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10758-10763: フローニンゲンからの便り 2023年8月21日(月)



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タイトル一覧

10758. 今朝方の夢

10759. 今朝方の夢の続き

10760. サイケデリクスを取り巻く法律や規制に関する政府資料を集めて

10761. サイケデリクス研究への目覚めとサイケデリクスを通じた全象限的な研究に向けて

10762. アメリカとオランダのサイケデリクスを取り巻く法制度を調べてみて

10763. ジムでの充実したトレーニングを終えて/サイケデリクス·ルネサンスの先端で


10758. 今朝方の夢


時刻はゆっくりと午前6時を迎えようとしてる。起床した時には辺りは暗かったが、今は朝焼けが遠くの空に見え始めた。今日は早朝からすこぶる天気が良いようなので、きっと美しく輝く朝日を見ることができるだろう。明けゆく空を眺めていると、確かに雲一つないようなので、朝日の輝きには期待できる。


ゆっくりと明けてゆく朝空を眺めながら、今朝方の夢について振り返っている。夢の中で私は、両親と一緒にある殺人事件の調査をしに、見慣れない住宅地に出かけていた。そこは数年前に殺人が行われた場所で、今はもう家が取り壊されていて、広大な敷地だけがそこにあった。敷地には大きな岩のような石があちこちに落ちていた。両親と一緒に現場を捜査していると、父が敷地の奥に何かがありそうだと感じたらしく、そちらに向かい始めた。母も父の後について行ったのだが、いかんせん足場が悪く、両親のように軽快に向こう側に行くことが難しいように思えた。ちょうど向こう側に行く手間にマグマがぐつぐつと煮えている箇所があり、そこを両親はサッと飛び越えて行ったのだが、私はそれが難しいように思えた。両親は私に対して、無理をしてこちらに来る必要はないと述べた。最初は無理をしても両親がいる所に行こうと思ったが、どうやらそれも無理のように思えたので、マグマが煮えたぎっているところを境目にして引き返すことにした。そのような場面があった。この夢が示唆しているものはなんだろうか。両親と自分がいる世界の断絶を表しているのだろうか。両親は別の世界に行ってしまい、自分はまたこれまでの自分の世界に戻っていこうとすることを象徴する夢なのだろうか。それとも、自分の何かしらの側面が両親としてシンボル化されて夢の中に現れ、それは古い自分を表していて、過去の自分との決別を象徴しているのかもしれない。さらにはそれは、新たな自分の誕生を示唆し、自分がこれから新たな世界に向かって旅立つことを象徴しているように思えなくもない。最近の自分の関心領域の変化を見てみると、確かにその解釈には妥当性があるように思えてくる。なんとも示唆深い夢だった。


今日もまた午後からはジムに出かけて筋力トレーニングを行う。パーソナルトレーナーのエリーザがジムのオーナーからあるアイデアを持ちかけられ、パーソナルトレーニングの宣伝ビデオを私と一緒に作りたいとのことだった。私とトレーニングをしている様子をビデオに収めたいとのことで、撮影は木曜日の方が都合が良いとのことだったので、今日はパーソナルトレーニングはなく、自主トレーニングをすることになった。パーソナルトレーニングは今週の木曜日となったので、それを見越して今日のメニューをどうするかを決めたいと思う。フローニンゲン:2023/8/21(月)06:07


10759. 今朝方の夢の続き


週末を終え、新たな週を迎えたが、平日の開始を思わせないほどに辺りが静寂に包まれている。時計の針は午前6時を迎え、世界は随分と明るくなった。


先ほど今朝方の夢について振り返っていたが、夢にはまだ続きがあるのでそれについても振り返っておきたい。夢の中で私は、オリンピック世代のサッカー日本代表に選出されていて、オリンピックの本大会に参加していた。チームメイトは黄金世代を呼ばれるメンバーを中心であり、チームは金メダルを狙えるぐらいに強かった。順調に予選リーグを突破して、いよいよそこからはノックダウン方式のトーナメント戦になった。トーナメントの初戦を勝ち、次の対戦相手は伏兵インドだった。私たちは、まさかインドがここまで勝ち進んでくるとは思っておらず、事前に対策をほとんどしていなかった。インドと対戦したルーマニアが勝ち上がってくるものだとばかりに思っていたので、意外な展開になったと思った。


インド対策をほとんどしないままに準々決勝の試合が始まった。試合は序盤から日本のペースで、支配率は圧倒的であり、ほとんどの時間を日本がボールを保持する形で試合が進んでいった。チャンスも再三あったが、なかなか決めきることができない状況が続いていた。日本の司令塔が放ったシュートは右のポストに当たり、そのまま外に出てゴールキックとなった。そこからも日本がチャンスを作るもなかなかゴールを奪えない状況が続いた。


