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10246-10249: フィレンツェからの便り 2023年4月25日(火)



No.4690 フィレンツェの神聖さ_Divinity of Florence


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本日の3曲


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タイトル一覧

10246.【フィレンツェ滞在記】蚊と格闘して

10247.【フィレンツェ滞在記】今朝方の夢

10248.【フィレンツェ滞在記】旅の一コマより

10249.【フィレンツェ滞在記】ルネサンスの発祥の地で


10246.【フィレンツェ滞在記】蚊と格闘して


時刻は午前6時半を迎えようとしている。昨日に引き続き、今朝方も空が曇っている。どうやら今日は昼前から雨が降り始め、それは夕方まで降り続けるようだ。一方で滞在最終日となる明日は天気がとても良いようで、それを踏まえると、もしかしたら今日もまた観光に出かけることは控えてホテルでゆっくりし、天気の良い明日に観光するのもいいかもしれないと思う。今日のフィレンツェは雨が降るということもあって、最高気温は19度までしか上がらないが、明日は快晴なので22度まで上がるとのことだ。ひるがえってフローニンゲンの天気を確認してみると、フローニンゲンは冬に戻ったかのようで、今日の最高気温は8度、最低気温は3度とのことである。ローマ·フィレンツェとのギャップに驚く。オランダに戻る明後日の最高気温も11度ほどなので、やはり寒さはまだまだ残っていると言えそうだ。旅の前においては、旅行から帰ってくる頃にはフローニンゲンも春の陽気に包まれているだろうと思ったが、5月を迎えようとするこの時期においてもまだまだ寒い。しかし今回ローマとフィレンツェに滞在してみて、自分は寒い場所が好きなのだと改めて思った。寒い場所の方が暑い場所よりも快適に過ごすことができる。暑いことによる息苦しさを感じることがローマとフィレンツェではあり、それに不満を言っても仕方ないが、自分の体質として暑いところは苦手なのだと改めてわかる。クーラーをつけることはあまり体調に良くないので使うのは最小限にしていたが、フィレンツェではそうは言ってもいられずにクーラーを使っていた。ところが、部屋のクーラーが全然機能せず、単に風が送られてくるだけで、一向に室温が下がらずに困っていた。昨夜はそのせいですぐに寝れなかったのでフロントに降りてこの件を伝えたところ、対応してくれた男性の態度がとても悪く、それでいて問題も解決しなかった。その男性は窓を開けて寝ろと述べてきたが、蚊が入るということを伝えると、10分だけ窓を開ければいいとの一点張りで、この男性と話をしていても埒が明かないと思ったので、部屋に戻って蚊が入ることを覚悟で窓を開けて寝た。すると確かに部屋の気温は下がってなんとか寝れたのだが、起床直前に耳元で蚊が飛ぶ音が聞こえて目覚めた。そこから2匹蚊を退治して今に至る。このホテルにチェックインをした時の受付の女性やレストランのスタッフは好感の持てる態度なのだが、フロントのカスタマーケアにいたあの男性の態度の悪さはなんだろう。こちらを見下しているような雰囲気があり、こちらの話に耳を傾けようとしない態度がとても気になった。どの国でも好感を持てる人がいる一方で、好感の持てない人がいることを改めて思った。フィレンツェ:2023/4/25(火)06:39


10247.【フィレンツェ滞在記】今朝方の夢


ホテルの自室の窓の向こうには、いつの時代に建てられたのかわからない古い家々が見える。およそ現代的とは言えないそれらの家にもまた固有の趣がある。それらの家が見てきたであろう人間の歴史を思う。場所は絶えず私たちを見ている。物は私たちを見ている。人間がそれらを見る眼差しとは違った眼差しで、彼らは私たちを見ているのである。こうした他者の眼差しというのもまた本来は意識するべきなのではないかと思う。人間は他の人間の視線ばかりを気にし過ぎなのだ。人間の他者の視線を通じて背筋が正されるのであればまだいいが、今の人間はそうした形で他者の眼差しを活かすことに失敗している。人間はそうした眼差しは無視して利己的に振る舞うか、他者の眼差しによって自らの可能性を抑圧するかのどちらかしか行っていないのではないかと思う。他者の眼差しというものをより意味のある形で活用する必要性を考える。場所や物が私たちを見ているという眼差しへの意識の欠如は、度を越した都市開発や環境破壊を招いている。それはいつか私たちにしっぺ返しをもたらすであろう。


