1589. 知識の裸体と触れる体験
書斎にはハイドンのピアノソナタが流れている。誰かに遮られることもなく、何にも遮られることなく、音の旋律が滑らかに流れていく。 その滑らかな旋律が私の身体にすっと流れ込んでくるかのようである。今朝の仕事を始めてから30分ほどが経った。...
1174. 西暦3000年に向かって
「タレントアセスメント」のコースの最終試験を終えた私は、自宅に戻ると、すぐさま「成人発達とキャリアディベロップメント」のコースの最終試験に向けて、取り上げられた21本の論文を読み返すことにした。 この歳になってようやく、知識というものがどのような性質を持つものであり、どのよ...
1033. 小さいことから総体へ
相変わらず寒い日が続いている。五月も第二週目に入ろうとしているが、朝夕の気温は依然として低い。 昨日は日中も特に寒く感じられ、真冬の時と同じ温度設定ではないが、暖房をつけていた。就寝に関しても、湯たんぽを用いてお腹と足元を温めながら寝る日々が続く。...
607.文章の執筆について
昨日は、午前中のオンラインゼミナール終了後から、就寝までの時間にかけて、第二弾の書籍の執筆に取り掛かっていた。フローニンゲン大学の講義や研究の方も今は落ち着いており、冬休みに入る雰囲気が漂っているため、書籍の執筆に取り組む時間的な余裕がある。...
414. 知識を活用する実践力
今週末は休日の二日間ともに曇り空である。気温もめっきり寒くなり、家の中でも長袖や靴下を身につけるようになった。欧米の寒い地域の家には、窓の壁際にヒーターがよく備え付けられている。現在のフローニンゲンの私の自宅にも、リビングと寝室、そしてトイレにヒーターが備え付けられている。...
395. 問いと答えの不思議な関係
今朝起床して少し時間が経ってから、少しばかり思考の動きが鈍いことに気付いた。今日は土曜日であるから、一週間分の疲労が見えないところで蓄積していたのかもしれない。 あるいは、フローニンゲンに到着してから何もしないでゆったりと過ごすことを一度もしてこなかったため、少しばかり休息...
346. オランダでの初めての友人たち
(奨学金授与のセレモニーが催された会場) 今日は午前10時から開催される奨学金授与のセレモニーに参加してきた。2016年度の留学生の入学者は2300人ほどであり、全ての学生がこの奨学金に応募したわけではないが、大変ありがたいことに約20名の奨学生の一人に選出していただけた。...