私は右サイドのミッドフィルダーとして試合に出場していた。前半の終わり頃に、右サイドバックのベテランの選手が前方を走る私にパスをしてくれた。しかしそのパスが、芝生の出っ張り部分に引っかかり、途中でボールがストップしてしまった。私はすぐにボールを拾いに向かったが、そこにインドの選手も詰めてきた。なんとか私が最初にボールを触り、そこからは右サイドを自分でドリブルで進んでいき、ゴール前にクロスを上げようと思ったが、ゴール前には味方はいなかったので、さらにドリブルで相手をかわして行って自らシュートを放とうと思った。2人の相手をゴール前でかわし、利き足ではない左足で放ったシュートは、先ほどの司令塔のシュートと同じく右のポストに弾かれた。しかし幸いにも、弾かれがボールが自分の足元に転がってきたので、私はちょこんと右足でそのボールをゴールに流し込んだ。そしてそれは無事に決まった。なかなか点が取れない状況が続いていただけに、チームメイトたちも大喜びするだろうと思ったので、私はあえて小さくガッツポーズをした。そして後ろを振り返ってみると、チームメイトたちは全く喜んでおらず、どうしたものかと思った。というよりも、いつの間にか試合が再開していて、別の選手がゴールを決めたようで、そのことで盛り上がっているようだった。それを見て私はおかしいと思った。先ほど自分が決めたゴールが無効になっているようで、仲間たちは自分のゴールに気づいていなようだったのだ。自分がいないところで別の仲間のゴールを大喜びしているチームメイトたちを見て、少し寂しい気持ちになった。私は彼らのことは心底信用していたが、自分がゴールを決めた瞬間を見ていなかったという点に、彼らの目を疑ってしまった。その不信感から、もう彼らとは一緒にプレーできないと思って、外国人監督にジェスチャーを送って交代してもらうことにした。今後はもう2度と彼らとプレーをしまいと思ってピッチから離れることにした。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2023/8/21(月)06:28


10760. サイケデリクスを取り巻く法律や規制に関する政府資料を集めて


優しい朝日が地上に降り注ぎ始めた。耳を澄ましてみると、遠くの方から小鳥たちの鳴き声が聞こえてくる。


先ほど、サイケデリクスを取り巻く右下象限の研究として、今自分が住んでいるオランダのサイケデリクスの法律や規則を政府のウェブサイトやアカデミックなレポートを通じて見返しておこうと思って調べていた。すると、いくつか有益なPDF資料が見つかったのですぐさまダウンロードした。その中には、EUを取り巻くサイケデリクスに関するトレンドをデータ付きで解説しているものもあり、とても参考になると思った。


今「サイケデリクス」と述べたが、厳密にはそのレポートにはサイケデリクスとは括れないようなドラッグも含まれている。サイケデリクス研究者の間で「サイケデリクス」と呼んでいるものを眺めてみると、タイプ論として、それにはシロシビン 、メスカリン、LSD、DMT、MDMAの5つが主に含まれるが、カンナビス(マリファナ)、コカイン、ヘロインなどの物質はサイケデリクスに括られていない。コカインやヘロインはサイケデリクスが示すところの意識拡張作用はなく、ドラッグに含まれている。サイケデリクスというのは元々は、英国の精神科医のハンフリー·オスモンドが名称したもので、「意識顕現物質(mind-reveling substance)」とでも訳されるような言葉として誕生した。今では、「意識拡張物質」という訳語を当てた方がしっくりくるかもしれない。


タイプ論の話に戻ると、サイケデリクスを天然系ものと人工系のものに分けるならば、シロシビンとメスカリンは天然系のもので、アヤワスカ自体は天然系だが、それに含まれるDMTという物質を抽出したものは人工系に分類され、LSDとMDMAは人工的に生み出されたものなので人工系という分類に分けることができる。ここで注意しなければいけないのは、サイケデリクスにおける天然系と人工系のものは研究が進んでおり、依存性や危険性はほとんどないことがわかってきているが、サイケデリクスに括られない天然系のものや人工系のドラッグには危険なものが無数に存在するということだ。すなわち、天然系だから安全だとか、人工系だから危険だとかそういうわけではなく、どちらも危ないものは危ないし、安全なものは安全なのである。そうした意味でもしっかりと学習·調査を進めていく姿勢を絶えず持つことが重要である。