昨夜は部屋の暑さとの闘いもあり、結局暑さと蚊とを天秤にかけた時に、暑さの方が嫌であるという形で暑さに軍配が上がって窓を開けて寝ることにした。すると案の定、朝には2匹の蚊が部屋にやって来て、起床してからそれらを退治した。どうやらまだ1匹残っていたらしく、今それを部屋の中で探していて、後からまた退治しないといけないと思っている。そんな朝に起床する前に見ていた夢を振り返っている。


夢の中で私は、欧州のどこかの国の山の中にあるロッジに宿泊していた。雰囲気からすると、それはスイスかもしれない。このロッジに宿泊しようと思ったのは、何よりも周りの山の雰囲気が素晴らしかったからである。さらには、ロッジから歩いていける距離にジムがあったのも魅力だった。私は空気の新鮮な山道を歩いてジムに向かうことにした。すると、ジムの途中にグラウンドがあり、そこを横切って行こうと思った。誰もいないグラウンドはひっそりとしていて、周りの山から小鳥たちの囀りが聞こえて来た。彼らの鳴き声がグラウンドに響く中、後ろを振り返ると、数人の日本人男性が私の後を追うかのようにゆっくり歩いている姿が目に入った。その中に、今行っているオンラインゼミナールでお世話になっている背の高いある受講生の方がいて、隣の男性と笑顔で話をしながらこちらに向かっている様子が見えた。すると突然、その方は手に持っていた野球ボールを投げた。その方は左手が利き手ではないように見えたが、想像以上にボールが飛ばずにその方も隣にいた男性も笑っていた。その方は本気で野球ボールを前に投げようとしたのだが、なんと足元に直角で落ちるぐらいの距離しか飛ばなかったのである。さすがに私も遠くから少し笑ってしまったが、その後のその方の行動がさらに興味深かった。いきなり地面にひれ伏して、野鳥のような金切り声をボールに吹き掛けたのである。その方はどうやら、野鳥のような金切り声の音波でボールを前に転がせると思ったらしかったが、それは効き目がなく、ボールは足元に落ちたままピクリともしていなかった。私はその方がそんな声を出せると思ってもいなかったので、尚更驚いた。ボールがあまりにも飛ばなさ過ぎにも驚いたが、きっとその方は野球とは違うスポーツが得意なのだろうと思った。今朝方はそのような夢を見ていた。フィレンツェ:2023/4/25(火)07:01


10248.【フィレンツェ滞在記】旅の一コマより


時刻は午前9時半を迎えた。先ほど朝食を摂り終えて、今は自室で寛いでいる。今宿泊中のホテルの朝食は大変美味しく、レストランの雰囲気はとても良い。レストランで働いている人たちが陽気なことも大変好感を持てる。昨夜のフロントのカスタマーケアの素っ気無い態度の男性とは大違いである。レストランで部屋番号を尋ねる若い女性はとても気さくで、今朝方も少し言葉を交わしていた。また、男性のスタッフたちも一様に人が良く、客とイタリア語で楽しそうに会話をしている姿を見るのはいいものだ。自分の隣のテーブルに座った中年の夫婦はイタリア人だと思ったが、先ほどエレベーターで一緒になった時に、奥さんの方がブラジル出身で、旦那さんがポルトガル出身ということを聞いて驚いた。というのも2人ともイタリア語がとても流暢で、イタリア人だと思い込んでいたからである。旦那さんはシャイで物静かな感じだったが、ブラジル人の奥さんの方が元気一杯で、エレベーターの中で積極的に話し掛けてくれた。2人はラウンジのある階で降りて、自分は自室のある階に向かった。


