1311. 小雨降る日曜日の午後
午前中、複雑性科学の概念を教育研究に適用した論文を四本ほど読んだ。先日にも、複雑性科学と教育に関する専門書を数冊ほどアマゾンで注文していたため、今月と来月は随分とこのテーマについて自分の理解を深めていくことになるだろう。...
1310.「かくあらねばならぬか?」「かくあらねばならぬ」
夏季休暇に入ってからもう少しで一ヶ月が経とうとしている。この一ヶ月を振り返ってみると、その歩みは順調だ。 どのような意味で順調かというと、自分のなすべきことが遅々として進んでいないが着実だという意味である。時が流れるのを早く感じることも遅く感じることもないように、時の流れに...
1303. 内と外をつなぐ書斎の窓
昼食前に、少しばかり文章を書き留めておきたいと思った。当初の天気予報とは異なり、まだ雨が降らず、空には雨雲させ見えない。 先ほど、この開放的な窓から見える景色を眺めながら、これから世界のどこで生活をすることになったとしても、開放的な窓を持つ書斎のある家に住もうとつくづく思っ...
1297. 内なるダイモーンに導かれて:MOOCの多角的な研究
一日の仕事を全て終え、本日最後の日記を書き留めておきたい。やはり、今日の夕食前に突如目の前に現れた「客員研究員」としての道についてもう少し書き留めておかなければならないだろう。 客員研究員としての資格が自分にあるのかどうかもさらに詳しく調べてみなければならないし、それに向け...
1287. SESと私の歩み
今日は一日中、ケン・ウィルバーのSESを読んでいた。本書を読み進める途中で、森有正先生の『デカルトとパスカル』と清水博先生の『「いのち」の自己組織』という二冊の和書を少し読み進めていたが、本日はウィルバーで始まり、ウィルバーで終わる一日だったと言える。...
1264. 社会的な情報遺伝子「ミーム」について
今日も一日中、文章を読み、そして書くことを行っていた。読むことと書くことを通じて、時間の中をくぐっているような感覚が絶えずあった。 夕方、涼しい風が、窓から書斎の中に流れ込んできた。その風を全身に浴びながら夕食を摂り終えた私は、今日一日を少しばかり振り返っていた。...
1248. オンラインゼミナールの課題を作りながら
早朝は小雨が降る時間帯もあったが、午後以降、天気は回復し、夕方の今は晴れ間が広がっている。今日は午前中に、Skypeを通じて、これまで共に日本企業の組織開発に携わってきた方と一時間ばかり話をした。 一時間という短い時間でありながらも、お互いの近況を伝え合うことができて、私に...
1245. 部分と全体の入れ子構造としての「レベル」
早朝の天気とは打って変わり、午後から快晴が広がり始めた。昼食を摂り終えた私は、論文を一本読み、いつもと同じように20分の仮眠を取った。 昨日と同様に、それは深い休息をもたらすような仮眠であった。そのわずかな時間において、私は夢を見ない深い眠りの世界に沈んでいき、そこで限りな...
1234. 中学生時代のあの気づきから
ここ数日間、南アフリカのポール・シリアーズという哲学者の仕事に感銘を受けている。彼の論文を読んでみて、非常に感銘を受けたため、早速彼について調べてみると、シリアーズは、若くしてこの世を去っていることを知り、非常に残念な気持ちになった。...
1233. 異質な存在の再考と自己とコンテクストの相互関係について
午前中の仕事を終え、昼食を摂り終えた後、昨日読んでいた論文について思い出していた。それらの論文はどれも、教育学と複雑性科学を架橋した内容である。 改めて、論文内に下線と共に星印を付けた箇所に目をやり、書き込まれた自分のコメントを読み返した。器の成長にせよ、能力の成長にせよ、...