3559. 充実感と幸福感のその先
今日もまた、自分の人生のある一日が充実感と幸福感に包まれる形で終わりに向かっている。いや、ここ最近の私は、もはや充実感と幸福感という感覚を超越し、それら二つが混ぜ合わさったような感覚の中で日々を過ごしている気がする。 そうした感覚をなんと呼べばいいのか今の私には「まだ」わか...
3474. 流れることのない流れそのものとして
今朝方起床してすぐに歯磨きをしている最中に、今日も自分の人生が新たに始まったことに対して不思議に思った。 オーストリアの詩人リルケは、何かを成し遂げていくためには、永遠に生きられるつもりで生きていく必要があると述べていたことを思い出す。しかし、私はそうした態度に少し違和感を...
3322. 自己超越と主体客体について
今日は本当に雨が降ったり止んだりを繰り返す変動性の激しい一日だ。今は雨が止んでおり、太陽が空に輝いている。ただし、太陽の進行方向の先には雲があるため、再び曇り空になるだろう。 今日は読書と作曲実践の双方が順調に進んでいる。今日はこれまでのところ様々な書籍を読んできたが、そう...
2274. 夢見の意識下の心象イメージと自己超越体験について
今日は六時半に起床した。起床してみると、昨日よりも少し暗く、辺りは若干侘しさを醸し出していた。 それはおそらく、フローニンゲンの上空を覆う薄い雲のせいかもしれない。今日からまた気温が下がるようだ。 本日の最高気温は3度であり、最低気温はマイナス6度である。日中は一定して2度...
2266. Spirits in Action
エメラルドブルーの美しい空がフローニンゲンの夜空に広がっていた。夕食を撮りながら、私はその空を感慨深く眺めていた。 日記を書くことに関してふと、構築された自己をさらに探求するような無意味な形で言葉を紡ぎ出すのではなく、そうした自己を超えた存在の言葉を翻訳する形で文章を書いて...
2264. この世界に仕えて
今日も確かに自分は生きていた。そんなことをふと思う。 時刻は夕方の四時を迎えた。フローニンゲンの街において、この時間帯から午後の五時に向けてが一番気温が上がる。 今の気温は10度近くに達している。太陽の光が燦然と輝き、どこか自分が天上界にいるような気持ちになる。...
2256. この世界の使者として
夕方に降り始めた雨がすっかり止み、今はひっそりとした夜が訪れている。どうしてこうも神聖さをこの夜に感じるのだろうか。 「この夜」というのは、今過ごしている場所で経験している夜全てのことを指す。毎夜毎夜一日を振り返ってみた時に、全く異なることを振り返っていることは驚くべきこと...
2110. あのおじさんと自己超越
冷たい木枯らしが外の世界に吹き荒れている。風がゴーゴーと吹く音が聞こえて来る。 今日はサンサーンスのピアノ曲を聴きながらオフィスで研究を進めていくことにした。これから午前中の研究に取り掛かろうと思うが、その前にまだ書き足りない何かがあるような、つっかかりが自分の内側にあるこ...
2052. 早稲田大学ラグビー部元監督中竹竜二さんとの対談より
先ほど、リクルートマネジメントソリューションズさんの「オトマナプロジェクト」という大人の学び方に関するプロジェクトの一環として、早稲田大学ラグビー部の元監督中竹竜二さんと対談をさせていただいた。 一時間半に及ぶ対談であったが、その時間はあっという間に過ぎていった。私自身、人...
1990. 地球の外から
ふとした拍子に私は書斎のカーテンを閉めた。外の世界から遮断され、どこか別の世界の中に入り込んでいきたいかのような気持ちがそうさせたのかもしれない。 私は普段カーテンなど閉めない。朝も昼も夜も、外の世界が見えていないと落ち着かないのだ。...