646. 互恵関係と知識のネットワーク
今日は早朝から雨が断続的に降っていた。時折太陽が雲間から顔をのぞかせると、幻想的な光で辺りが照らされていた。 昼食前に晴天になったかと思うと、午後から天候が一転して、激しい風とともに雨が窓ガラスに打ち付けられている。二転三転変動する天気を見ていると、もし目に映る天気のことを...
599.「キャリア形成」なるものについて
先日からしばらく、何かを創出することについて、強い関心が続いている。結局のところ、私が関心を持つことのほとんど全ては、発達現象と密接に関係していることに気づく。一人の人間の中で、絶えず無数の関心事項が生まれるということと、それらの無数の関心事項が、その個人が持つ一つの究極的...
588. 言葉の密度
言葉の密度について、昼食をとりながら再び考えていた。これまでの自分の日記文章を眺めてみると、言葉の密度にばらつきがあり、常に変動していることがわかる。 こうした日記を書くときに、いつも私は二つの方法で文章を書いていることに気づく。一つは、あらかじめ特定のテーマを設定し、それ...
577. 推測的理論の検証のためのダイナミックシステムアプローチ
流れ星を眺めるかのように、今日という一日もあっという間に過ぎ去っていった。フローニンゲンで生活を始めてから四ヶ月が経つが、まだそれくらいの期間しか経っていないのか、という思いを持っている。 メソな時の経過は比較的ゆったりとしたものに感じられるが、ミクロな時の経過はとても早く...
576. 建築家のように
集中的な読書を行った日の夜の睡眠時間は、やはり普段以上に長くなっていることに今朝も気づいた。おそらく、九時間近い睡眠時間を確保していたように思う。 奇妙なことだが、いつも就寝前に、自分の知識や経験の体系が少しでも深みを増すように願っている自分がいるのだ。こうした祈るような行...
548. 知識体系
夕食後、再び幾つかの論文を読みながら、発達上の構造的な変化について考えを巡らせていた。特に、一つの知識が、一つの大きな知識体系に変化するプロセスについて考えていた。 この背景には、そもそも知識体系を作る前に、一つの知識を自分の内側で構築することの難しさについて考えていたこと...
414. 知識を活用する実践力
今週末は休日の二日間ともに曇り空である。気温もめっきり寒くなり、家の中でも長袖や靴下を身につけるようになった。欧米の寒い地域の家には、窓の壁際にヒーターがよく備え付けられている。現在のフローニンゲンの私の自宅にも、リビングと寝室、そしてトイレにヒーターが備え付けられている。...