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10391-10396: フローニンゲンからの便り 2023年5月25日(木)



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タイトル一覧

10391. 今朝方の夢

10392. GRE対策の恩恵/今朝方の夢の続き

10393. 主題の特定と構造理解を意識した読解

10394. 即興性で彩られた日々へ向けて

10395. 観察と省察が体現された鍛錬

10396. 創造性と即興性の流れとしての自己に向かって


10391. 今朝方の夢


時刻は午前6時を迎えた。今、遠くの空に朝日が輝いているのが見える。そして、キッチン側の木に止まっている小鳥の澄み渡る鳴き声が辺りに響いている。朝のこうした一コマにいつも癒しを得ている。それがあってこその自分の毎日があるかのようだ。それにしても今朝方は相当に冷えている。気温は7度とのことだが、まるで冬のような寒さを感じる。実際に、冬の時代と同じ格好で今部屋の中にいる。下はヒートテックを履いて長ズボンを履き、上は3枚ほど重ねて暖かい格好をしている。それでも家全体が寒いように感じていて、昨日の朝に自動で暖房が入ったように、今日もまた暖房が自動で入る時間帯がありそうだ。


そんな朝の世界の中で、今朝方の夢を振り返っている。夢の中で私は、見慣れないビルの中にある温泉に入っていた。そのビルの裏手にある螺旋階段を登っていくと、そこには大浴場があって、ゆっくりと温泉に使って休憩をしようと思った。更衣室で着替えをして大浴場に入ってみると、そこには懐かしい友人たちの姿があった。彼らに声を掛け、彼らの横で身体を洗い始めたところ、石鹸が遠くの方にあったので、友人に取ってもらうことにした。ところが友人はどういうわけか、石鹸を取ってはくれず、その代わりにシャンプーの泡を渡してくれた。そして私も特に何も言うことなく、シャンプーの泡を有り難く受け取って、それで洗顔をしていこうと思った。顔に泡を乗せたところ、せっかくなので髪にもシャンプーの泡を乗せようと思って、大量の泡を友人からもらい、それを頭の上に乗っけた。それは文字通り頭の上に乗っけただけで、髪を洗うような仕草をすることはなかった。そこから私はどういうわけか、湯船の中にドボンと浸かり、耳を押さえながら潜っていった。しばらく潜っていてもなぜだか頭の上のシャンプーの泡が消えず、もう少し粘ってみようと思ったが、息が続かなくなりそうだったので水面に戻ってこようと思ったが、限界まで潜っていたこともあり、水面に顔を出した時には相当に苦しくなっていた。一歩間違えると呼吸困難になるぐらいまで潜り続けていた自分がそこにいた。すると、大浴場のドアを開ける音が聞こえ、そちらを見ると、ヨーロッパの王族関係の家族とSPが大浴場に入ってきた。彼らは日本の大浴場が珍しいのか、風呂場全体を好奇心に溢れた目で眺めていた。そして私たちの存在に気づくと、こちらに向かってにこりと微笑んでくれた。今朝方はそのような夢を見ていた。フローニンゲン:2023/5/25(木)06:20


10392. GRE対策の恩恵/今朝方の夢の続き


今朝は朝日が本当に眩しいぐらいに輝いている。輝く朝日が書斎に差し込んでいて、つい今し方、それを浴びながら毎朝の日課である呼吸法と動的ストレッチを行った。毎朝の儀式的な実践を終え、心も体も活動モードに入り始めた。今日は風がほとんどなく、雲一つない快晴に恵まれるようなので、午後にジムに行く際はとても気持ちよく感じられるだろう。この瞬間は暖房が自動で入っておかしくない室温だが、日中は太陽のおかげで暖かさを感じられるのではないかと思う。


それでは今日もまたGRE対策を楽しみながら進めていこう。毎日こうして着実に対策を続けていると、着実に力がついているのを実感する。それは何もGREの問題に対して効率的に正解していくという能力だけではなく、GREが深層的に試そうとしている語彙力や論理推論能力が高まっているのを実感する。それは嬉しい副産物であり、いやむしろ本来GREが測ろうとしているそれらの脳力を伸ばしていくことを意識して学習に取り組むのが望ましいのだろう。GREを単なる試験だと思ってしまうと、それは大きな成長機会を逸してしまうことを意味する。そして成長実感を感じる楽しさに浸ることができないと、ネイティブでも難解なGREはとりわけ非ネイティブにとっては地獄のように感じられてしまうかもしれない。5年前にGREを受験した時には、問題演習をほとんどせず、単語学習に力を入れて受験をしたのだが、今となってはその時の勉強法はやはり間違いであったと思うし、そもそもGRE対策をさほど楽しんでいなかったように思う。他にやりたいことがある中でのGRE対策だったため、どうしても対策に力を入れにくかったのを覚えている。それが今回は、IELTSの時と同じく、その試験を通じて自分の英語力を見つめ直す機会と捉え、さらにアカデミック英語のスキルを高めることを目的にした最良の機会であるとGREを捉えているので、そうした肯定的な感情が学習をさらに後押ししているように感じる。今日の対策では、引き続きETSの公式サイトの対策講座を受講していくが、数学のセクションに関しては残り6問ほどの問題演習となったので、数学に関しては改めて4つの分野ごとに概念の復習をしておこうと思う。それが済めば、数学に関する対策の頻度や量を緩めてもいいだろう。その分、ここからは再び単語の学習に力を入れていき、本番までに手持ちの3冊の単語集に掲載されている単語については少なくとも全てマスターした状態に仕上げたいと思う。


