873. 春の予感がする頃に
フローニンゲンの街も非常に春らしくなってきた。近所の公園や街路に植えられた植物たちが、春の訪れを告げている。 今週から来週にかけて、気温も上昇する一方である。ようやく長く暗い冬を抜け、光に満ちた春に入る。まさに明後日からサマータイムに入るため、日本と仕事をする際の時差に注意...
871. オランダ最優秀ティーソムリエの友人
今年のオランダ最優秀ティーソムリエの友人のピーター 私が最も仲の良いオランダ人は、私と別のプログラムに所属しているピーターだ。ピーターは、オランダ語で提供されている発達心理学の修士課程に在籍している。 ピーターは、英語で提供される人間発達に関するコースにも積極的に履修してお...
865. 発達科学の転換期の最中で
昨日、 “Principles of systems of science (2015)”を読み進める中で、成長(growth)と発達(development)の違いに関する記述が目に止まった。 そういえば、三年前に発達理論のセミナーを行った時、参加者の方から、日本語におけ...
862. ザルツブルグ、フローニンゲン、ブダペストでの学会に向けて
先ほど無事に、ウィーンでの宿泊先とザルツブルグでの宿泊先を確保することができた。基本的に、旅先の日中は外出しているため、また今回の旅も一人でのものであるため、いつもそれほどこだわったホテルを選択しているわけではない。 あえて気にかけていることは、周りの環境や最寄駅の近さなど...
861. 交差再帰定量化解析(CRQA)に関する優れた論文
早朝の突発的な雨が降り止んで以降、今日は一日を通して良い天気に恵まれた。息抜きと気力の充電を兼ねたランニングをするために、昼食前に家を出た。 帰宅後、研究論文の続きを執筆していた。その中で、今回の研究で用いる「交差再帰定量化解析(CRQA)」というのは、つくづく面白い手法だ...
860. 交差再帰定量化解析(CRQA)について
今日は午前中から、修士論文の “Method”セクションにおける「交差再帰定量化解析(CRQA)」について文章を執筆していた。これまで、「状態空間グリッド(SSG)」に関する “Method”セクションと “Results”セクションの執筆に従事していたが、今日からはいよい...
858. メンタルモデルとトランジション
昨夜は就寝前に、自分の内側で構築されつつある知識体系を、心の眼を通じて眺めるようなことを無意識的に行っていた。 現在、その足取りがいかに遅くとも、自分の知識空間の中に、発達科学を中心として、システム科学、ネットワーク科学、意識の形而上学に関する知識体系がシステムとして構築さ...
856.「状態空間グリッド(SSG)」について
今日の午前中に行われた、論文アドバイザーのサスキア・クネン教授とのミーティングについて、また少し考えを巡らせていた。ミーティングの最初に、今後の私の進路について話をしたことを書き留めていたように思う。 その後に続く本題では、私が先日送った論文の...
855. 今後の進路について
今日は午前中に、論文アドバイザーのサスキア・クネン先生の研究室に足を運び、ミーティングを行った。普段は何気ない雑談からミーティングを開始するのだが、先日クネン先生に執筆してもらった推薦状のお礼を述べた流れで、私の今後の話から今日のミーティングが開始した。...
850. 発達理論に関して進展のないインテグラルコミュニティー
午前中の最初にネットワーク科学に関する専門書を読んだ後、当初の計画であれば、現在の私の研究で活用している非線形ダイナミクスの手法である「交差再帰定量化解析」に関する一つの論文を読む予定であった。 何のきっかけか、久しぶりに、米国の発達論者ケン・ウィルバーが提唱したインテグラ...