1351. 『風雅集』の近くへ:「人工知能の哲学」の探究へ向けて
真っ赤に輝く朝日が寝室に差し込み、今日という一日を開始させる。サッカー日本代表の能力開発に携わり、主要メンバーの何人かと話をする夢を見た。 特に、「戦術理解能力」と「戦術実行力」に関して話を聞き、それら両者のメンタルモデルをより高度なものにしていく方針を固める。能力開発の担...
1349. 幸福と解放の実現に向けて
ぬるめのお湯に満たされた浴槽にゆったりと浸かり、夕食を済ませた。相変わらず今日も涼しい気温であり、さらには雨が断続的に降り注ぐような一日だった。幸い明日は晴れるらしい。 バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンが絶えず音楽作品を創出したように、シェイクスピアや辻先生が絶えず...
1348. 自著に触れた感動と最後の最後の日に向けて
今日は嬉しいことが続く。昼食前に編集者の方から増刷の連絡を受けたことに加え、ようやく『成人発達理論による能力の成長』の実物を手にすることができた。 実は、著者用の書籍は全て献本していたということと、日本からオランダにわざわざ書籍を送ってもらうことを控えていたため、出版から一...
1346. 学術論文の可能性について
早朝より論文を読み進めていると、突然雨が降り始めた。鳥の鳴き声が止み、ただ雨の音だけが聞こえてくる。 木々や地面、そして書斎の窓に打ち付けられる雨音にしばし耳を傾けていた。不規則な雨音を聞きながら、これをデータとして集め、一つの時系列データとして解析をかけるとどのようなこと...
1340. 意味への渇望と意味への意志
今日は五時半に起床した。起床直後の空は薄い雲に覆われていた。朝日が差し込むことはなく、どこか神妙とした一日の始まりだった。 朝日が差し込む一日の始まりと朝日が差し込まない一日の始まりは、これほどまでに感覚的な差を自分にもたらすのだということを知る。起床直後、私は少しばかり戸...
1338. 自己の主題を求めて
怒涛の流れ。昨日と今日は、自分の内側におびただしい量の洪水が途轍もない勢いで流れ込んでくるかのようであった。 それをもたらした要因の一つは、ゼミナールを通じて多くの方と触れ合ったことにあるかもしれない。夕方、窓の外から景色を眺めると、白い雲と薄黒い雲が混じり合うような空模様...
1324. プラグマティストとしての自覚と準備への邁進
早朝の雷を伴う雨が過ぎ去り、とても穏やかな世界が目の前に広がっている。薄い雲が空を覆っているため、相変わらず太陽の姿を拝むことはできないが、雷雨が止んだことにより、私の気分も変わった。 この天気であれば買い物に出かけることができそうだ。昼食前に、数日分の食料を購入するため、...
1293. 気概
早朝より論文を執筆し、少しばかり休憩を取ることにした。今、欧州の地で私が精神生活の均衡を保てているのは、やはり精神の糧となる和書の存在が大きいだろう。 一時間ほどの休憩を取り、その間、私は辻邦生先生のエッセー集『北の森から』の続きを読んでいた。本書に散りばめられた辻先生自身...
1263. 光の織物:存在が光になるまで
出版された書籍を過度に気にかけることをやめてから、再び平穏とした日常に戻りつつあることを実感している。意識が散漫になることなく、自分がなすべきことに集中できる日々が取り戻されつつあることはとても喜ばしい。 書籍に向かっていた精神エネルギーが、自らの仕事に向けられ、また自分の...
1172. 『成人発達理論による能力の成長』の発売日の思い
いよいよ本日から、第二弾の書籍『成人発達理論による能力の成長』が発売となった。日本とオランダの時差の都合上、日本において本書が世に送り出される瞬間は、オランダにおいてはその前日の夜であった。 第一弾の作品を世に送り出した時と同様に、当然ながら、本書が世の中からどのような反応...