776. フローニンゲン大学のMOOCに関する研究へ向けて
昨夜の台風のような一日が嘘のように、今日は良い天気に恵まれた。今日は午前中から、フローニンゲン大学が提供するMOOCを通じて得られたデータを見せてもらうために、自宅から徒歩で30分ほど離れたザーニクキャンパスに足を運んだ。...
770. 研究とコンサルティングへの充実感
今朝、久しぶりに、以前オランダ語を一緒に履修していた中国人の友人であるシェンから連絡があった。シェンは言語学科の修士課程に所属し、欧州の幾つかの言語体系を研究している。 そのシェンから、親切にも夕食のお誘いがあった。以前から、中華料理を一緒に食べようという話をしていたのであ...
769. ダイナミックシステムアプローチと非線形ダイナミクスを活用した実証的コーチング
午前中の仕事を終え、昼食を済ませてひと休憩入れてから、「複雑性とタレントディベロップメント」というコースで、一緒にグループワークを行うことになったインドネシア人のタタとキャンパス内のカフェでミーティングをするために、自宅を後にした。...
760. 過去も未来も現在も
昨日は、午前中に研究データに対して、プログラミング言語のRを活用しながら、交差再帰定量化解析(CRQA)という非線形ダイナミクスの手法を適用していた。 この解析手法は、二つのシステムの挙動がどれほど構造的に結びついており、どれだけシンクロナイゼーションを起こしているかを明ら...
755. 三つのリサーチクエッション
昨日、ドビュッシーのピアノ曲が流れてきた時、思わず仕事の手を止めた。そこには、私の身も心も、そして時間すらも溶かしてしまうかのような甘美な旋律が流れていた。 この曲にはどこか、今の自分の感情を変容させるような不思議な力が込められていたのだ。ドビュッシーは印象主義を代表する作...
750. ダイナミックシステムアプローチが持つ一般化の問題
今日は、早朝の五時半に起床し、最初に取り掛かったのは、エスター・セレンやリンダ・スミスと並んで、ダイナミックシステムアプローチ(DSA)を発達科学に適用することに多大な功績を残したポール・ヴァン・ギアート教授の論文である。...
749. 世阿弥からの学び:真の権威と脱神秘化の道
科学的な探究は、私にとって自制的な役割を果たし、自分の内側に独自の体系を構築することに寄与していることにふと気づいた。とかく形而上学的な世界に関心を寄せ、形而上学的な思想を好んで探究する傾向が私の中には確かにある。 それはそれとして問題はないのだが、問題があるとすれば、そう...
748. 還流するエネルギーと「隠れマルコフモデル」
早朝六時に起床し、いつも通り、朝の習慣的な実践から午前中の仕事に流れるように事を進めていた。しかし、九時半を過ぎたあたりに、少しばかり思考が明瞭ではないと思ったので、少々仮眠をとることにした。 大量の文献を読んだり、大量の文章を書いた後に、思考が冴える場合もあれば、逆にその...
726. 日々の取り組みへの確信
今学期は前の学期と異なり、夕方からのコースが一つある。今日参加したのは、「複雑性科学とタレントディベロップメント」というコースであった。 このコースは元来、過去数年間オランダ語でのみ提供されていたものであるが、今年から英語での履修を希望する学生が4名以上いた場合には、英語で...
720. 底なしの明るさの中で生きることと研究の進展
今日は三週間ぶりにクネン先生とのミーティングがあった。先週は、クネン先生が休暇を取り、スペイン領の島を家族と訪れていたため、ミーティングがなったのだ。 今朝、先生とのミーティングに向けて自宅を出発した私は、歩いている最中、絶えずこみ上げてくる笑いをこらえることができなかった...