780. 知識の体系
ここのところ毎日就寝前に、自分の内側に知識の体系が着実に構築されていくことを確認するようなことを行っている。これは意識的に取り組もうと思ったのではなく、寝室に入った途端に、無意識的にそのような確認を促すような何かが発動するのである。...
779. 孔子とダーウィン
昨日、中国人の友人であるシェンの自宅で夕食を共にした。その時に、中国の思想家の一連の作品に関する話題となった。最初の話題に取り上げたのは、孔子の作品についてであった。 過去の義務教育課程やその後の人生の中で、孔子が残した作品については名前だけ知っているものがいくつかある。だ...
749. 世阿弥からの学び:真の権威と脱神秘化の道
科学的な探究は、私にとって自制的な役割を果たし、自分の内側に独自の体系を構築することに寄与していることにふと気づいた。とかく形而上学的な世界に関心を寄せ、形而上学的な思想を好んで探究する傾向が私の中には確かにある。 それはそれとして問題はないのだが、問題があるとすれば、そう...
747. 真善美を追い求めて
——経験の全体が一人の人間、その一つの生涯を定義する——森有正 発達支援に携わる者として、支援手法に関する理解や技術を高めていくことは、自分の中で確かに大事にしていることである。また、発達現象を研究する科学者として、人間の発達に関する理論や研究手法に関する理解を絶えず深めて...
738. 夜明けを待つ概念の蠢き
今日の午前中は論文の読み込みから始まり、午後から就寝までは論文の執筆を行っていた。自分が関心のある論文を読み、論文を緻密にじっくりと執筆できる今日のような週末は、充実感に溢れており、夢のように早く過ぎ去った。 明日もまだ日曜日であることが、どれほど自分にとって嬉しいことか。...
726. 日々の取り組みへの確信
今学期は前の学期と異なり、夕方からのコースが一つある。今日参加したのは、「複雑性科学とタレントディベロップメント」というコースであった。 このコースは元来、過去数年間オランダ語でのみ提供されていたものであるが、今年から英語での履修を希望する学生が4名以上いた場合には、英語で...
709. 大河の一滴を求めて
数日前より、朝の時間をより有意義に過ごしたいと思うようになった。私はこれまでも午前中の時間を非常に大切にしていたのだが、これまでの姿勢をさらに見直し、午前中の時間をより集中的に仕事に充てることができるのではないかと、ふと思ったのだ。...
704. 経験の中と原点回帰
自己の形成にせよ、知識体系の構築にせよ、そこには不断の繰り返しがやはり必要だと思った。毎日、日々の出来事を振り返り、そこから自分の中で新たな気づきを獲得し、自己の内側で種々の体系を構築することを強く意識し始めるようになってからしばらく経つ。...
684. 個性のある知識体系
今朝は親知らずを抜くことに関する夢によって起こされたため、あまり目覚めが良いものだとは言えなかった。気分を変える意味も兼ねて、今日は午前中から午後にかけて、フローニンゲン大学が主宰する教育に関する研究と実践をテーマにしたプレゼンテーションとワークショップに参加した。...
653. 基意志と離意志
今日は、朝から激しいみぞれが地面に打ち付けていた。そして、ある時を境にして、みぞれから雪に変わり、書斎から見える景色が瞬く間に白銀世界に変貌した。 一向に止むことのない雪により、白銀世界がより一層白味を増していく。今の時刻は朝の九時半にもかかわらず、辺りは夜に向かう雰囲気を...