650. 「それ」の正体と涙について
きっとあるに違いない。そのようなことを確信させる出来事であった。前々から気づいていたのであるが、毎日書き留めている日記は日々の雑感に他ならないにもかかわらず、理由の定かではない涙が込み上げてくるような文章があるのだ。 その涙は、昨年日本でブームになった『君の名は。』の中で、...
571. 存在することの不思議な感覚
早朝の四時から仕事を開始し、気づけば夜が明けていた。少しばかり足元が冷えると思っていたら、外気がマイナス七度であることがわかった。 今日も昨日同様に、雲ひとつない晴れ間が広がっている。外の寒さを問題としていないかのように、小鳥たちが力強く空を舞っている。フローニンゲンの街に...
305. 自己超出・自己超越
この10年間ほど、毎日昼寝を欠かしたことはないように思う。どうも昼食を食べ後の午後2時過ぎあたりに、眠気と共に集中力が減退する瞬間が訪れることに気づき、15分から20分ほどの仮眠を必ず取るようにしている。 いつもと同じようにヨガのシャバーサナの姿勢で仮眠を取っていると、ある...