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10764-10768: フローニンゲンからの便り 2023年8月22日(火)



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成人発達理論とインテグラル理論を楽しく学んでいただける「成人発達コラボラジオ」を2023年7月14日より始めました。

タイトル一覧

10764. 今朝方の夢

10765. サイケデリクス研究に携わる様々な研究者たちと共に/ヘンプ製品について

10766. 太陽の恵みと宇宙船地球号/サイケデリクス·ルネサンスの幕開けの中で

10767. サイケデリクスに関する法規制に関する学術書の注文に向けて

10768. 文明の起源とサイケデリクス


10764. 今朝方の夢


時刻は午前6時半を迎えた。今、いくつかの種類の鳥たちがそれぞれ違う場所で鳴き声を上げている。今日も地球が回り、新たな1日がやって来た。夜を終え、朝を迎えた今、自己もまた新たな存在になっていることを感じる。


今朝方の気温は14度と冷えていているが、今日も日中は24度近くまで気温が上がるらしい。月間の天気予報を調べたところ、気温が25度を超えるのは今週の木曜日しかなく、もうそこからは秋に入っていく感じだ。既に秋に頭を入れているような感じが漂ってすらいる。今年の夏は本当に涼しかった。そのおかげで自らの取り組みを前に進めやすかったことには感謝したい。


今朝方は1つ印象に残っている夢を見ていた。夢の中で私は、見慣れない小学校にいた。自分はその小学校に通っているようで、最終学年のようだった。しかし自分だけではなく、そこにいる同学年の生徒たちも低学年の生徒たちもみんな大人の体つきをしていた。


ひょんなことから学校で最終学年の中から男女それぞれ人気の高い人は誰かを決めることになった。これは立候補制でもなんでもなく、最終学年の誰かに対して全校生徒が投票することになっていた。投票は古典的な紙に書いて行うようなものではなく、電子システムを用いて行われた。投票の途中経過が表示された時、驚くことに自分が男性側の方では首位にいて、400票もの票が入っていた。女性側の方には女性友達(AS)が首位で、彼女は300票を超える票を集めていた。まさか自分が首位に立つとは思っておらず、少し戸惑いがあった。最終結果が発表されて、その時にも首位にいたら色々と騒ぎになりそうだったので、私は女性側の首位の友達に話をして、一緒に学校から抜け出して街に行こうと持ちかけた。すると彼女もまた私と同じような考えを持っていて、学校の中で騒ぎに巻き込まれたくなかったらしく、一緒に街に出かけていくことにした。出かけた先の街は東欧の大都市で、そこのカフェに入ってまずは寛ぐことにした。カフェで寛ぎながら、このあとはデパートの中でもぶらぶら見ようかということになり、2人で静かな時間を東欧の街で過ごしていた。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2023/8/22(火)06:44


10765. サイケデリクス研究に携わる様々な研究者たちと共に/ヘンプ製品について


時刻は午前7時半を迎えた。早朝のアニマルフローと呼吸法の実践、そして2枚のデジタル絵画の創作、さらには5曲ほどカリンバの即興演奏を通じて創作したので、これから朝の読書に取り掛かりたい。正午までの時間を読書に集中し、今日もサイケデリクスに関する知識と考察を深めていく。


先ほど、ハーバード大学ロースクールとフロリダ大学ロースクールの研究者たちの対話を聞きながら、こうしてサイケデリクスの叡智を社会に有意味な形で普及させていこうと尽力する人たちが様々な領域にいることを思った。それこそ4象限全ての領域に研究者がいるのだ。自分も将来的にはサイケデリクスに伴う法制度や公共政策についても専門的な知識を獲得していきたいが、まずは左上のサイケデリクスと意識現象の研究と、右上のサイケデリクスと脳内現象の研究を進めていきたい。それに並行する形で集合領域におけるサイケデリクスと文化·芸術現象や歴史を探究していきたいし、各種の規制を探究していきたい。サイケデリクス研究には多様なアプローチができることがここからもわかるし、それによって自分にしかできない貢献があることも見えてくる。サイケデリクスに関する研究が花開き、各種制度も変わりながら、サイケデリクスを用いた治療が行われるようになった「サイケデリクス·ルネサンス」の幕開けに立ち会えていることの喜びを噛みしめながら、この運動が絶えず正しい方向に進めるような関与をしていきたいと思う。様々な領域の研究者と実践者から励ましをもらい、彼らに連なっていく形で自分にしかできない貢献をこの分野にしていこう。


