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10557-10559: ミュンヘンからの便り 2023年7月2日(土)



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タイトル一覧

10557.【ミュンヘン滞在記】今朝方の夢

10558.【ミュンヘン滞在記】今朝方の夢の続き

10559.【ミュンヘン滞在記】ブランドホルスト美術館、アルテ·ピナコテーク、ピナコテーク·デア·モデルネを訪れて


10557.【ミュンヘン滞在記】今朝方の夢


ミュンヘンの穏やかな日曜日の朝がやって来た。今朝方は午前5時に起床したのだが、そのときにはもう外は随分と明るかった。起床した直後には雨音が少し聞こえて来たが、道ゆく人の姿を見ると、傘を指している人はほとんどおらず、霧のような小雨のようだった。今もまだ少し霧のような小雨が降っているようだが、じきに止むらしい。今の気温は14度で、窓を開けているととてもひんやりとした空気が部屋に入ってくる。日中の最高気温も23度ほどなので、今日もまた過ごしやすい1日になりそうなので何よりだ。


今朝方の夢についていつものように振り返っている。これは旅の最中であっても関係なく、毎日行う日課になっている。夢を振り返りという日課の蓄積が、無意識から得られる事柄をより豊かなものにし、その豊かな流れが意識下の日々の生活に静かに流れ出している。


夢の中で私は、一風変わった名前の修士課程に進学することになっていた。応募書類を準備している最中に、これまで取得した3つの修士号をまず1つにまとめさせられ、それに対して自分で命名する必要があった。その名前については後から考えようと思っていると、これから進学する予定の修士課程の名前が「バンガロール」だと知って不思議な気持ちになった。一体この修士課程ではそもそも何を学ぶのかわからなかったのである。そのような場面があった。


その他には、自分の右肩に痛みがあることを小中学校時代のある友人(MS)に打ち明けると、彼も同じ痛みを右肩に抱えたことがあるらしく、その時は腎臓の機能低下がその痛みを引き起こしていたと教えてくれた。自分は腎臓に何か異変を感じている訳ではなかったが、身体は非常に複雑なので、もしかしたら腎臓にちょっとした異変があり、それが本当に右肩の痛みを引き起こしている可能性もあるなと思った。だが病院に行くわけではなく、ここからは腎臓を自分で労わるようにし、右肩を自分の内側の自然治癒力で治そうと思った。そのような夢を見ていた。ちょうどレストランが開く時間になったので、今からレストランに降りて、水とエスプレッソをもらってこようと思う。その間に今朝方の夢の続きをまた思い出すかもしれない。ミュンヘン:2023/7/2(日)06:32


10558.【ミュンヘン滞在記】今朝方の夢の続き


時刻は午前7時を迎えた。先ほどホテルのレストランでもらって来た味わい深いエスプレッソを飲みながら、朝の活動に従事している。この日記を書き終えたら、翻訳作業の続きに取り掛かりたい。今回のプラハ·ミュンヘン旅行の間には、公共政策大学院への出願に向けた文書を作成したり、翻訳作業をしたりと、旅の刺激もあってそれらの取り組みが順調に進んだことを嬉しく思う。明日からまたフローニンゲンに戻り、明後日の朝からは翻訳作業の方に集中できそうなので、ここから翻訳作業は一気に進んでいくだろう。


先ほど今朝方の夢について振り返っていたが、夢にはまだ続きがあるのでそれについても振り返っておきたい。もう1つ覚えているのは、小中高時代の女性友達(YY)と一緒に大学受験に向けた勉強法について話し合っていた場面があったことである。舞台は欧州のどこかの町で、雰囲気からするとそこはフランスかポルトガルのような雰囲気があった。町は落ち着いていて、カフェやレストランが周りに多く、それでいて人はさほどいなかったので過ごしやすさを感じていた。そんな町のあるカフェの前で、彼女とお互いの勉強法について意見交換をしていた。そもそも私たちの周りには大学受験を真剣に考えている人は少なく、彼女は貴重な勉強仲間だった。彼女と私は学部は違えど志望している大学が同じだったので、お互いの勉強の進捗具合に加え、どのように対策を日々行なっているのかを話し合うことはとても有益だった。しばらくカフェの前で話をした後に別れ、そこからまた新たな気持ちで勉強に力を入れていこうと思ったのを覚えている。今朝方の夢の自分は総じて、落ち着いた色が形作る空間の中にいたように思う。昨日の夢はクリーム色を帯びているような感触があったが、今朝方の夢は白っぽい感触があった。混じり気のない純粋な感覚が夢にあったことを引き継ぐ形で、朝のリアリティーもまた白味を帯びているように知覚される。ミュンヘン:2023/7/2(日)07:21


10559.【ミュンヘン滞在記】ブランドホルスト美術館、アルテ·ピナコテーク、

ピナコテーク·デア·モデルネを訪れて


時刻は午後3時を向けた。実質上、ミュンヘン滞在の最後の日の観光を終えてホテルに戻ってきた。今日は朝方は霧のような雨が降っていたが、午前中に観光に出かけた時にはすでに雨は止んでいた。日曜日のミュンヘンの街はとても静かで落ち着いていた。街を歩いている際の足取りも自然とゆっくりなものになり、歩く瞑想をするかのように目的地の美術館に向かった。今日は、ブランドホルスト美術館、アルテ·ピナコテーク、ピナコテーク·デア·モデルネという3つの美術館に足を運んだ。幸いにも3つの美術館は日曜日の入館料がわずかの1ユーロで、何か得をしたような気分になった。ブランドホルスト美術館ではモネの作品が印象に残っていて、アルテ·ピナコテークではデューラー、ルーベンス、ゴッホ、クリムトの作品が印象に残っている。中でもルーベンスの巨大な作品群には思わず息を呑んだ。作品にかかる所要時間がとても短いような現代アートの作品をいくつも見ていたので、ルーベンスが長大な時間を掛けて作った作品は尚更感銘を与えた。自分の創作活動においても1つ1つの生命として作品が生まれる時間は短い。ゆえに尚更1つ1つの作品に数年の時間を充てることの凄さがわかる。長い発酵時間を通過した作品の凄みを実感する貴重な経験をさせてもらった。


順番が前後するが2番目に訪れたピナコテーク·デア·モデルネは、現代アートを多数所蔵する非常に規模の大きい美術館だった。ここで一番足を止め、2度、3度と戻ってきて繰り返し見たのは、カンディンスキーの“Dreamy Improvisation”という作品だった。この作品と出会えたこと、その鑑賞体験を積めただけでもこの美術館を訪れた甲斐があったと言える。ミュンヘン滞在の最終日も、静かな感動に浸らせてもらえる素晴らしい1日だった。これから翻訳作業の続きをし、明日にまたオランダに戻る準備をしようと思う。ミュンヘン:2023/7/2(日)15:24

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