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10732-10738: フローニンゲンからの便り 2023年8月16日(水)



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成人発達理論とインテグラル理論を楽しく学んでいただける「成人発達コラボラジオ」を2023年7月14日より始めました。

タイトル一覧

10732. 今朝方の夢

10733. HDSのキャンパスビジットに向けて

10734. 今朝方の夢の続き

10735. ダイナミックシステムアプローチを用いたサイケデリクス研究の可能性/サイケデリクスを取り巻くスティグマの皮肉

10736. 筋力トレーニングに多くの洞察をもたらしてくれた今日のコラボラジオ

10737. サイケデリクス研究に向けて80冊ほどの学術書を注文して

10738. サイケデリクスを取り上げた博士論文のアイデア


10732. 今朝方の夢


時刻は午前7時を迎えようとしている。今、庭の方の木の上で小鳥たちが鳴いているのが聞こえる。今日もまた穏やかな朝で、気温は12度と低いが、心地良さがある。日中は22度まで気温が上がるようなので、今日は大変過ごしやすい1日になりそうだ。午後にラジオの収録を終えたら、近所のショッピングモールに行って、書籍を受け取って来たいと思う。書籍を受け取って自宅に戻ったら、再びその足で近所の玩具屋に行ってそこでも書籍を受け取りたい。かなりの書籍を玩具屋で受け取ることになるであろうから、明日のジムの帰りではなく、今日受け取りに行くのが賢明かと思う。購入した70冊ほどの書籍がこうして着々と届くのは心を踊らせてくれる。これからの研究に不可欠な書籍がどんどんと手元にやって来ることが純粋に嬉しい。


今朝方の夢を振り返っている。夢の中で私は、小中高時代の親友(SI)と一緒に見慣れない美術館の中にいた。そこには人がまばらにいて、館内を見て回るには快適な人の数だった。親友と一緒に館内の所蔵作品を見て回っていると、彼がふと自分と同じ学生マンションに住もうと思っていると述べたので驚いた。彼の大学は確か違う県だったはずなのでどうしたことかと思った。すると彼は以前在籍していた地方の国立大学を中退し、都内の私立大学に通っているとのことだった。彼が同じマンションに来るのは嬉しかったが、大学を中退してしまったのはなぜなのだろうかと思って尋ねてみた。すると、その件については自分も関わっていたことを思い出した。かつて友人の大学を訪問した際に、彼が大学の附属美術館を案内してくれたことがあった。しかしその日は本当は大学の美術館は休館で、私たちはこっそり美術館に忍び込んで作品を鑑賞していた。その時に、意図しない形で所蔵作品の1つを友人が傷つけてしまったのである。それがバレてしまい、館内への不法侵入と器物損壊のために大学を退学させられてしまったことを思い出した。あの時は自分のわがままで美術館に行きたいと彼にお願いをしたことを思い出し、彼には申し訳なく思った。すると、彼は気にしなくていいと笑顔で述べてくれたが、どこか寂しさが隠せない印象だった。大学を退学した後に、都内の私立大学に入学し、そこは偶然にも私が通っている大学と近かった。現在の学生マンションからであれば自転車で十分に通える距離だった。彼はすでにマンションの部屋を確保しようとしているようで、部屋は私の隣とのことだったが、念のために部屋番号を聞いてみたところ、私の部屋の隣の隣のようだった。実は私はそのマンションから引っ越すことを考えていたので、彼にはマンションの確保を待ってもらい、後日どのマンションに自分が引っ越すかが決まったらまた連絡をすると述べた。そこで夢の場面が変わった。フローニンゲン:2023/8/16(水)07:12


10733. HDSのキャンパスビジットに向けて


穏やかな朝の世界が目の前に広がっている。緑が豊かで、そして朝日が優しい世界の中で、自分の生命力が活性化されているのを実感する。目の前に広がる世界そのものもまた1つの生命であり、自分はその一部であり、同時に固有の生命でもある。全体としての生命の中で、こうして呼吸を味わえていることに感謝したい。