先ほどフロントに改めて確認したところ、蚊を防止するスプレーを後ほど窓に噴射してくれることになった。そのため、その時には自室を出て、近辺をあてもなくブラブラと散歩しようと思う。フィレンツェではあと2つほど訪れたい美術館がある。今日と明日で1つずつ巡ろうと思っていたが、今日の天気のことを考えると、それらの美術館には晴れた明日に足を運ぼうと思う。今のところ今日は天気がもっていて、どうやら雨は午後から降るらしいので、後ほどに蚊を防止するスプレーを撒いてくれる際に散歩に出かける時には天気はもってくれるのではないかと思う。念のため折り畳み傘を持参しよう。目的もなくぶらりと散歩に出かけてみるのもいいものだと思う。散歩を通じて血の巡りを良くし、脳もまたリフレッシュされるだろう。フィレンツェでの穏やかな滞在はもうしばらく続く。フィレンツェ:2023/4/25(火)09:54


10249.【フィレンツェ滞在記】ルネサンスの発祥の地で


時刻は昼を過ぎ、天気予報とは異なって、空は晴れている。しかし遠くの空に分厚い雲が見えるため、それが上空にやって来たら確かに雨を降らせるのかもしれないと予感させられる。昨日に引き続き、今日も結局ホテルでゆっくりすることにした。ホテルの自室で寛ぎながら改めてフィレンツェについて調べていると、ルネサンスの発祥の地であるこの土地から美的感覚が刺激されているのがわかる。美をこよなく愛した中世のフィレンツェの人たちの姿に思いを馳せながら、夕方に散歩に出かけようかと思う。もし雨が降っていたら、夕方の散歩の代わりに明日思う存分とフィレンツェの町並みを堪能しながら自らの足で歩きたい。自らの足で歩いて見て回ったものは、自分の内側の奥深くに大切な記憶としてしまわれていき、それが今後ゆっくりと時間をかけて自分の美的感覚を養ってくれるはずである。


早朝よりGREの単語集を進めていると、この時間帯までに最初から最後まで1周できた。今日は最後のページから最初のページに向かって逆に単語を見ていったのだが、このような工夫をしていると、頭の働き方がまた異なってくるので面白い。単語を無闇矢鱈に暗記しようとして思考力を弱めてはいけない。脳を硬直化させないような工夫を絶えず心掛けていかなければ、GREの単語学習は危険である。そのような考え方から、新たな単語を通じて自分で文章をすることを頭の中で行ってみたり、文脈の中で単語を理解するように努めてみたり、単語集に付随しているクイズにきちんと答えてみたりすることを通じて、脳に絶えず刺激を入れながら単語学習を進めている。今回の旅行中に単語集を随分と回転させることができたので、旅から帰ったら本格的に問題演習を進めていくことができる。このフェーズに入ったら、単語学習はより緩やかにしていきながらも、毎日少しは単語の確認をして、着実に単語を習得するようにしたい。


昨夜、GREの問題集と最終確認用の単語集を含めて、もう5冊ほど必要なものを購入した。数学に関しては、ETSの全ての科目に関する説明と問題を掲載している公式ガイドブックと数学だけに特化した公式ガイドブックの2冊をベースにして、あとはインターネット上でいくつか模擬試験を受けてみることによって十分な対策ができるかと思う。今日もこれから気晴らしに数学の模擬試験の問題を1セット解いてみようと思う。明日には時間を取って、GREの予約をしておこうと思う。今のところ6月末に試験を受けることを予定している。GREのテストセンターはアムステルダムにしかないと思うので、また5年前と同じテストセンターを予約しようかと思う。念のため、フローニンゲンの近くで他に受けられる場所がないかを探してみようと思う。フィレンツェ:2023/4/25(火)13:06


本日の自由詩(free verse)

No.2903, Morning Freshness

I can feel full of morning freshness.

It’s a treasure of Florence.

Florence; 07:40, 4/25/2023

No.2904, Morning Flourishing

Everything is evolving.

It is flourishing, too.

It should be so.

Florence; 10:25, 4/25/2023


No.2905, A Magic Moment

Any moment is magical.

Each one is nonpareil.

Understanding it enables us to enter the parallel world.

Florence; 17:18, 4/25/2023

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