801. 時系列データの予測とネットワーク科学
午前と午後の仕事がひと段落ついたため、夕方からは、これまでなかなか着手できなかった探究領域を少しずつ開拓し始めることができた。一つには、現在探究しているダイナミックシステムアプローチや非線形ダイナミクスの手法とは少し異なり、純粋に時系列データから将来予測を行うための理論や方...
798. 能力の発達とエントロピー
先週から今週にかけて、そして来週はほぼ雨模様である。ただし、土日を目前にした今日の午前中だけは、非常に良い天気に恵まれた。 フローニゲンという街は、オランダのほぼ北端に位置しており、ここはもはや北欧と位置付けても問題はないだろう。実際に、ノルウェーなどの北欧諸国は目と鼻の先...
797. 非線形的な動きに魅せられて
小鳥の小さな鳴き声が辺りに鳴り響いている。私にとって、小鳥の鳴き声にそっと耳をすませることは、早朝の一つの楽しみになっている。 不思議なもので、今聞こえてくる鳴き声は、午後になると聞こえてこない。午前中に教授とのミーティングや講義があるときに、キャンパスを訪れる際に必ず通る...
796. 生命時間と幸福さ
今朝は朝一番に、起床直後から気になっていたことを確かめるために、書斎の机に向かうなりすぐに、昨日取り掛かっていた研究データの解析を再開させた。 昨日とは少しばかり異なる手法を用いてデータを眺めてみると、その結果、非常に面白いことがわかった。具体的には、どうやら研究対象とした...
795. 唯一の望み
昨日は、時間を忘れてしまうほど、自分の研究に打ち込んでいた。時間が経つのがあっという間であったと思った時に初めて、時間というものが存在していたのだと知った。 非線形ダイナミクスの専門家であるラルフ・コックス教授との午前中のミーティングの後、プログラム言語のRを用いて、「交差...
794. 再帰定量化解析(RQA)と交差再帰定量化解析(CRQA)
一時間ほど前に今日の午前中に関する振り返りを行った後、別の仕事に少しばかり取り掛かっていた。その仕事の最中、振り返りが足りなかったためか、先ほどのラルフ・コックス教授とのミーティングで得られた事柄に思考が巡っており、仕事が少し上の空であった。...
793. 標準化分散解析(SDA)とトレンド除去変動解析(DFA)
昼食を摂り終え、通り雨が過ぎ去った晴れ渡る空を私は静かに眺めながら、午前中の出来事を振り返っていた。先ほども、みぞれ混じりの雨が地面に叩きつけられていたのであるが、そうした激しさ以上の学びを得るような午前中だった。 今朝は、非線形性ダイナミクスの専門家であるラルフ・コックス...
786. 研究の進捗状況
今日は朝一番に、論文のアドバイザーのサスキア・クネン先生の研究室を訪ねた。クネン先生の支援のもとに研究を進めてきたおかげで、この半年間において、一度も研究が滞るようなことはなかった。 現在取り掛かっている研究もこれから大詰めの時期に入る。今日は、先週に私が送っておいた論文の...
781. ダイナミックシステム理論と非線形ダイナミクスの学習
先週から今日にかけて雨の日が続いている。天気予報を確認してみると、日曜日の今日から今週末にかけて天気がずっと悪いようだ。 先週における嵐のような一日しかり、それらは新しい季節がやってくる変わり目を示すかのようである。今日は午前中から、二つの書籍に絞って文献調査を続けていた。...
780. 知識の体系
ここのところ毎日就寝前に、自分の内側に知識の体系が着実に構築されていくことを確認するようなことを行っている。これは意識的に取り組もうと思ったのではなく、寝室に入った途端に、無意識的にそのような確認を促すような何かが発動するのである。...