昨日、改めてヘンプ製品について調べてみた。というのも先週にフローニンゲンの中央市場がやっている日に出店を眺めていると、エキゾチックなお店を見つけ、そこでヘンプ製のリュックと肩下げバッグを購入したのである。店長はインド人の中年女性で、その方からヘンプ製の耐久性の良さについて話を伺った。ヘンプがしめ縄やタイヤなどの産業製品にも使われていることは既に知っていたが、改めてヘンプ製品の特徴を調べてみたところ、今度は衣服もヘンプ製のものを使っていきたいと思った。何やら、ヘンプ製品の衣服は洗濯するごとに繊維が丈夫になるとのことで面白く思ったし、ヘンプ繊維には無数の穴が開いていて、常に湿度調節をしてくれるという快適さもある。そうしたことからも、今後はヘンプ製の衣服を積極的に着てみようと思う。フローニンゲン:2023/8/22(火)07:47


10766. 太陽の恵みと宇宙船地球号/サイケデリクス·ルネサンスの幕開けの中で


朝日が地球から1億4960万kmも離れた太陽から届けられていることに改めて驚きと畏怖の念を持つ。太陽と地球の距離、そして光の速度を考慮すると、太陽から発せられた光はおよそ8分後に地球に到達する。今自分が浴びている朝日は、8分前に太陽から生まれたものなのだ。その光の恵みを噛み締めている。


昨夜ふと、こうして自分が地球という惑星にいることについて考えてみたときに、文字通り自分は宇宙船地球号に乗って毎日宇宙空間を移動しているのだと思った。地球は毎日260万kmほど動く。自分もまたそれだけの距離を毎日宇宙空間で移動しているのだ。地球は時速107,226kmで移動しているとのことだが、そんなに早くなかったとしても、自分も地球と歩みを同じにしたいと思う。そして自分がこうして毎日宇宙空間を移動させてもらっている宇宙船地球号に感謝をし、それが長く健全でいられるようにその美化に貢献していきたいと思う。


サイケデリクス·ルネサンスの幕開けの機会を逃さないこと。その社会的な熱量に乗って研究と実践を進めること。それについて考えていた。現在、サイケデリクスの研究が長らく抑圧されてきたところから解放され、様々な領域の研究者がこの分野に集い始めている。その様子を眺めながら、そこでの熱気を感じつつ、自分もまたその流れの中に入っていき、当該分野への貢献をしていきたい。サイケデリクスを通じた意識変容と社会変容は、過去の歴史において実を結んでいない。そこでの失敗を歴史から学び、多様な学問領域と実務家の叡智を結集させ、今回のサイケデリクス·ルネサンスが人間の意識を変容させ、社会をより良い方向に変容させる形で、他の生きとし生けるものや地球そのものに貢献していくことを願ってやまない。決して人間の利己的な思いでサイケデリクスを活用するのではなく、利他的な目的でそれをうまく活用する社会が実現してほしいと切に願う。その実現に向けた研究と実践を愚直に毎日続けていこうという新たな決意を持った。フローニンゲン:2023/8/22(火)08:12


