのかについても考えてみたい。宇宙には形があるという前提と宇宙には形がないという前提の双方を持って体験に臨み、どのような宇宙知覚体験が今後なされるのかには注目をしておこう。


縦横高さという3次元に時間を加えて4次元とした時、私たちの物理的な存在場はその4次元的な世界になるが、そうした存在場にいる自己を内省的知性を活用して眺めた場合、その自己は1つ上の5次元場に存在することになる。そこから、そうした内省を行っている5次元場の自己の存在に気づいた時、6次元場に存在する自己に気づく。そしてそれはどこまでも高く次元上昇する。そんなイメージが現れた。私たちが4次元の世界に生きているという認識は、ピアジェで言うところの形式操作段階から芽生えるのではないかと思う。5次元以降の認識は、後形式操作段階以降に芽生え始めて来るだろう。4次元が生起する際の時間変数を現在という今だけに固定した場合、それは今という定数となり、存在場の形は変わるだろうか。そこのイメージをより明確に持ちたい。宇宙の形と私たちの存在場は密接なつながりを持っているがゆえに、双方の考察を深めていきたいものだ。このテーマについては、現代宇宙物理学の知見を借りることと、仏教や神道における宇宙論を参考にしたい。またそもそも場所とは何なのかについては、西田幾多郎先生の場所の論理を参考にしよう。フローニンゲン:2023/12/19(火)07:27


11649. サイケデリクスを活用した神人合一・神人不二の道/

川面凡児の宇宙論と意識論に関するリサーチノートを執筆し始めて


神人合一・神人不二の道を歩むに際して、かつては厳しい修行が課せられていた。神人合一・神人不二を求めて苦行に励む人たちは、ある意味苦行を当たり前のものと思い、「苦行主義」とも言える隘路に陥っているのかもしれない。それとは逆に、現代は効率性を求める傾向がある。そうした両極を鑑みても、サイケデリクスの摂取は非常に理に適った形で神人合一・神人不二の道を歩むことを可能にしてくれるように思う。そこでは節制に次ぐ節制と心身を壊しかねない苦行は必要ではなく、かと言ってやすき道でもない課題が毎回もたらされる。サイケデリクスの効能を最大限に引き出すためには睡眠・食事・運動といった実践は不可欠であるし、サイケデリクスについて学習するということも準備として求められる。さらにはサイケデリクスの摂取を通じて得られた課題を紐解くために時間を捧げ、得られた学びをさらに実り多きものとするための追加の学習と実践も求められる。このように考えると、サイケデリクスは神人合一・神人不二を目的とする場合、苦行よりも遥かに効率的ではあるが、かと言って易き道でもないことがわかる。まさに苦行と易行の中庸に位置しているのがサイケデリクスなのではないかと思えて来る。やはりサイケデリクスは中庸的存在なのだ。 


 1人の人間の内側に、そして周りに八百万の神々を見出すこと。自分自身に対してもそのような在り方を持つことを大切にしたい。私たち人間を含め、全ての生きとし生ける存在が現人神なのである。


今日は今朝方にバーナード・カストラップの書籍を1冊再読してからは、英語の書籍を離れ、神道家の川面凡児の書籍を読み進めていた。川面先生の全集は、ここからの神道宇宙論の探究において核となる研究書になるだろう。この全集は基本的には明治時代の日本語で書かれており、漢文だけで書かれている内容もあるため読み解くのに苦労するが、この全集を読み進めながら、英文リサーチノートを取っていこうと思っている。やはり川面先生の宇宙論や意識論には目を見張るものがあり、それらの理論とサイケデリック体験を絡めた研究が可能であることが見えてきて大変嬉しく思う。全集を基にしたリサーチノートの執筆を少しずつ進めながら、これまで読んできた他の英文書籍の内容と自由連想的にどんどん考えを書き留めておきたいと思う。川面先生の神道神学を核に据えれば、きっと意味のある英語論文が執筆できそうだという確信が芽生えたことは大変喜ばしいことであった。フローニンゲン:2023/12/19(火)13:38


11650. 良縁を運んでくれる人間関係恵まれて


時刻は午後4時半を迎えた。もう辺りは随分と暗くなっている。先ほど散髪と買い物から自宅に戻っている最中に、午後4時を過ぎたらもう辺りが暗くなり始めていることを改めて実感した。今が一番日の出が遅く、日の入りが早い時期だろう。


今日もまた親友かつかかりつけの美容師のメルヴィンとの対話は大いに盛り上がった。メルヴィンのこの5週間での近況報告を聞いた後に、昨日降ってきた「意識・宇宙・サイケデリクスという三位一体を哲学・科学・神学という三位一体のアプローチで探究していく」という新たな方向性を共有すると、メルヴィンは自分ごとのようにそれに興奮してくれ、好奇心に基づいていくつもの質問を投げかけてくれた。そこから話は、宇宙物理学の話題となり、先般のシロシビン・セッションで得られた体験と洞察を基に、自分と同じくサイコノートであり、尚且つ意識と宇宙に関心を持っているメルヴィンにいくつか問いを投げかけた。お互いに宇宙物理学についての知識はほとんどないが、これまでのお互いのサイケデリック体験から得られた宇宙的知覚体験とその洞察に基づいて、お互いに直観を発揮させて意見交換をしていった。こちから投げかけた問いは例えば、宇宙の形に関するもの、宇宙の端の有無に関するもの、膨張宇宙・縮小宇宙・伸縮宇宙のどのモデルを妥当だと考えているかというもの、さらには可能世界と多元宇宙に関するものなどが主なトピックだった。それらの問いについて、お互いに宇宙物理学の専門家ではないが、自らのサイケデリック体験とそこから得られた洞察や考察を基にした意見交換は実に刺激的で、時を忘れるほどだった。そこからはまさに時間の話にもなり、実に有意義な対話を今日もメルヴィンと行えたことに感謝である。


話の中で、ちょうど4日前にハーバード神学大学院への出願を終えたことを伝えると、メルヴィンは祈りを捧げるかのように吉報をもたらすようなエネルギーに満ちた言葉と笑顔を自分に与えてくれた。メルヴィン以外にも、家のオーナーや隣人のサハルも今回の出願を応援してくれていて、本当に自分にはたくさんの支えてくれる人がいることに感謝が尽きない。オランダでもこうして素晴らしい人間関係が自分の人生の中にあることが本当に嬉しく、本当に有り難い。今回の出願の結果がどうであれ、自分には恵まれた人間関係が絶えずあるということが絶対的な安心感をもたらしてくれていて、良縁を運んでくれる人間関係が今後世界のどこにいてもあり続けるであろうという揺るぎない確信がある。そうした絶対的な安心感と確信があれば、この地球上のどこで生活していても自分は充実した日々と人生を送っていくことができるだろう。


別れ際にメルヴィンが、“The Kybalion: A Study of the Hermetic Philosophy of Ancient Egypt and Greece”という書籍を教えてくれた。ちょうど散髪が始まる前に、メルヴィンにバーナード・カストラップの書籍を1冊プレゼントしていて、まるでそのお礼をしてくれたかのように興味深い書籍を教えてくれたことに感謝である。本書はタイトルにあるように、古代エジプトと古代ギリシャの神秘主義思想を扱っていて、自分の「意識・宇宙・サイケデリクス」の三位一体研究に有益な考え方が詰まっているとメルヴィンの話を聞いて思ったので、タイミングを見て本書を購入して読んでみようと思う。フローニンゲン:2023/12/19(火)16:46

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