オランダでの生活も8年目を迎えたわけだが、シロシビンやカンナビスが違法ではないオランダで生活を始めたのもサイケデリクス研究を開始するためだったのではないかと思えてならない。政府のウェブサイトからダウンロードしたPDF資料を眺めてみると、シロシビンマッシュルームにせよ、カンナビスにせよ、個人の所有と使用は認められているが、販売目的で製造したり、実際に許可なく販売したりすると、それは罰せられるという決まりがある。こうしたことを含め、まずは今自分が住んでいるオランダのサイケデリクスの規則や法律について綿密に調査してみようと思う。フローニンゲン:2023/8/21(月)07:35


10761. サイケデリクス研究への目覚めとサイケデリクスを通じた全象限的な研究に向けて


オランダ生活が8年目を迎えた8月に突如としてサイケデリクス研究に目覚めたわけだが、この目覚めの現象について改めて考えていた。サイケデリクスとの出会いは、今から12年前のインテグラル理論·成人発達理論との出会いまで遡る。ここでの出会いはもちろん文献上での出会いであり、実際にそれを目にしたり、手にしたりしたことはない。そこから心理学と哲学を中心にして意識研究をしていく過程の中で、アメリカにおいて実際にサイケデリクスを体験する機会に恵まれた。それが使用上における最初の出会いと言えるだろう。その邂逅をきっかけとして、サイケデリクスに関する調査·研究を細々と進めていたが、まさかこの分野を真剣に研究するなどとは思っても見なかったことである。


厳密に言えば今の自分は、哲学·科学·神学のアプローチを用いてサイケデリクスを研究することを通じて、意識とは何か、脳とは何か、文化·芸術現象とは何か、社会の仕組みとは何かを全方位的に深く探究したいのだという思いがあることに気づく。なのでサイケデリクスというのは、世界の全象限的な窓に過ぎず、その窓を研究しているというよりも、その窓を通じてしか見られないものを研究しようとしているのだ。それについては自分でも誤解をしないようにしたい。そして多くの人はきっとそこを誤解するだろう。


意識拡張物質としてのサイケデリクスは、私たちの霊的発達や自我の発達領域における成長促進剤の働きをする強力な力を持っているが、それは良薬にも毒薬にもなり得る。サイケデリクスはサイコスピリチャルテクノロジーであり、自分が行う哲学·科学·神学を通じたサイケデリクス研究というのは、そうしたテクノロジーに関する詳細·精密な取扱説明書の作成の意味を持っているのだと思うし、そうしたテクノロジーを通じて内的に体験される現象の見取り図と羅針盤の作成の役割を担っているのだと思う。今日もまたその役割を自覚しながら、サイケデリクス関係の学術書や資料を旺盛に読み込んでいこうと思う。フローニンゲン:2023/8/21(月)07:44


10762. アメリカとオランダのサイケデリクスを取り巻く法制度を調べてみて


時刻は午後2時半を迎えた。今日は天気がとても良く、気温も上がっていて温かい。小鳥たちが早朝の時と同じく優しげな鳴き声を上げていて、それに耳を傾けているだけで自然と心が安らぐ。この日記を執筆し終えたらジムに行って筋力トレーニングと武術鍛錬に励もうと思う。今日もまたウォーミングアップとクールダウンの際にアニマルフローを楽しみたい。


早朝よりサイケデリクスに関する学術書や米国とオランダの政府関係の資料を眺めていると、いくつか興味深いことを知った。アメリカの動向において既に知ってはいたが、米国オレゴン州では、2020年にハードドラッグを含む多くの薬物の非犯罪化(非刑罰化)が実現した。それだけではなく、1つ知らなかったのは同年に、「シロシビンマッシュルームサービスプログラム(第109法案)」というものが可決され、シロシビンマッシュルームサービスの合法化が実現されたことである。州レベルとしてこのような法案が可決されたのは全米で最初とのことだった。何やら、ホテルやリゾート施設などでも、シロシビンサービス施設のライセンスを取るために投資や準備を始めているとのことだった。また、以前自分が住んでいたカリフォルニア州においては、オークランドでマジックマッシュルームを含む植物起源のサイケデリクスが非犯罪化した件については、JFK大学時代の親友のジョハン·カメスザーデの書籍を通じて知っていた。彼がオークランド市の公聴会で発表し、そうしたサイケデリクスの非犯罪化に貢献したことを改めて思うと大変感銘を受ける。