今年の秋にはボストンを訪問し、ハーバード大学神学大学院(HDS)とケネディスクール(HKS)のキャンパスビジットをしたいと思う。今のところ両校に出願する予定で、ダブルディグリーを考えているが、仮に両方に合格した場合には、HDSでサイケデリクス研究に勤しむ可能性が高い。もちろんHKSでサイケデリクスに伴う公共政策や制度について研究することも可能だと思うし、その観点は必ず自分の研究に組み込んでいきたいが、自分が最も関心があるのはサイケデリクスに伴う意識現象と脳内現象である。意識現象へのアプローチは現象学的なものと発達心理学的なものを考えていて、脳内現象については神経科学のアプローチを考えている。そこから研究領域を広げていく過程でサイケデリクスに伴う公共政策や制度を歴史学的なアプローチで研究したい。その場合には、サイケデリクスにまつわるアメリカの公共政策や制度よりも、日本のものに着目したいと思う。そして、文化·宗教的にサイケデリクスが日本の仏教や神道、あるいは修験道の中でどのように活用されてきたのかについても調査をしたい。


HDSのウェブサイトを見ると、神学の修士課程においては専攻を決める必要があるらしく、サイケデリクスと霊性の研究をするにあたってどの専攻が望ましいのかを考えている。仏教や神道に着目するのであれば、アジアの宗教の専攻かもしれないし、サイケデリクスを哲学的にアプローチしていきたいという思いからすれば、宗教哲学の専攻が望ましいのかもしれない。専攻によって履修するべきコースも若干変わって来るようなので、11月の初旬にHDSを訪れた際にはアドミッションに確認しておきたいと思う。またオープンキャンパスのイベントにも参加する予定なので、そこで生徒や教授から自分の専攻についても意見を求めたいと思う。フローニンゲン:2023/8/16(水)08:23


10734. 今朝方の夢の続き


ここから本格的に朝の活動に入っていこうと思う。朝日を眺めながら、親友のジョハンの執筆したシロシビンに関する学術書を読み進めていこう。ゼミナールの今度の課題図書はこちらの書籍を予定している。各章を読み進めながら、その都度解説の音声ファイルを作っていこう。


先ほど今朝方の夢について振り返っていたが、夢にはまだ続きがあるのでそれについても振り返っておきたい。サイケデリクスの研究をする際に、それが夢の意識にどのような影響を与えるのかについても研究をしてみたいと思う。また、サイケデリクスによって引き起こされる変性意識状態·高次元の意識状態と夢の意識状態の現象学的な差や脳内現象の差についても研究をしてみたいと思う。


夢の中で私は、夢を眺める者として存在していた。夢の中では、見慣れないアメリカ大統領と1人の若い男性が美術館風の建物の中にいた。若い男性は大統領をアテンドしているように思えたが、どうも様子がおかしかった。なんとその建物は全焼の危機に陥っていて、大統領とその男性は消火活動に勤しんでいたのである。大統領がそのような活動に直接関与するというのはすごいことだと思い、私は興味津々に彼らの活動を眺めていた。しばらくすると、2人の努力もあって火は全て消えた。物凄い火だったので、まさか2人で完全に消火できるとは思っておらず、私は大いに驚いた。火が消えた後、大事なものがある部屋に残っているとのことだったので、その若い男性は大統領をアテンドする形でその部屋に向かった。その一部始終は実は私だけではなく、世界の人もモニターで眺めていて、感動している様子だった。そのような場面があった。


ここ最近は、夢を眺める者として夢を見る頻度が上がっているように思う。これは山伏茸のマイクロドーシングによる効果だろうか。着実に自分の意識がまた進化を見せていて、夢の中でも目撃者の意識状態を保つことができ始めている。しかし、まだ夢を見ない深い眠りの意識は一向に存在しており、その状態でも目撃者の意識を保ち始めることができたら随分と大きな進歩かと思う。あせらずに自分の意識の進化の様子を観察していこうと思う。そして意識の進化に関する学習と実践を引き続き愚直に進めていきたいと改めて思う。フローニンゲン:2023/8/16(水)08:33


10735. ダイナミックシステムアプローチを用いたサイケデリクス研究の可能性/

サイケデリクスを取り巻くスティグマの皮肉


時刻はゆっくりと午前11時に近づいている。午前中の読書も順調に進み、読書と並行してアウトプットとしての音声ファイルの作成を行なっている。その中で、サイケデリクス研究についてのまたアイデアが湧いてきた。


フローニンゲン大学で活用していたダイナミックシステムアプローチをサイケデリクス研究に十分活用できるという閃きがあった。あとは何を研究トピックとして設定し、どのような仮説のもとにどのようなデータを集めるかである。意識現象のデータを定量化するのは難しいので、脳内現象の定量化されたデータに対してダイナミックシステムアプローチを適用していくと、ユニークな発見がもたらされかもしれない。もう少し研究案を洗練させて、HDSの出願の際のSOPに記載しておこう。3通の推薦状の中でもダイナミックシステムアプローチや発達心理学の枠組みを使った研究について言及してもらっているので、その言及との関連性の観点からも、ダイナミックシステムアプローチや発達心理学の枠組みを使う研究案についてさらに考えを洗練させていこう。発達心理学の測定手法としては、古典的ではあるがジェイムズ·ファウラーやスザンヌ·クック=グロイターの手法を活用することを検討している。