今日のGRE学習で取り組むべきことを整理したら、今朝方の夢の続きを思い出した。断片的に思い出したその夢は、高校時代の体育の先生が登場するものだった。夢の中で私は、見慣れないアパート群の中で研修を受けていた。その研修を受け持っていたのが高校時代の体育の先生だった。先生は普段はとても厳しかったが、実際の性格は優しく、生徒思いのところがあることをみんな知っていた。研修会場になっているアパート群はどこか鬱蒼としていて、辺りは暗く、夜の時間帯に入っていた。そんな時間かつそんな場所で何の研修をするのか不明だったが、指定された場所に到着するや否や、何かのミッションが始まった。私はそれを直感的に感じ取り、すぐさまある1棟のアパートの中に入り、3階まで登ってそこの踊り場に身を潜めた。すると背後から友人が静かに声を掛けてきた。彼もまた同じミッションにアサインされたらしく、まずは何が起こっているのかを確認することにした。お互いにミッションの内容については知らなかったので、今2人がそのミッションについてどのように思っているのかをシェアすることによって、ミッションの形を浮き彫りにすることから始めることにした。2人のアイデアを総合すると、このミッションが思わぬ内容を持っていることが推測され、2人は顔を合わせて驚き、見えない敵からの攻撃を受けないために引き続き身を潜めていた。そのような場面があった。フローニンゲン:2023/5/25(木)06:48

10393. 主題の特定と構造理解を意識した読解


輝く朝日が地上に降り注いでいて、小鳥たちの鳴き声も依然として美しく響き渡っている。そんな朝の世界の中で、今日のGRE対策の一環であるverbalセクションの学習を今し方終えた。今日の学習から得られた気づきを書き留めておきたい。


sentence equivalenceの問題に関して、これまでは選択肢を先に見てペアを見つけてから問題文を読んでいたが、昨日実験として問題先に読んで選択肢を推測するというtext completionで採用しているアプローチを試してみようと思ったが、試してみてやはり選択肢を見てペアを先に見つけた方が早く正確に問題が解けることがわかった。この実験を経て、やはり選択肢を最初に眺めてペアの候補を見つけておき、そこから問題文を読んでいくようにする。


一方、text completionの問題に対してはアプローチが確立され、かなり精度高くかつ素早く解答できるようになってきた。だがこれに甘んじることなく、語彙力の増強と文法構造に着目した読解を洗練させていくことを継続させていこう。


reading comprehensionの問題においては、特に“suggest”型の問題、つまりパッセージが暗に示していることを選択させる問題でまだ誤答が発生する。この問題形式では、パッセージに書かれていることから推論できることを落ち着いて判断していこう。また、パッセージの単語の言い換え表現を意識して選択肢を見ていくことも依然として注意深く行っていく。正解の選択肢は往々にして、パッセージの単語やフレーズを巧みに言い換えており、同じ意味なのだが表現を異なるように工夫していることがある。それ以外の気づきとしては、問題文で単語やフレーズを指定されたら、そのセンテンスは必ず読み、センテンスの冒頭にディスコースマーカーがあれば、前後のセンテンスも確認して、それらのセンテンスの関係性とそれぞれのセンテンスの役割を把握してから選択肢を見ていく。兎にも角にもGREの読解問題においては、細部を把握するよりも文章の主題と構造を理解することが重要であり、問題を解くに際しては、問われた箇所の役割や機能を自分の中で明確にして問題を解いていくようにする。GREの読解問題では、主題がちゃんと掴めていないと問題が解けないものが多いので、最初のパラグラフを特に慎重に読んでいき、主題を必ず特定するようにする。主題が掴めると、大抵の問題は主題から派生した事柄について尋ねてきているので、絶えず主題に立ち返れば問題が解きやすくなる。そうした発見が今日の問題演習から得られた。主題の特定は日頃の読解においても重要なことであり、それは何も文献を読む際のみならず、会話においても相手が何を主題として話し、それをどのような前提条件や証拠、そして論理構造で伝えようとしているのかを把握することは重要になる。コミュニケーションの円滑化と深いコミュニケーションを実現する際に、GREの読解問題が問うている能力は非常に重要になるのだということが改めて実感させられる。フローニンゲン:2023/5/25(木)10:02