転じてオランダに目を向けてみると、オランダのサイケデリクスの政府承認プロセスとして、研究段階で被験者18,000人に対して33箇所の研究施設を通じて試験研究をすることが求められていて、そこで安全性が担保されたものだけが承認を受けて合法的に販売されるようになるということを初めて知った。これまではオランダで使用できるサイケデリクスの効果や性質にばかり目が向かっていたが、こうして右下象限の法制度を眺めてみると、色々と発見があるものだなと思った。またオランダ全土には、70箇所以上のシロシビンを使ったリトリートセンターがあり、末期癌患者の不安の軽減やPTSD等のトラウマの治癒、さらにはスピリチャルケアなど、多目的の精神的治癒にシロシビンが社会的に活用されていることを知った。こうした新たな発見を受けて、引き続きまずはオランダのサイケデリクスに関する法制度について習熟し、次にアメリカ、その次に日本の法制度について調査を進めていこうと思う。


余談であるが、今日もまたサイケデリクス関係の学術書を検索していた時に、偶然にも愛らしいマッシュルームのぬいぐるみを見つけたのでそれを購入することにした。書斎に飾り、それを眺めるたびに癒されるような可愛らしいぬいぐるみだ。そのぬいぐるみ以外にも、書籍としては今のところ今日も7冊ほど学術書を追加購入する。これで今月は160冊ほどの学術書の購入となり、そのうちの150冊がサイケデリクス関係のものになる。フローニンゲン:2023/8/21(月)14:44


10763. ジムでの充実したトレーニングを終えて/サイケデリクス·ルネサンスの先端で


時刻は午後6時を迎えようとしている。今日は1日を通して申し分のない天気であり、午後にジムに出かけた際には本当に清々しかった。幾分太陽の光が強く感じられたが、一応今はまだ8月なのでそれも自然だろう。今日の午後での筋力トレーニングと武術鍛錬もまた非常に充実していた。今日もまずは念入りにウォーミングアップを行い、その後に鏡のある部屋に移動して、ジークンドーのシャドースパーリングをしたり、俊敏性と持久力を高めるために反復横跳びをリズムを変えながら行うセットを何度か繰り返した。その後、メインのトレーニング部屋に移動して、そこから筋力トレーニングを本格的に行い始めた。その中でもインターバルの休憩中にはイメージトレーニングとして頭の中でジークンドーの接触法を想起したり、実際に立ち上がってその動きをするなどしていた。それを通じて、筋力トレーニングで活性化させた部位とジークンドーの動きが連動するように意識していった。ウォーミングアップに15分間ぐらいの時間を充て、メインのトレーニングを1時間強行い、最後にクールダウンを15分間ぐらいかけて行った。クールダウンの際にはウォーミングアップと同じようなアニマルフローの動きをより静的ストレッチを意識して行った。さらには、ヨガの動きはクールダウンと大変相性が良いように思えるので、ここ最近は毎回クールダウンで身体が望んでいるヨガのポーズをいくつか行った。


充実したトレーニングをジムで終えた後、一旦自宅に帰って荷物を置き、今日もまた玩具屋に立ち寄って書籍を受け取った。ここ最近は毎日書籍の受け取りをしている。それらの書籍は全部サイケデリクス関係のもので、店の中で梱包を開けさせてもらっているので、玩具屋の店員のほぼ全ての人が自分が何を研究しているのかを知っている。今日もティムと2人の男性がいて、今日は見慣れない中年の女性の店員がいた。全員大変気さくな人たちで、梱包を開けながら彼らと会話をするのはいつも楽しい。梱包を開けながらティムが、「書籍はサイケデリクスを摂取しながら読んでるんですか?」という問いを投げかけてきたので、「まさかそんなはずはないよ。しらふで読んでるよ」と笑いながら答えると、ティムも笑っていた。ティムはとても丁寧な言葉使いをするのが、一方で少しやんちゃそうな若い店員が、「サイケデリクス関係の書籍を全部買ってるの?」と尋ねてきたので、「学術書で、入手できるのであれば基本全部」と答えると、驚きと呆れた表情をしていたのが印象的である。彼もティムも、私のサイケデリクス研究の被験者になりたいなどと冗談で言っていたが、被験者になったらいくらお金をくれるのかと笑いながら述べていた。そのような微笑ましいやり取りがあった後、店を後にして、とことことを自宅に帰ってきた。サイケデリクス研究はまだまだ一般の人にとっては驚くべき対象なのだろう。学術の世界でもようやく「サイケデリクス·ルネサンス」という時代が到来したばかりなので、あまり自覚的ではなかったが、おそらく自分はかなり時代の先にいながら研究をしているのだと思った。フローニンゲン:2023/8/21(月)18:06

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