1297. 内なるダイモーンに導かれて:MOOCの多角的な研究
一日の仕事を全て終え、本日最後の日記を書き留めておきたい。やはり、今日の夕食前に突如目の前に現れた「客員研究員」としての道についてもう少し書き留めておかなければならないだろう。 客員研究員としての資格が自分にあるのかどうかもさらに詳しく調べてみなければならないし、それに向け...
1259. 観察ではなく鑑賞を
今日は完全に曇りのようである。雨雲ではなく、薄い雲が空全体を覆い、それは太陽の光を完全に遮断している。 通りに植えられた木々の葉が静かに動いているのが見えるのだが、それを生じさせている風をそよ風と形容することがためらわれる。太陽の光が燦然と降り注ぐ日であれば、それは間違いな...
1248. オンラインゼミナールの課題を作りながら
早朝は小雨が降る時間帯もあったが、午後以降、天気は回復し、夕方の今は晴れ間が広がっている。今日は午前中に、Skypeを通じて、これまで共に日本企業の組織開発に携わってきた方と一時間ばかり話をした。 一時間という短い時間でありながらも、お互いの近況を伝え合うことができて、私に...
1232. 旅を拒否する夢と組織の発達支援に向けて
書斎の窓の外に広がる静かな世界を眺めていると、昨夜の夢の内容が自発的に思い出された。夢の中で私は、実際に自分が通っていた中学校にいた。 部活動を終え、体育館の脇を通ろうとしていると、二車線の道路に面しているその体育館の裏手側に、突如として大型客船が現れた。ちょうど、体育館と...
1229. 雨の降る日に思うこと
大きなハトが書斎の窓に接近し、一気に急上昇する形でさらに上空に飛び去っていった。外は相変わらず雨模様だが、そこにはどことなく風情がある。 ちょうどこの時期は、日本は梅雨に入っているだろう。そして、もうしばらくすれば、そうした梅雨の時期が終わり、日本独特の夏がやってくる。...
1216. 偉大な社会学者から
昨日の午前中は、あれこれと論文や書籍を読み、午後からは、二時間ほど書籍に関する対談をさせていただいた。普段と異なるのは、この対談だけであり、その他は常時読むことと書くことで構成されているような一日だった。 しかし、今朝の起床時に、いつもより一時間ほど多くの睡眠が必要だという...
1214. マルチフラクタルトレンド除去変動解析と埴谷雄高著『死霊』
今朝は少しばかり早く起床したためか、午前中の仕事の合間を縫って、先ほどソファの上に腰掛けながら、しばらく目を閉じていた。およそ10分ほどであろうか。 目を閉じていると、夢の世界の入り口の前にたたずんでいるような感覚に包まれた。実際に、言葉にならないような映像が自分の脳裏に浮...
1135.「認知的資本主義」の進展に伴うMOOCが抱える問題
この五年間、私はオンラインで成人発達理論に関するゼミナールを細々と提供してきた。また、日本国外に長らく居住地があるという都合上、企業組織に対してトレーニングを提供する際にも、オンラインを用いることが多かった。 日本と接点を持つための手段として、オンラインを活用することは避け...
1104. 新たな知的植民地政策の脅威:MOOC
春をひとっ飛びにし、夏がやってきたかのような土曜日だった。早朝から雲ひとつない青空が広がり、五時半に起床した時にはすでに辺りが明るかった。 午前中から、夏を彷彿させるような日差しが辺りに降り注ぎ、しかしそれでいて涼しい風が流れていた。そのような土曜日の朝、私はカントの...
1092. 二ヶ月半の休暇に向けて
夕食を終え、一息ついたところで再び仕事に取りかかった。具体的には、「成人発達とキャリアディベロップメント」のコースで課せられている論文を執筆し始めた。 この論文を執筆するにあたり、私は昨日、論文アドバイザーのサスキア・クネン教授にインタビューを行っていた。先生に何をインタビ...