それにしてもサイケデリクスというのは皮肉な存在である。学術機関で研究対象になっているサイケデリクスは、セラピー的な効果を含め、治癒と変容の効果がどんどん実証されているが、依然として危険なサイケデリクスやサイケデリクスの誤用・乱用のせいもあって、社会·文化的なスティグマを負っている。本来、サイケデリクスには個人や社会のスティグマを乗り越えるような働きがあるはずだが、当のサイケデリクスがスティグマを人間側から背負わされてしまっている姿は皮肉に映る。親友のジョハンの学術書を読みながら、ここからシロシビンやMDMA、さらにはLSDやDMTに関する研究が進めば、まずはそれらがセラピー目的で合法化され、その流れを受けて、徐々に社会の中でサイケデリクスに関するスティグマが浄化されていくようになるかもしれない。その実現に向けた研究を自らも行いたいと思う。フローニンゲン:2023/8/16(水)10:58


10736. 筋力トレーニングに多くの洞察をもたらしてくれた今日のコラボラジオ


時刻は午後5時を迎えた。今、見事な夕日が空に出ていて、地上に温かい光を届けてくれている。今日は早朝の予報よりも気温が上がり、24度ほどの気温に達していた。成人発達コラボラジオの収録を終えて、近所のショッピングモールと玩具屋に書籍を受け取りに行く際には随分と暖かさを感じていた。


今日のコラボラジオでは、また明日の筋力トレーニングに有益なことをトレーナーの早田航さんに教えていただいた。中でも、肩甲骨の開閉の話、拮抗筋の話、親指と人差し指を用いずにローイングマシンを用いる利点の話が印象に残っている。腕立て伏せの際には、肩甲骨を寄せて閉じながら下に降りていき、そこから猫背の形のように肩甲骨を開きながら上に上がっていくことを明日のトレーニングでも試してみよう。また、ある筋肉を鍛える際にはそれと対になっている筋肉への意識も持っておこう。例えば、まずは大胸筋に比べて小さな筋肉である広背筋をローイングマシンで鍛えたら、その拮抗筋である大胸筋を鍛えるようにしてみるという工夫をより意識したい。その他の部位においても絶えず拮抗筋を意識してトレーニングメニューを組み立ててみよう。また、ローイングマシンを使う際には、前腕が疲れやすかったので、航さんの助言にあるように、マシンの器具を握る際に全ての指でそれを握るのではなく、指は添えるだけをイメージして、親指と人差し指を用いずに、残り3本の指でグリップ部分を支えてみようと思う。この指の使い方は、チェストプレスの際にも同様であるし、肩を鍛える器具など、およそ前腕をターゲットにしない限りは、他の全ての器具に対しても適用できるのではないかと思う。


さらには、これはパーソナルトレーナーのエリーザにも教えてもらっていたが、縮める動作を2秒、伸ばす動作を4秒の関係性で行なっていこう。ラジオの中では上腕二頭筋が例に出されていて、筋肉は縮めるよりも伸ばす際の方が力を発揮できるらしく、その性質を活かして、伸ばす際により負荷をかける意味で伸ばす動きにより時間をかけることを意識したい。


最後に、前回の収録と同様に、今回も今関心を寄せて毎日少しずつ実践しているアニマルフローの話になった。今朝方、アニマルフローにはダンス的な要素があることを改めて思い出し、その瞬間の自分の身体の声に耳を傾けて、即興的に様々な動きを組み合わせて身体を通じたアート表現の実践としても行なってみたいと思った。1つ1つのムーブメントを1つの音に見立てるならば、それらを組み合わせてまるで1つの音楽を生み出すかのような身体表現ができるだろう。そうした創造的な楽しみもアニマルフローにはある。フローニンゲン:2023/8/16(水)17:27


10737. サイケデリクス研究に向けて80冊ほどの学術書を注文して


時刻は午後7時半を迎えた。今、本当に平穏な夕方の世界に心を癒してもらっている。毎日夕方に見上げる空は曇っていようが、雨が降っていようが、いつでも常に美しい。その瞬間の世界そのものの輝きがあるのだ。それと呼応するような形で、自分の存在もまた奥底から輝いているかのように知覚される。自己も世界も何もかも、光でできているということを忘れたくはない。