10394. 即興性で彩られた日々へ向けて


世界そのものから語られてくるメッセージを即興的に音楽にし、世界と自分とのインタラクションを楽しむような即興演奏を箏を通じて実現したい。そんな思いが今沸々と自分の内側から湧き上がっている。


自らの即興性の背後に自己の本質が存在しているような感覚がこの数日間ある。即興的に現れるのは自らの化身としての何か、いやそれこそ自己の本質なのだろうし、それは即自分という存在を通して顕現した世界の本質なのだと思われる。その瞬間に立ち現れる自己と世界の本質を即興的に音楽の形に、普遍的な何かを感じたい。それは自己と世界との不可分の関係性であり、両者の同一性と相互作用なのかもしれない。


さて、即興性を高めるための取り組みを楽しみながら意識的に色々と行いたいという思いを実践に落とし込んでみようと考えていた。今のところ、毎日ほぼ即興的に作曲をし、即興的にデジタル絵画を描いている。英文詩もまた即興の産物であるし、こうして日記を書いているのも即興である。さらには、毎週土曜日のゼミナールのクラスの場も即興的な対話が実現されている。そのように考えてみると、自分の日常はやはり即興性で彩られている。だが、その即興的な彩りをさらに強め、日常を完全なるまでに即興性の色で彩りたい。


そうしたことを考えながら、日々の箏の稽古も練習曲の合間合間に即興的に演奏しているのだが、箏の即興演奏がもっと上達したらどんなに楽しいだろうかと思う。自由自在に箏の即興演奏を行えている自分を想像しながら、毎日即興演奏を楽しみながら練習していくことを続けていこう。その技術がどれくらい向上したのかを記録し、振り返りを兼ねて毎日録画しておくのもいいかもしれない。ゼミナールのページに「箏の部屋」と題して、毎日1曲ほど即興演奏した動画をアップしていくことも検討しよう。


この間両親とZoomで話をした時に、父がカリンバという楽器の演奏を始めたらしく、カリンバにも関心がある。それは持ち運びが便利であり、場所を選ばず練習できるし、それこそ即興演奏しながら町を歩くこともできるかもしれない。今週末に両親とズームで話をする時に、父のカリンバと自分の箏とで即興演奏をしてみることを持ちかけてみよう。2つの楽器が即興演奏で交わる時、そこに何かまだ見ぬもの、まだ感じられぬものが生じることが密かに強く期待される。フローニンゲン:2023/5/25(木)10:57


10395. 観察と省察が体現された鍛錬


時刻はゆっくりと午後5時半に近づいている。夕方の穏やかな世界を祝福するかのように、鳩がホーホーと鳴き声を上げている。鳩に代わって今度は小鳥が鳴き声を上げ始めるかもしれない。それに小さな期待をしている。


今日は肌寒い朝を迎えたが、1日を通して天気が良いこともあり、午後にジムに行く時にはとても清々しい気分だった。そして言うまでもなく、ジムから帰ってくる際の夕方の涼しさを感じながらの散歩もまた格別の爽快感をもたらしていた。こうして魂は清々しさと爽快さを増していく形で育まれていく。


今日のトレーニングを振り返ってみると、どこかいつも以上に力が漲る感じがあった。それはもしかしたら、午前中のGREの対策の充実感が影響をしていたのかもしれないし、昨夜の熟睡のおかげかもしれない。熟睡をもたらしたのは言うまでもなく昨日全体が心悩ますことのない充実したものだったことによるだろうし、就寝前のゆったりとした入浴と20分ほどの瞑想実践によるかもしれない。こうして種々の要因を列挙していくと、それらの総体が自分の日々の充実感を生み出しているのだとわかる。そして何よりここ最近は、再びハリー·マックから創造性と自己表現に関して大いなる刺激を受けていて、彼の動画を視聴することによって自分の存在が全方位的に活性化されているのも実感する。それがきっと今日の筋力トレーニングにも良い影響を与えていたようだ。