10767. サイケデリクスに関する法規制に関する学術書の注文に向けて


時刻は間も無く正午を迎えようとしている。今日も早朝よりすこぶる良い天気で、大変気持ちの良い気候の中で午前中の読書を進めていた。その中で、サイケデリクスを取り巻く法規制に関する優れた学術書についていくつか言及があり、そこから派生してサイケデリクスに伴う公共政策の学術書を調べてみた。するとそこでも良書と出会うことができたので、今日もまた書籍を注文したいと思う。今のところ、イギリスのアマゾンから2冊、オランダのアマゾンから13冊ほどの書籍を購入しようと思っていて、今日もまた15冊ほどサイケデリクス研究に必要な学術書を購入することになる。今のところ今月は175冊ほどの書籍を購入することになり、そのうちの165冊がサイケデリクス研究に関するものだ。本日購入する予定の書籍の大半は右下象限の法律に関するもので、それらの書籍を読み込んでいけば、欧米のサイケデリクスを取り巻く規制の歴史と現在について分厚い知識が体系的に得られるだろう。


午前中の読書の中でふと、サイケデリクスによって誘発される体験は、「神秘体験」と呼ぶよりも、それに対して既にある程度意識現象と脳内現象の科学的な説明ができるのであるから、「トランスパーソナル体験」と呼んだ方が良いのではないかと個人的に考えていた。神秘体験という言葉は誤解を与えやすく、トランスパーソナル体験という言葉の方がその背後にある学術的な知識を紹介しやすいように思う。


その他には、スティーブ·ジョブズは自身のLSD体験を人生における極めて重要な体験の1つに挙げていることについて思い出していた。LSDがなければジョブズの創造性が開花しなかった可能性を考えてみると、LSDがなければiPhoneを生み出すことはなかったかもしれないというようなことも考えられるかと思った。もちろん、それはかなり短絡的な因果説明であり、実際のところはより複雑な要因があってiPhoneが生み出されたわけだが、少なくともLSDを含むサイケデリクスがテクノロジーと文化の創出に与えた影響については十分に研究に値するものかと思う。フローニンゲン:2023/8/22(火)11:48


10768. 文明の起源とサイケデリクス


時刻は午後4時半を迎えた。午前中に引き続き、午後もまた旺盛にサイケデリクス研究を進めていた。学術書を読み進めながら、人類が天然系のサイケデリクスに接触したのは少なく見積もって数万年前であることが洞窟壁画から確認されていることに改めて驚く。また、世界の5大宗教の全てがその発生の時点からサイケデリクスとの接点があったことも驚かされる。およそ人類と文明は、サイケデリクスと歩みを共にしてきたことがわかる。だが残念なことに、現代では政治と絡んだ愚行により、サイケデリクスに対する歪んだ認識と取り扱いが広く世界の隅々に行き渡ってしまっている。サイケデリクス·ルネサンスにおけるサイケデリクス研究は、そうした状況を打破するものでなければならない。


カンナビスの鉢植えが無事に終わり、秋になって涼しくなったらシロシビンマッシュルームを育ててみようと思っている自分の目には、外出中の自然が新しく見えている。先ほど書籍の受け取りと買い物がてら外に出て時には、思わず道端の植物やキノコには注目してしまう自分がいた。自然の世界は本当に豊かである。


ここからサイケデリクス研究を進めていくに際しては、既にインテグラル理論の4象限という箱が頭の中にあるので、ここからは少しずつその箱に学術的な知見と洞察を埋めていく作業をしていけば、十分な数の論文や博士論文が執筆できそうである。博士論文に関して言えば、今のところはシロシビンマッシュルームに注目し、それぞれの象限に対して2つか多くて3つの章を当てれば、それだけで博士論文の構成になり、博士論文をもとにした書籍も英語空間で出版できるだろう。そのような構成を抱きながら散歩がてらの買い物を終えて自宅に戻ってきた。今日は随分と多い数の書籍を受け取ったので、夕食後に楽しみながら梱包を紐解こう。フローニンゲン:2023/8/22(火)16:37

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