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10496-10498: フローニンゲンからの便り 2023年6月18日(日)



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タイトル一覧

10496. プロセスの共有

10497. 今朝方の夢

10498. 学術研究を通じた至高体験/音楽空間の抽象記号性


10496. プロセスの共有


時刻は午前6時半を迎えた。今朝も昨日の早朝と同じく、空にはうっすらと雲がかかっていて、それが涼しさを増してくれている。今の気温は14度だが、ここから雲が晴れていき、今日の最高気温は28度に達するようだ。今日もまた夏日を味わうことができる。


庭先から鳩がホーホーと鳴く声が聞こえ、キッチン側の窓からは小鳥が鳴く声が聞こえてくる。彼らの鳴き声を聞きながら、今進めている学術書の読解に際して、せっかくなのでレジュメを作りながら読むと良いかもしれないと思った。ゼミナールの方では読解のプロセスを音声ファイルで共有しているが、仮にレジュメを作成していくのであれば、それもまた共有するようにしたいと思う。口頭で説明をしていくアウトプットにレジュメを書くというアウトプットを組み合わせると、どのような効果が生まれるのだろうか。口頭のみの説明を続けていくことと、レジュメを書くということを加えた場合の学習効果はどちらが大きいのだろうか。前者だけの方が速やかに前に進めることは確かだが、後者の場合における書くという行為を通じて内省する機会は少ない。話しながら考え、書きながら考えるということを促す上では、やはり後者の方に軍配が上がりそうだ。その効果がどれほどあるのかは実際にやってみないと分からないので、実験的に試してみようと思う。レジュメを作るというのは久しぶりのことであり、それを作ることそのものが楽しさや喜びを感じさせてくれるかもしれない。レジュメを作る過程においては、書籍の内容の要約だけではなく、自分の考えも書き込んでいき、そこでの考えが発展して、それが今後の書籍の出版にも繋がってくるかもしれない。ものは試してということでやってみようと思う。


レジュメを作成していくプロセスとレジュメそのものをゼミナールで共有することに加えて、GRE後に行う予定のゾルタン·イストヴァンの書籍の翻訳プロセスも動画に残しながら共有していこうと思う。どのような試行錯誤をして翻訳をしているのか自分でもそれを記録しておきたいし、そのプロセスそのものが受講生の何かに役に立つかもしれないと思ったのである。翻訳プロセスを画面共有で動画にしていくことは、翻訳の舞台裏を共有することでもあり、そこで読解と翻訳のノウハウを共有できたらと思う。とにかく形にしていくこと、そしてそれを記録していくことを大切にした学習と実践を試行錯誤をしながら継続したいと思う。フローニンゲン:2023/6/18(日)06:54


10497. 今朝方の夢


時刻は午前7時を迎えた。早朝に見えていたうっすらとした雲が依然として空を覆っているが、朝日の姿が少し拝める。ほんのりと朝日が地上に降り注いでいるような状態だ。


今日もまたまずはGREの対策をしていきたい。verbalセクションの復習をまず行い、そこからライティングの対策に入る。ライティングの対策では、いつものように2つのタイプの問題についてアイデア出しを行っていき、そのプロセスを動画に残して、これまでと同様にゼミナールのコンテンツとして共有していく。今はとにかく自分の取り組みのプロセスの全てをできるだけゼミナールの方に共有するようにしている。それがどれだけ受講生の役に立っているのかは分からないが、きっと何らかの形で何かの役に立っていることを祈る。


今朝方は1つ夢を見ていた。その他にも夢を見ていた感覚はあるが、記憶に薄い。少なくとも言えるのは、一般人が出てくる夢は見ていなかったように思えるということだ。それでは今朝方の夢には何が登場していたのかというと、幼少期に見ていた格闘漫画の登場人物たちがそこにいた。まず最初にそこに主人公はおらず、主人公の2人の息子と主人公のライバルの3人がいた。彼ら3人は修行をして、お互いを高め合っていた。印象に残っているのは、主人公の長男とライバルのキャラクターが能力が完全に開花する前の状態で、頭の形が何か人間ではない別の動物の形になっていたことである。しばらく3人での修行が続き、私はその様子を中空から眺めていた。すると、主人公が突然姿を現し、3人を連れて巨大な敵を倒しに向かった。敵の姿は一切見えず、主人公たちが到着したのは誰もいない廃墟郡だった。そこは廃墟の集まりだったが、建物自体は古びていたわけではなく、むしろ現代的なビルが立ち並んでいた。そこには軒並み誰もおらず、閑散とした様子がとても不気味だった。人の姿も敵の姿も見えなかったのだが、しかし何かがそこにいるという気配があった。それがまた不気味さを助長させていた。今朝方のゆめで覚えているのはそれくらいだ。今朝方は夢の世界が落ち着いていたように思えるが、上記の夢はどこか不気味な静けさを持っていたのが印象的である。フローニンゲン:2023/6/18(日)07:13


10498. 学術研究を通じた至高体験/音楽空間の抽象記号性


時刻は午後7時を迎えた。今週もまた気がつかないうちに週末がやって来ていて、今こうして週末が終わろうとしている。充実感と共に新たな週が始まり、充実感の輝きの中で週を終えていくという流れの中に自己がいる。今日も午前中のGRE対策を終えたら、そこからは夕食までの時間を学術書の読解とその解説の音声ファイルの作成に充てていた。この試みは始めたばかりなので無理をしないようにしている。とにかく継続が重要なので、今のところは無理をせず毎日5時間ぐらいの時間を学術書の読解とそれを即興的に解説する音声ファイルの作成に充てている。学術的な研究に従事することは自分の中では最も好きなことでそれを楽しんで行えるものなのだとわかる。それに従事していると即座にフローの状態に入り、その状態が続くとゾーンに入っていく。そこに至高体験が伴うこともしばしばある。今夜はもう少し時間があるので、あと2章分ぐらいは読解を進め、音声ファイルを作成していこうと思う。


学術的な研究以外には、創作活動や箏の稽古を休憩がてら行っていた。カリンバの即興演奏の技術を向上させるために、指の動かし方を試行錯誤しながら色々と試してみようと思う。毎日1つでいいので新しい発見と一歩の技術向上を図ることを今後も意識していく。


デジタル絵画の抽象性と同じく、自分の音楽も抽象的なのだろうかと昨夜考えていたことをふと思い出す。デジタル絵画もまたその瞬間の自分の内面世界を表しているが、それが非常に抽象記号的なものである様子にはたと気づいた時、自分の音楽もまた多分にそうした性向を持っているのではないかと思った。今はひょっとしたらまだ即興演奏作曲の技術が拙いのでそうした様子は見えにくいが、きっとこれから技術が高まり、日々の即興演奏作曲を通じて自分の音楽空間を彫琢していくと、そこには抽象記号的な音楽世界が花開くのではないかと思う。それを楽しみに日々精進である。フローニンゲン:2023/6/18(日)19:15

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