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10624-10627: フローニンゲンからの便り 2023年7月20日(木)



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成人発達コラボラジオ」を2023年7月14日より始めました。

タイトル一覧

10624. 今朝方の夢

10625. 社会劇場の中での真善美を通じた内省

10626. 箏の稽古(78): 『ハナミズキ』と『ライオンハート』の稽古を始めて

10627. 創意工夫に富んだパーソナルトレーニングを終えて/武術の動きを意識した筋力トレーニング


10624. 今朝方の夢


時刻は午前7時を迎えた。この2日間は確か早朝は曇っていたように思えるが、今朝はすこぶる快晴である。空には雲一つなく、見事な朝空が広がっている。朝日の輝きも申し分なく、今日1日の充実感を先取りして象徴しているかのようだ。朝日が照ってはいるが、今の気温は13度と肌寒い。また日中も19度までしか気温が上がらないようなので、今日もまた1日を通してとても過ごしやすいのではないかと思う。少なくとも来週の木曜日までは、最高気温は20度前後、最低気温は10度を少し上回るぐらいなので、大変過ごしやすい7日間になることを嬉しく思う。


今朝方は覚えている夢があまりない。昨日にコラボラジオの収録を5時間ほど行って、それが刺激になって夢を見るかと思ったら、逆に夢の世界はとても穏やかだった。きっとラジオの収録の中で、即興性と創造性を十分に働かせ、無意識にあるものを表に随分と出したゆえにあまり夢を見なかったのかもしれない。そのような解釈をしている。


さて、今朝方の夢であるが、夢で覚えているのは、小中学校時代の野球部のある友人(HY)が人間の姿としてはこの世からいなくなったのだが、小さな水風船の中の液体として生きている場面があったことである。しかもその水風船が私の右肩にちょこんと乗っかっていて、彼と私はある意味一心同体だった。彼とのコミュニケーションはもちろん言葉を口に出して行うことができたが、彼の言葉は音としては聞き取りにくく、外で他の音がある時には声を聞き取りにくかった。なので私たちはもう1つのコミュニケーション手段である心の中で会話をするということを行っていた。お互いに言葉を口に出さずとも、心の中で相手に話しかければやり取りができるというのは非常に便利で、基本的に私たちはその能力を使ってコミュニケーションをしていた。彼がこの世からいなくなって寂しがっている野球部の友人たちが街のコンビニ前でたむろしていたので、彼らに彼はまだここに生きていると、自分の右肩の水風船を見せて教えた。当然最初彼らはそれを信じるはずはなく、疑っていたが、彼しか知らない野球部での思い出話を私が心の中で聞き取り、それを彼らに伝えると、彼らは驚き、すぐさま本当に彼が水風船の中の液体として生きていることを信じてくれた。彼らと話をした後に立ち寄った定食屋で、そこでも知り合いに遭遇した。なんとその知り合いは、水風船の彼とコミュニケーションができるようで、自分以外にも同じ能力を持つ人間がいることに驚いたのと同時に、何か嬉しくなった。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2023/7/20(木)07:40


10625. 社会劇場の中での真善美を通じた内省


時刻は午前10時半を迎えた。空には少し雲があるが、それは決して雨雲ではなく、白く美しい雲である。早朝から継続して、ひんやりとした心地良さが充満している。


今日はこれから箏のオンラインレッスンがある。今日のレッスンでもまた新しいことを学びたいと思う。そろそろハ長調ではなく、別の調の響きを感じたいと思うので、今日から調弦を新たに行って、別の調の曲を演奏していきたい。


先ほどまで、この間のミュンヘン旅行で購入した学術書の解説音声ファイルを作成していた。その書籍のテーマはアート作品の劇的性質であり、それを受けて、自らがこの社会という巨大な劇の中でどのような演者として日々を生きているのかを振り返っていた。自分がどのような役者として生きているのかの分析にとどまらず、自分はどのような劇あるいはドラマの中を生きているのかという箱そのものの分析も行っていた。そのときに、役者としての役割に対する認知的内省だけではなく、美的内省や倫理的内省を行うことの大切さを思った。客観的に計測可能な世界が幅を利かせる現代社会においては、役者の社会劇場の中での真善美、遂行性(performativity)と機能性(functionality)ばかりに注目して評価·分析しがちであり、そこに美的な観点や倫理的な観点での評価·分析を行っているかは非常に重要なことかと思う。おそらくそれをしなければ、まさにケン·ウィルバーが指摘しているようなフラットランドの住人に留まってしまうかと思う。フラットランドの住人から脱却するためにも、日々の内省を単に真の領域における遂行性·機能性の分析に止めるのではなく、美や倫理を含んだより包括的な内省を行っていく必要があるのではないかと考えていた。


巨大な劇場としてのこのソーシャルリアリティーで何かしらの演者として生きて行く中で、劇そのものの対象化に加え、自らの演技が真善美の全てを体現していたものだったのかを冷静な目で見つめたいものである。それはきっと霊性の涵養にもつながってくるはずだ。フローニンゲン:2023/7/20(木)10:48