今週の月曜日に引き続き、今日もまた韓国系オランダ人のトゥワンと遭遇したので言葉を交わした。自分が先にジムに到着し、しばらくトレーニングをしていると彼がやって来て、お互いの右手の拳を突き合わせて挨拶をした。彼はキックボクシングとムエタイを心得ていて、同じくマーシャルアーティストである。そんな彼はとても気さくで話やすく、彼との雑談もまた喜びをもたらした。どうやらトゥワンは週に4、5回ほどジムに来ているらしく、1回のトレーニングは1時間ほどだが頻度を高めているようだ。自分は今のところ週に2回、1時間半ぐらいかけてじっくりトレーニングすることが合っている。今後どのようになるかは分からないが、今のところそのペースでトレーニングを重ねていくつもりだ。


ジムの受付の人たちもそうだし、トレーナーもオーナーも、そしてやって来る客たちもみんな良いオーラを発しているので、このジムに来ることそのものが自分を活性化させてくれているように思う。他者とのトレーニングの1つの形がここにある。見知らぬ他者がトレーニングする場に自らを投げ入れて同じ空気を吸うことだけでも十分な効果がある。その環境の中で、絶えず他者と自己を観察しながらトレーニングに励み、同時に絶えず内省を重ねていけば、トレーニングの効果は倍増する。ここ最近は以前の自分の筋力から1つフェーズがシフトしたように思う。それはウェイトの重さにも現れているし、実際の自分の肉体にもその変化が現れている。いかなる分野においても、観察と省察が体現された鍛錬は私たちを裏切らない。そのことを強く実感するトレーニングだった。フローニンゲン:2023/5/25(木)17:30


10396. 創造性と即興性の流れとしての自己に向かって


創造性と即興性が体現された世界の中で、自己もまた創造性と即興性の産物であり、同時に自己産出的にそれらを発揮し続ける形で自己は治癒され、そして変容していく。この世界が絶え間ない流れであるという所以は、それが絶えず創造性と即興性に開かれ、それら自体であるからだ。そして自己の存在もまた本質的に流れに他ならないというのは同様の理由による。


美容師かつフリースタイル·ラッパーの親友のメルヴィンとハリー·マックのフリースタイルラップに大きな刺激を受けており、毎日彼のフリースタイルラップを聴いている。ハリー·マックのフリースタイルラップに着想を得て、GREの単語学習をさらに楽しく意義のある形にするべく、単語学習にフリースタイルラップの要素を取り入れていて、その単語から想起されるイメージを自由に文章にして呟くことを楽しみながら行っている。それによって、ある情景を思い浮かべながらその情景と単語の意味を組み合わせることができ、同時に自分でその単語を使ってセンテンスを作り出しているので実用的な運搬につながる単語学習になっている。単語集の単語に掲載されている単語の類義語も多様に活用して、語彙のネットワークを刺激し、拡張させながらセンテンスを即興的に一瞬で次々に生み出していくことを少なくとも来月末のGRE試験まで行っていく。試験後は、フリースタイルラップと学術的な文献の読解を絡めてみるとどのような読みが実現できるか試してみたいところである。難解な学術論文も学術書ももっと即興性と創造性を働かせて読めるはずであり、それをひとたび実現することができれば、自分の学術研究の次元は遥かな高みに向かって一気に跳躍するのではないかと思う。楽しくない学習。それは学習でもなんでもない。楽しさと喜び包まれた学習。それこそが学習である。学習が苦行だった時代は終わり、生存をかけて学習する時代ももう終わっているのである。


さて、ここからの単語学習では、単語集に掲載れている単語を用いて1つのセンテンスだけではなく、できるだけ多くのセンテンスを生み出していくようにしてみよう。そうすると、その単語の使用の幅と引き出しが増える。ジャッジメンタルマインドを抑制し、それが頭をもたげる前にセンテンスを生み出していくのだ。それは今夜の箏の即興演奏においても重要になる。何か自我がそれを判断するよりも先にそれを行うのだ。自我の超越を通じて、超個的な自己の深部と深くつながる実践をこれから毎日ありとあらゆる形で多方面に行っていく。その先に自己はどうゆう姿でこの世界に佇むのか。自己は世界そのものに化しながら存在することができるのかどうか。その状態を静かに夢想しながら、毎日愉悦的な至福さに包まれて学習と実践を膨大無限に行っていく。フローニンゲン:2023/5/25(木)17:42


本日の自由詩(free verse)

No.2992, Morning Bliss

The morning always bestows us with tremendous bliss on us.

How lucky we are to bathe ourselves in such grace.

Groningen; 07:18, 5/25/2023


No.2993, The Source of Creativity

The entire world is the source of my creativity.

That’s why my creativity is infinite and limitless.

Groningen; 10:46, 5/25/2023

No.2994, Enraptured Spontaneity

I have enraptured spontaneity at this moment.

It is a vital source of my happiness.

Also, it is the foundation of my essence.

Groningen; 13:43, 5/25/2023

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