今日は午後に書籍の受け取りに2箇所足を運んだ。今日は随分と書籍を受け取り、近所のショッピングモールの雑貨屋で4冊の書籍を受け取って、近所の玩具屋では8冊ほどの書籍を受け取った。ここのところ毎日書籍を玩具屋に受け取ってもらっていたので、連日お世話になっている。今日は中年の女性の方が対応してくれたのだが、本の多さに笑っていた。実は明日もまた6冊ぐらい書籍が届くと伝えると、その方は笑い、自分も笑った。今のところ、今月は80冊の学術書を注文したことになる。実は先ほども改めて15冊ほどの書籍を注文した。ウィルバーとも親交があり、論戦を交わす中でもあるスタニスラフ·グロフの研究を改めて追ってみようと思い、まだ手元にない書籍を何冊か購入した。サイケデリクス研究をするにあたって、サイケデリクスであればなんでも研究するかというとそうではなく、サイケデリクスと言っても種類が多いので、自分の場合は日本の神道的伝統ともつながっているカンナビスと、菌類の不思議さに魅了されていることから、シロシビンが含まれたマッシュルームに注目をしている。なので、グロフが専門としているLSDは深く研究しようとは思っていないが、シロシビンの成分をもとにして生まれたLSDも効力のあるサイケデリクスであることは間違いなく、そこは食わず嫌いをせずにある程度の知識は持っておこうと思った。シロシビンとLSDを用いた実験をする場合に、生成の時間とコストを考えると、LSDの方が時間とコスト的に優れていることもあり、今後もLSDを用いた実験は進であろう。しかし、法規制の観点からすると、LSDよりもシロシビンの方が多くの国で非刑罰化(decriminalization)と合法化(legalization)は進みやすいかと思う。その他に研究上で用いられやすいのはMDMAやDMTであることを付け加えておく。それらの研究成果についてもある程度の知識を獲得していきながら、自分の専門としてはカンナビスとシロシビンにしようと今のところ考えている。本日注文した15冊の書籍は、サイケデリクス研究に向けてまた体系的な知識を構築してくれることに役立つだろう。フローニンゲン:2023/8/16(水)19:34


10738. サイケデリクスを取り上げた博士論文のアイデア


今後行うサイケデリクス研究と大学院の進学について絡めたことを少しばかり書き留めておきたい。今年は少なくとも、HDSとHKSに出願しようと思っている。どちらの大学院からも不合格をもらったらまた別の道を探そうと思うが、仮に片方に受かった場合と両方に合格した場合について考えていた。優先させたいのはHDSでの研究であり、仮に両方に合格したとしても、ダブルディグリーで忙しく学ぶよりも、HDSでじっくり学びを深めたいという思いがある。しかし、仮にHDSに不合格でHKSに合格した場合には、サイケデリクスに関する公共政策の研究を進めたい。それに並行して、HDSに所属する“The Center for the Study of World Religions”の研究者と協働して、サイケデリクスに関する意識内·脳内現象についての研究を続していきたいと思う。


4つ目の修士号を取得した後は、5つ目の修士号として公共性と宗教に関するHDSの1年間のプログラムに進むか、博士課程に進学したいと思う。博士論文として、サイケデリクスについて4象限で研究するイメージがすでにあり、それぞれの象限について40-50ページの論文を執筆するイメージを持てば十分に博士論文になるだろう。それぞれの象限で注目したいこととしては、左上象限であればサイケデリクスの現象学的体験や霊性の発達段階あるいは高次な意識状態について発達理論の観点から取り上げたい。右上象限は神経科学のアプローチを使うことになるだろう。左下象限は、日本における神道か仏教のサイケデリクスに影響を受けた芸術を歴史を遡って扱いたい。これは古代地中海のサイケデリクスに影響を受けた芸術作品を考古学的アプローチを用いて研究している研究者の研究に着想を得たものである。古代から現代にかけて、サイケデリクスと神道·仏教が絡み合った文化的世界観を研究することを今のところ考えている。右下象限はまさに日本におけるサイケデリクスに関する法規制に焦点を当てたいと思う。ここでは宗教的な思想や政治的な思想が法規制の枠組みに何か影響を与えていないかという観点を持ちながら制度の変遷を追いたいと思う。こうした大枠のアイデアが思いついたので、これから膨大な書物を読み、先行研究に触れていく中で、徐々に研究テーマを洗練させていこうと思う。とりあえず4象限的にアプローチをすれば博士論文を執筆できそうだという目処が立ったのは大きい。フローニンゲン:2023/8/16(水)19:47

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