3327. 記述を嫌う体験主義者の矛盾した行動
時刻は午後の五時半を迎えた。今日からサマータイムが終了し、日が暮れるのも随分早くなった。この時間帯はちょうど夕日が西の空に沈む間際だ。 夕方に作曲をしている最中、輝く夕日を眺めながら、静かな波のような感情エネルギーを感じていた。外面世界と内面世界が相互作用し合い、そうした内...
3313. 日記の機能及び非二元
時刻は午後の五時を迎え、これから少しずつ暗くなっていく時間帯となった。ちょうど今週の日曜日からサマータイムが終了し、そこからは日照時間がどんどん短くなっていくだろう。 つい先ほど、ヘーゲルの書籍“The Phenomenology of Mind...
3190.【ボストン旅行記】チャールズ川を架ける橋の上で
時刻は午後の八時を迎えた。ボストンの現地時間の午後八時であるから、オランダではもう夜中の二時だ。 移動の疲れもあるだろうし、明日は早朝にスティーブ・サイデル教授のクラスに参加するので、今日は九時過ぎには就寝しようと思う。ボストンに向かう最中の機内の中で、私はボストンに吹く風...
2690. 強烈な印象を持つ夢の振り返り
雲で覆われた空の下を数羽の鳥たちが優雅に飛んでいる。私はその姿を眺めながら、再度今朝方の夢について振り返っていた。 起床してすぐに夢の内容について書き留めたが、果たしてどれだけ正確に書くことができたのか定かではない。とにかく一つ言えるのは、あのような強烈な体験を夢の中でした...
2398. 作曲実践と多様な意識状態
昨日は、昼食後に作曲実践を行った。そこではベートーヴェンの曲に範を求めながら曲を作った。 数日前まではショパンの作品をいくつか参考にしながら曲を作っていた。作曲に取り組んでいる時の自分の意識状態や思考と感覚の有り様については、今後より観察を深めていきたいと思った。...
1553. 不毛な試みに邁進する現代人
自己を求める人。自己を探そうとする人。それらはどちらも本質的に何かを見誤っているようである。 昨夜就寝前に、「自己の基底」に触れる体験にまたしても見舞われた。この体験についてはこれまで何度も書き留めているから、あえてここで繰り返して説明することをしない。...
1543. 基底世界との合一
限りある早朝の青空を有り難く拝む。今はまだ雨が降っておらず、白く分厚い雲が見えながらも、空は晴れている。 ぼんやりと書斎の窓の外に広がる空を眺めていると、そういえば、昨日の夕食時に不思議な体験をしたことを思い出した。これは時々自分に起こる体験なのだが、食卓の窓から風に揺れる...
1347. 英才教育について思うこと:幼少期の没入体験の価値
昼食前にメールを確認すると、編集者の方から連絡が届いていた。幸いにも、拙書『成人発達理論によるの能力の成長』が増刷となった知らせであった。 その知らせを聞いた時、成人発達理論の知見が徐々に日本の方に伝わっていることを嬉しく思った。これからも様々な形で、知性発達科学の知見を多...
228. 訪問者
あれよあれよという間に渡欧の日までいよいよ一ヶ月を切った。昨日ようやく航空券を確保し、成田からフランクフルトを経由してアムステルダムへ飛び、そこからフローニンゲンへ向かうことになった。 住居に関してもようやく目処がつき、安堵感を覚えている。しかし、航空券の確保にせよ、住居の...