10626. 箏の稽古(78): 『ハナミズキ』と『ライオンハート』の稽古を始めて


時刻は正午を過ぎて、ゆっくりと午後1時に近づいている。正午前には箏のオンラインレッスンの第24回目があった。振り返ってみると、それくらいの回数を重ねていることに気づいた。ここでも継続することと蓄積の意味を感じる。


今日のレッスンでは心機一転、調弦をして、新たな調で稽古をさせていただくことになった。これまではハ長調の曲に特化して演奏をしていたのだが、今日からはニ長調の曲を扱うことにした。調弦をする際に、自分はわざわざ文化箏の右端の龍頭を開いて、付属品の器具を使ってチューナーを用いながら音を合わせていった。しかし先生からの助言でハッとしたのは、わざわざ龍頭を開いて調弦していくのではなく、箏柱を動かしていく形で調弦をする方が効率的であるということだ。また、ハ長調からニ長調に調弦をする際には、4つの音だけを変えればいいので、変化させる音にだけ注目していけばいい。今後また別の調に調弦する際にはそれらのことを意識しよう。


今日からは懐かしの曲として、『ハナミズキ』と『ライオンハート』を稽古することになった。まずは前者を最初から最後まで先生と一緒に音を拾っていき、注意するべきことや工夫するべきことを話し合っていった。この曲に関しては、リズムが取りにくいところがあるので、そこを集中的に練習したい。幸いにもそのリズムは同じ形で何度も反復されるので、一度そのリズムを抑えてしまえば、同じ形のその他の箇所は演奏しやすいかと思う。それ以外には、左手でのピチカートの際に、小さく音を弾いて行くのではなく、演奏の手の動きをより大きくして、少し大袈裟に指を上に弾き上げるような形で演奏をしていくと、音もより鮮明に力強くなるし、見ている側にも印象を与えることができる。


稽古の最後の時間を使って『ライオンハート』も簡単に触れていったが、こちらは上級に分類されていて、リズムの取り方がとても難しい箇所がいくつかある。演奏技法的には新しいものはないが、改めて「突き色」と「後押し」の違いを確認しておきたい。そして2つの課題曲に共通して、どこまでが前奏で、どこからが歌が始まるところなのかを明確にし、盛り上がる箇所はどこからなのかを把握する意味で、両方の曲の歌詞を楽譜に書き込んでおきたいと思う、まずは『ハナミズキ』に関して今夜歌詞を書き込んでおこうと思う。フローニンゲン:2023/7/20(木)13:02


10627. 創意工夫に富んだパーソナルトレーニングを終えて/

武術の動きを意識した筋力トレーニング


時刻は午後5時半を迎えた。つい今し方、ジムと買い物から帰ってきた。今日はとても涼しく、午後のジムに向けて自宅を出発した時には、半袖半ズボンでは寒いかなと思った。ジムに到着する頃には少し体が暖かくなっていたが、今日は1日を通して本当に涼しかった。ジムに到着してしばらくすると、天気予報を裏切る形で突然大雨が降った。しかし幸いにも、それは通り雨ですぐさま止んだ。


今日はパーソナルトレーニングの日で、今日のパーソナルトレーニングも大変充実していた。パーソナルトレーナーのエリーザとの関係性も深くなり、トレーニングの間の小話は常に充実していて、ボディのトレーニングだけではない楽しさを感じる。エリーザは今週の日曜日から一人暮らしを始めるとのことで、引越しの準備を着実に進めていて、今日は部屋の様子を写真で見せてくれた。家具付きの家ではなく、一から家具を揃え、部屋の壁の色を塗り替えたりする作業を楽しんでいたらしく、それについて嬉しそうに話をしてくれた。自分は基本的に引越しの多い生活をこれまでしてきたので、大抵家具付きの家に住むようにしていた。おそらく次の引っ越しでもそうなるだろうが、いつか賃貸ではなく持ち家になった時には家具を揃えていく楽しみがあるだろう。


今日のトレーニングではバランスボードを使ったトレーニングは、複数の筋肉を総動員するメニューなど、創意工夫に富むメニューを提供してもらった。ハムストリングを鍛えるトレーニングは、以前行ったノルディックカールではなく、バランスボールを使って行うものを教えてくれ、それであれば簡単にできるかと思うので次回からの自主トレーニングで早速自分1人でも試してみようと思う。複数の筋肉を総動員するメニューにおいては身体の疲労が進み、逆にそれは心地良さを感じさせた。それはランジをしながら片方の手で握っているポールを肩の筋肉を使って持ち上げるもので、これもまた次回の自主トレーニングで組み入れてみたいと思う。パーソナルトレーニングを終えて、45分ぐらい自主トレーニングをする中で工夫していたのは、筋力トレーニングのセットの後に、ジークンドーの動きをできるだけ取り入れることである。それによって、武術で使えない筋肉をつけていくことを防ぐことができ、むしろ筋肉に刺激を入れた直後にジークンドーの動きをすることで、ジークンドーの動きに耐えられる筋肉を付けていくことにつながっていくのではないかと思った。今コラボラジオのパートナーである早田航さんはトレーナーなので、どこかの回ではスポーツ武道ではなく、武術家に向けた筋力トレーニングにおいて重要なことを尋ねてみたいと思う。フローニンゲン:2023/7/20(木)17:34

 
 
 

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