594. 身体性を喪失した者たちの成れの果て
昼食前のランニングまでの時間、「複雑性と人間発達」の第四回目のクラスに向けて、少しばかり予習をしていた。第四回目のクラスを担当するのは、サスキア・クネン教授ではなく、物理学者のラルフ・コックス教授である。 クネン教授は発達心理学者であるため、彼女のクラスは心理学の色が濃いい...
379. エゴン・ブランスウィックの「心理学的生態学」に関する所感
ようやくフローニンゲンの街の天候パターンを掴み始めたと言えそうである。この街に到着した当初は、天気予報では降水確率が低いにも関わらず、雨に見舞われることが多々あったため、つくづく天気というのは予測の難しいダイナミックシステムだと頭を悩ませていた。...